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進撃の巨人 最新 93話 ネタバレ&感想 科学技術の発展と鎧の継承権

2017年5月9日発売の別冊少年マガジン 6月号に連載されている

進撃の巨人 93話のネタバレ&感想になります。

 
第93話 闇夜の列車

内容ネタバレ

 
なんとか半島の自治権を巡る戦争に勝利したマーレだったが

他の国では鎧を破壊するほどの技術に関して称賛しており

マガト達を前に元帥は各国の新聞を見ながら

これが大国マーレの勝利だと言えるのかと告げていた。

 
どういうことだと問われたマガトは

人類が巨人の力を超えるその時が来たのだと話し

全ては巨人の力に胡坐をかいたツケが回ってきた、

それに尽きると語る。

 
我々が巨人の力を過信し植民地政策を進める中

諸外国はそれに抗うべく兵器開発に力を入れており

その結果を今突きつけられているのだと。

 
それでも巨人兵力は当分の間陸上戦においては無敵を誇るであろうとは思うが

このまま航空機が発展していけば

いずれ何百キロもある爆弾が雨のように降り注ぎ

その際には大地の悪魔たる巨人はただ空を見上げるしかなくなるだろうと語るのだった。

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元帥もまたマガトがいうように近い将来我々が戦争の主導権を失うだろうことは理解しており

既に遅れをとっていることを残念そうに語るが

そこへ「驚異の子」と呼ばれるジークが進言の許可を求めると共に

今こそパラディ島作戦を再開し始祖の巨人の奪還を急ぐべきだと提言する。

 
それを聞いたマガトは巨人の力に頼っていてはマーレに未来は無いと告げるが

ジークはマーレの科学力が十分な水準に達するまでマーレに仇なす国々が黙っているのかと応え

その上で今我々に必要なのは軍備再編までの空白を埋める時間であり

そのためには「マーレがパラディ島を占拠しすべての巨人の力を手に収めた」という

新聞の見出しが必要なのだと語る。

 
それを聞いた元帥はジークにお前の任期はあと一年足らずだったなと確認した上で

残り一年の命を持って4年前の雪辱を果たしたいというジークの進言を

党の議題に挙げてみようと告げるのだった。

 
その後、話し合いを終えたジークはコルトと共に一服することになるが

そうした中、コルトから何故あなたは特別なのかと問われることに。

 
それはジークが自身の脊髄液を投与された同志を

まるで話に聞く始祖の巨人のように動かせることから

王家の血を引いてるわけでもないのにどうして特別なのかというものだった。

 
それに対しジークは結局俺が死ぬまでわからずじまいだろうと煙に巻くように応えつつも

記憶を継承するお前には自分の秘密を知られちまうかもなと告げるのだった。

 
そんな話をしていた二人だったが

そこへマガトが姿を現し一年でパラディ島を陥せるという

ジークから改めて話しを聞くことに。

 
マガトからこの3年間パラディ島に向かった調査兵団は一隻も帰ってきておらず

3年間で駆逐艦を含む32隻が島に消えたことについてどう思うか問われたジークは

まずパラディ島勢力が保持する巨人は四体だと考えている事を話す。

 
始祖の巨人、超大型巨人、女型の巨人、進撃の巨人、

そのうち始祖と進撃はエレンが身に宿しているとの見方が有力だが

超大型と女型は現在も不明であり

両名が亡くなったならその力を宿した赤子が誕生するはずだが

こちらの大陸側では発見されていないと語る。

 
その上で自分の見立てでは軍の船が逃げることも許されず

32隻も沈められたならばそれは巨人一体の仕業とは考えにくく

少なくともエレンを含む巨人が二体以上立ち塞がったのではないかと。

 
マガトも同意見だったらしく島を攻めるには戦艦の支援が必要であると考えており

ジークはさらに敵の脅威は巨人だけではなく

巨人を倒すことだけを考えた武器を装備した連中がいること、

それに加えてアッカーマン一族が存在しているのだと語るのだった。

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一方、砲撃を受けてしまい大きな被害を受けてしまったライナーが

リヴァイとミカサに襲われる悪夢を見て目を覚ますとそこには

ガリアードの姿が。

 
まだあの時の礼をいってなかったとして助けられた礼を言うライナーだったが

ガリアードは俺が助けたのはお前じゃなく

オマエが鎧を失うヘマから祖国マーレを救ったまでだと語る。

 
そもそも9年前に自分がパラディ島に選ばれ鎧を継承していれば

兄であるマルセルがお前をかばってその辺の巨人に食われることなんてなかったのだと

こんなことにはならなかったのだと。

 
それを聞いたライナーはマルセルの記憶を見たのかと尋ねるが

ガリアードが見たのは前身であるユミルについてのことだった。

 
ユミルの記憶を通して見たライナーの姿はどうやら

まるでマルセルの真似事のように見えたらしくその事を問いかけるガリアードに対し

ライナーがその通りだ、お前の言ってることはすべて正しいと応え

一瞬触発の状態になりかけるが

そこへ松葉杖をついたピークが姿を現したことで有耶無耶になってしまうことに。

 
車力の巨人の力を宿すピークは人間に戻るのは2か月ぶりだったらしく

その度に二足歩行を忘れてしまうと笑みを見せつつも

ガビ達がすごい心配していたことを告げると

ライナーはピークと入れ替わりように部屋を出ていくのだった。

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ファルコ達は海を見ながら傷ついたライナーを心配し

色々話していたがそこへライナーが姿を見せたことで

お互いに無事であることを喜びつつも

ガビの提案でリベリオの本部に帰る前にいい機会だからとして街を見て周ることに。

 
楽しそうに話すファルコ達を見ていたライナーは

その姿にふと昔自分が見ていたマルセルやガリアード達4人の姿を思い出すのだった・・・。

 
そして夜の列車でリベリオの本部へと向かう中

酔っ払ったコルトがガビを担ぎ出し

その活躍を語ったことで大騒ぎになっていた。

 
その様子を端で見ていたライナーとファルコは

鎧の継承権について話していた。

 
ライナーから次の鎧の継承権を獲得するのはガビになりそうだと聞いた

ファルコはガビを守りたいと思っているからなのか嫉妬からなのか

ライナーにあなたはそれでいいんですか?と尋ねてしまっていた。

 
それを聞いたライナーは一転して睨みつける様にファルコに対し

九つの巨人を継承する名誉を冒涜しているのかと告げ

これは直ちに隊に報告しなければならず

コルトは獣の継承権を剥奪されるどころかお前は親族と共に巨人兵器として

次に飛行船から投下されるのはお前ら謀反人グライス家一行だと言い放つ。

 
そんな事になるとは思ってもみなかったのかファルコは青い顔をしながら

すぐさま発言を訂正すると共に生涯をマーレに捧げることを改めて誓うことに。

 
そしてライナーから改めて鎧の巨人を継承したいのかと問われたファルコは

担ぎ上げられ騒ぐガビを一瞬横目で見て何か思うところがあったらしく

鎧の巨人を継承するのは俺だと先程とはまるで違う表情で告げる。

 
そんなファルコに対しライナーは睨みつけるような表情を一転させると

ガビを守りたいならお前がガビを超えるしかないと話し

「お前がガビを救い出すんだ、この真っ暗な俺たちの未来から・・・」

と憂いを帯びた表情で告げるのだった・・・。

 
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 
結構重要な部分が多かったので久々に長めのあらすじになってしまいましたが

とりあえず話の流れ的に近い将来

再びパラディ島へ侵攻することが確実になりそうですね。

 
まだ党の議題に挙げる段階ではありますが

あの元帥の様子を見るにおそらく決まりではないかと。

 
それにしても~年という表現が多数出てきて分かりづらいので

ちょっとまとめてみますが

9年前~:パラディ島作戦”始祖奪還計画”開始

~4年前:ジークやライナーたちによるパラディ島作戦失敗(返り討ちに)

中東連合との半島の自治権を求める戦争開始

ここ3年間:パラディ島に送った調査艦全て帰らず

現在:戦争に勝利

という流れになるかと(間違ってたら申し訳ない)

 
なんにしても90話でエレンたちが海に辿り着いてから

3年から4年経っているのは間違いなさそうですので

エレンたちが一体どう変わったのか楽しみですね。

 
今はマーレ側を視点にして描かれているものの

やっぱりメインはエレンたちパラディ島側だと思いますし

早くあれからどう変わったのか見てみたいものです。

 
それはそれとして今回の話の中でユミルに関して触れられていましたが

彼女は無垢の巨人の頃にマルセルを喰ったことで顎の巨人を継承していたみたいですね。

 
すでにガリアードに継承されて命を喪ったみたいですが

これでようやくライナーたちに何故ユミルが重要視されていたのか

謎が解けた気がします。

 
それにしても始祖・進撃・超大型・鎧・女型・獣・顎・車力で八つ明らかになったわけですが

もう一体はいったい何なんでしょうね?

とりあえずどちら側にいるのかだけでも知りたいものですが・・・。

 
なんにしてもいつまでマーレ視点での話が続くのか気になるところ。

色々と複雑な実情や謎が明らかになりつつあるので

それはそれで悪くはないですがやっぱりエレンたちがどうなったのか気になりますしね。

 
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