雑誌掲載最新話 アルスラーン戦記

アルスラーン戦記 漫画最新 38話 ネタバレ&感想 ヒルメス潜入

8月9日発売の別冊少年マガジン 9月号に連載されている

アルスラーン戦記 38話のネタバレ&感想になります。

 
第38章 二人の王子

内容ネタバレ

 
エラムとの口論の末に部屋に戻ってきたアルフリードに対し

ファランギースはナルサスのことが好きなのかと改めて確認した上で

今のナルサスは一人の女よりも国を興すことに夢中になっていると語る。

 
それを聞いたアルフリードは新しい貴族と奴隷が出来るだけだと一蹴するが

ファランギースはナルサスならばそれを克服するかもしれんぞと告げる。

 
アルフリードも本心ではわかっているらしく

ナルサスが好きだから彼が信頼している仲間達とケンカしたくないこと、

そしてエラムにも色々教えて欲しいと思っていることを吐露し

ファランギースはそんなアルフリードを温かく見守るのだった。

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一方、アルスラーンは今日助けてもらったアズライールの部屋で

キシュワードと色々話していた。

 
その中でアルスラーンは王都へ潜入させていた黒人奴隷であった彼の部下とスルーシが

すでに亡くなっているかもしれないと聞き心を痛めながらも

自分が王になったら奴隷制を廃止しようと考えていることを語る。

 
それを聞いたキシュワードはあまりのことに驚きながらも

自分個人としては異存はありませんと笑顔で応えるが

諸侯の半分は味方にはならないだろうとも苦言を呈していた。

 
しかしそれでもアルスラーンは前よりもこの国がよくならなければ戦う意味もないとして

もし私がルシタニアの手から父を助け出せたならばそれだけ私の発言力が上がり

きっと私の申し上げることも聞いて下さるだろうと強い決意を語る。

 
そんな決意を語ったアルスラーンを見たキシュワードは

心根は優しいままだが宮廷にいた時とは中身がまるで違うことに気づくのだった。

 
一方、ダリューンたちがバフマンの態度が気になるようで

一体何を隠しているのかと話し合っていたところ

そこへキシュワードの妻であるナスリーンと息子であるアイヤールが姿を見せる。

 
二人は祖父である万騎長マヌーチェルフの安否について話を聞きたいようで

実際に首を晒されたのを王都で聞いたとギーヴから伝えられることに。

 
それを聞いたナスリーンは手に力を入れながらそのことを報せてくれた礼を述べるが

アイヤールは話していたことがわからなかったようで

ナスリーンにおじいさまが負けるわけないよね?と聞いている痛ましい様子を見て

ダリューン等は一日も早くパルスを取り戻さねばならないと改めて決意していた。

 
その後、バフマンとキシュワードを交えこれからについて話し合うことになるが

皆が早く行動するべきだと考える中、バフマンは今年のうちに兵を動かすことを反対していた。

 
その煮え切らない態度にナルサスは老いたバフマンに期待することが間違っていたと

かなり辛辣な言葉を投げかけ反応を見ようとしたところ

バフマンはその言葉に怒り外の空気を吸ってくると言って中座してしまうことに。

 
その様子を見たナルサスはあれは怒ったふりをして座を外し追及をされるのを避けたのだと看破し

今兵を動かすことに何の躊躇いがあるのかとダリューンが憤る中

キシュワードはアトロパテネ会戦前にヴァフリーズからの手紙を受け取った時から

あの調子なのだと語る。

 
しかしその内容自体はキシュワードも見ていないようでわからぬと応えながらも

バフマンの切れ味がなくなってしまったのはそれからだとして

余程の内容だったのではないかと考えていた。

 
そして中座したバフマンは一人城壁の上で青二才にわしの苦渋がわかるものかと

好き放題言われたことに腹を立てていたが

そこへこの城に潜入していたヒルメスが姿を現す。

 
ヒルメスはバフマンを知っていたらしく

自分が誰なのかわからず剣を向けるバフマンに対し十六年前を思い出せと声をかけると共に

貴様は俺に剣と弓を教えてくれた師の一人だと告げたところ

ようやくバフマンも仮面の男が誰なのかわかったようで声にならない声を上げていた。

 
その様子を見たヒルメスは思いだしたかと笑顔を見せ

バフマンも応えるように貴方様は・・・と声にした瞬間

そこへキシュワードが現れすぐさまヒルメスはその場から逃走。

 
逃げた曲者(ヒルメス)を追おうとしたキシュワードだったが

何故かバフマンに追う必要はないと言われ納得できず詰め寄っていたところに

仮面の男という言葉を聞きつけたナルサス等も合流し

殿下を狙う者だと説明され皆で逃げたヒルメスを追うことに。

 
一方、その頃アルスラーンは少し外の空気を吸って来るとして

エラムも伴わず城壁の上を歩いていた。

 
ようやく逃走生活から解放されたことで安心しながらも

明日から始まる本格的な戦いの日々に不安を覚えていた。

 
そんなアルスラーンが自分にはもったいないほど有能な部下がいるとして

私に必ずや王太子としての義務を果たさせてくれるだろうと

安堵する表情を見せていたところに城内を逃走するヒルメスが姿を見せ・・・!?

 
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 
なんだかんだでこれが初邂逅となるアルスラーンとヒルメスですが

ものすごいタイミングでの顔合わせになりそうですね。

 
まあ、敵の本拠地ともいえる城に単身潜入するヒルメスも

正直どうかと思いますが・・・。

 
なんにしてもおそらくアルスラーンに対しヒルメスが

アンドラゴラスの息子と言う事で恨みの数々をぶちまける展開になるのではないかと思いますが

剣を交えるかどうかまでは微妙かなと。

 
その恨みに任せてヒルメスが斬りかかる展開はありそうですが

今の状況からいってアルスラーンがやられそうになる前には

ダリューンやキシュワードらが間に合いそうですしね。

 
なのでおそらくお互いに顔を合せることで

倒すべき敵を確認するのがこの初邂逅になるんじゃないかなと。

 
それにしてもバフマンについてですが

一体何を隠しているのかいい加減気になるところですね。

 
ヴァフリーズからということでおそらくアルスラーンに関わる重大な事で

誰もが驚くような内容なんだろうなとは予想出来ますが

その詳しい部分までは流石に・・・。

 
どのタイミングかはわかりませんがいずれ明らかになるであろうことは間違いないので

その時まで待つしかないのは分かるんですが

もうちょっとだけでも明らかになって欲しいとは思いますね。

 
それにしてもなんでヒルメスはあの城に潜入したのか気になります。

考えられるとしたら兵力などの偵察は当然として

あとはアルスラーンの暗殺かその顔をひと目見る為かのどちらかかなと思いますが

どちらにしてもわざわざこのタイミングというのが解せないですね。

 
まあ、城内もアルスラーンが入城したことで喜びムードで

ちょっと浮ついているのもわからなくもありませんが

あんな目立つ仮面をしての潜入って頭おかしいとしか言いようがないです。

 
なんにしてもアルスラーンにしてもヒルメスにしても

この場で雌雄を決するという流れには間違いなくならないと思いますので

初めて顔を合わせてお互いどう思うのか楽しみです。

 
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