雑誌掲載最新話 宇宙兄弟

宇宙兄弟 最新 295話 ネタバレ&感想 フィリップの原点

2017年5月18日発売のモーニング 25号に連載されている

宇宙兄弟 295話のネタバレ&感想になります。

 
第295話 We are lonely・・・

内容ネタバレ

 
ヒューストンと通信不能になったISS。

その時の様子を記録する映像が残っており

クルーの中には今よりも少し若いエディの姿もあった。

 
その映像の中でエディはこの2日間地上の声が途絶えてから

世界は我々7人だけになったように感じており

仕事は予定通りこなしているがクルーのみんなは少し不安を感じている事を伝えつつも

でも大丈夫だ、みんなわかっていると語り我々は・・・

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基地内にピーッピーッという音が鳴り響き

当番である六太とフィリップが原因を確かめてみると

そのブザーはトイレのポンプが故障したことを伝えるものだった。

 
どうやら基地内のトイレはよく故障するらしく

壊れないトイレを開発するのに300万ドルかかることから

NASAもまた安いトイレを直しながら使うことを選んでいるとのことで

六太はトイレ修理をしながら俺は宇宙飛行士になる前もなった後も

トイレ修理担当だと思いながら作業をしていた。

 
その様子をフィリップに撮られながらも

早く天文台の続きやりて~なと思い

シャロンにもうちょい待っててくれよ・・・と心の中で語りかけていた。

 
そして修理を終えた二人はコンバーターの取り付けまで

あと2時間ほどの間色々話すことに。

 
フィリップからシャロン天文台について改めて聞かれた六太は

俺が宇宙飛行士になった一番の理由って言ってもいいと応え

今回が無理でも次のチームが終わらせてくれるならそれでもいいが

できれば俺が月にいる間に「完成したよ」って俺からシャロンに伝えたいのだと語る。

 
それを聞いたフィリップは何か思うところがあったようで

改めて手伝うことを表明し、六太の夢を自分の次の夢にすると言い

そんなことを言ってくれたフィリップを嬉しそうに見ながら

六太は改めて何故宇宙飛行士になりたいと思ったのか尋ねていた。

 
初めは誤魔化そうとしたフィリップだが六太にだけコソッと話そうと言い

そのキッカケはウチのキャプテンであるエディだと語る。

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フィリップは父がジャマイカ人、母がアメリカ人で

生まれた国はアルゼンチンという異色の経歴であり

その上でアルゼンチンに7年、ブラジルに6年他にも転々として

ジャマイカにも3~4年住んだりして子供の頃はどこ行っても

”よそ者代表”だったと当時の境遇を話す。

 
流石のフィリップも自分は”何人”で”国”はどこか悩んだらしく

そんな時に見てたテレビでNASAチャンネルが目に止まり

それはISSが地上と長時間通信不能になった事故の特集で

エディもその中にいたのだと語る。

 
その中でエディはクルーのみんなが少し不安を感じている事を伝えつつも

でも大丈夫だみんな分かっているとして

「我々は孤独だ、だが一人ではない(We are lonely,but not alone.)」と話し

その言葉に感銘を受けたことで

エディの見てる景色を俺も見たいと思ったのだと話すのだった。

 
その後、時間となりクルーのみんなが見守る中

コンバーターの取り付けを終えた六太とフィリップが

いざ電源を入れると何事もなく電気は復旧し基地が生き返っていた。

 
ヒューストンとも問題なく通信は繋がり喜びの歓声が響く中

六太はブギーのほうへとへと向かうフィリップを嬉しそうに見ながら

先程彼が語ったことを思いだしていた。

 
フィリップはエディの見てる景色を見たいと願い

その境遇から国とか人種とかどーでもよくなる高さまでいって

この目で地球を見てやろうと思っていたが

そんな二つの夢は同時に叶ったのだと語る。

 
エディと共に宇宙から地球の様子を眺めたフィリップは

アメリカからアルゼンチンまで上から下まで制覇していることに気づくと共に

俺もう”地球人”でいいやと今まで人種や国で悩んでいたことについて

自分なりの答えを見つけていたのだった。

 
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 
今回は珍しくというか初めてというか

フィリップがメインとなる話でしたが

今回でちょっとフィリップの見る目が変わった気がします。

 
今までヤァマン!に全部印象が持ってかれて

何も考えず陽気な感じが先行していましたが

改めて聞くと結構な境遇でしたね。

 
父がジャマイカ人、母がアメリカ人で

生まれた国はアルゼンチンというだけでも結構珍しいのに

その上でアルゼンチンに7年、ブラジルに6年他にも転々として

ジャマイカにも3~4年住んだりしてたわけですからね。

 
日本でも色々な場所を転校してきたという話はたまに聞きますが

それと比べるとあまりにもスケールが違うなと(苦笑)

 
そんな彼が結果として自分は”地球人”でいいという答えを得たわけですから

本当の意味で器が広がったんだろうなという印象をうけました。

 
まあ、でも冷静に考えてみればあんな感じで宇宙飛行士の試験を潜り抜けてきたわけですから

見た目からは想像できませんがあれでもかなり優秀なのは間違いないですし

改めてフィリップの好感度が上がった気がします。

 
ともあれトイレ修理もあったものの

コンバーターの交換も問題なく終わったようですから

これで一段落と言ったところになりそうです。

 
次回は27号(6/8発売)とのことですが今回は25号ですので

おそらくこれは誤植で27号(6/1)か28号(6/8発売)の間違いではないかと。

 
違ってたら申し訳ないですがどちらにしても

次号26号が休載なのは間違いないかと思いますので

確実に知りたいなら26号に載っている次号予告で確認するのがいいと思います。

 
追記:26号で確認した結果27号に掲載されるとのことですので

続きは6/1発売の27号で!

 
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