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鉤月のオルタ 新連載 1話 ネタバレ&感想 全ての始まり

      2017/06/09

2017年6月9日発売の別冊少年マガジン 7月号にて新連載の

鉤月のオルタ 1話のネタバレ&感想になります。

 

第1話 獅子の名を持つ少年

内容ネタバレ

 

”その者星を抱きて東と西の交わる地に生まれ落つ”

元気よくそして勇ましく産声を上げる姫の誕生に喜ぶ

国王フルカスは無事に産んでくれた妃の具合を心配していた。

 

”その身に宿せし原初の炎 人を導き人を惑わし 己が身をも焦がす明星なり”

そんなフルカスのもとへ同じく産声を上げる赤子を抱く女中が姿を見せ

涙を流しながら王子のご誕生でございますと話すのだった・・・。

 

”ついには天空の星をも焼き尽くさん”

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16世紀初頭コーカサス地方

山脈地帯の合間に戦士の国”ミュチャイトレル”は在った。

 

軽快な音が鳴り響く中、行われた剣舞では

剣の師であるアルタイも手を焼かせるほどに

才に恵まれたグルシア姫が称賛を浴びていた。

 

しかし同じく剣舞を行なう王子アゼルはアガリ症らしく失敗してしまい

さらにはグルシアの後ろに隠れがちな気質もあってか

いっそのことグルシア姫が男子だったらなんて例え話も・・・。

 

剣舞を終えた二人は早速フルカスのもとへと向かい

グルシアは褒められ嬉しそうな表情を浮かべるが

アゼルは失敗したことで落ち込んでしまっていた。

 

そんなアゼルに優しい言葉をかけ激励するフルカスだったが

アゼルはその言葉に羞恥心を覚えたのか耐え切れず出て言ってしまい

グルジアはそんな彼の後を追いかけ・・・。

 

残されたフルカスはグルシアと入れ替わりにやってきたアルタイに

できすぎた子を持つのも寂しいものだとため息を吐くが

アルタイから南で軽騎兵(アキンジ)襲撃の知らせが入ったと聞き

”オスマン帝国”か・・・厄介なことにならなければいいのだが・・・と呟くのだった。

 

母親の墓がある場所で父親を喜ばせられなかったことを悔やむアゼルは

グルシアから今日は緊張しただけだと慰められるも

父のように強くならないといけないのにと自分の不甲斐なさを嘆いていた。

 

そんなアゼルにグルシアは父が二つに分けてくれた母のペンダントを取り出し

アゼルの持っているペンダントとピッタリ合わせると

私達が生まれる前から二人で一つだった証拠だと話し

アゼルが出来ないものがあって私が出来るものがあるのは当たり前であり

私にないものをアゼルはたくさん持っているのだと諭す。

 

グルシアはせっかくのお祭りなんだからとアゼルの手を引き帰ろうとする途中

二人だったらフルカス王も超えられるのではないかとして

アゼルは誰からも愛される理想の王様、私は王様を守る王の剣になれるのではないかと語る。

 

それでも出来るか不安そうなアゼルにグルシアは

アンタの名前は私たちの守り神であるアゼルトから頂いたものだから出来ると

嬉しそうに話すのだった。

 

祭りが盛り上がる中、アルタイの息子であるクルトは

なんでアゼルみたいな下手くそが剣舞の代表に選ばれたのかともんくを言っていた。

 

それを聞いていた彼の友達はだって王子様だから仕方ないと宥めるものの

クルトはいっつもグルシアの影に隠れてビクビクしている

アゼルの事が気に入らないようでムカついていた。

 

そうした中、突如見張りの一人が転落する騒ぎが起き

それが何者かによる一撃だと判明したことで

すぐさま祭りを中止するべく指示が出されるが

外を見張っていたものから馬の尾の印をつけた軍勢によって

畑に火がかけられているとの報せが入る。

 

祭りが行われている場所に突然鐘の音が鳴り響くと共に

アルタイから皆にオスマン帝国が攻めてくるとの情報がもたらされ

今すぐ城に退避するようにとの指示が。

 

そんな父にクルトは自分も戦うと願い出るもののアルタイは

ダメだ!お前は何があっても生き残る事だけ考えろと告げ

敵はスルタンの奴隷、オスマン帝国最強の軍”イェニチェリ”だと

迫ってくる軍勢を睨みつけるのだった。

 

城では街に火を放ってきた以上

奴らの狙いは属国化ではないとして

フルカスのもと一丸となって敵に対抗しようと動き出していた。

 

そんな父のもとへ飛び込んできたアゼルとグルシアに

フルカスは私はそなたら二人の父で幸福だったと伝え

アルタイにもしもの時は頼むと告げ

自ら敵を迎え撃つために動くのだった。

 

しかしそんな彼らを嘲笑うかのように城の後ろにそびえる山から

敵が襲来しフルカスは飛び込んできた騎兵によって押しつぶされてしまう。

 

王の命を奪ったオスマン帝国のイブラヒム将軍に対し

兵士達は怒りのままに立ち向かうが

イブラヒムは我が主スレイマン殿下の為にと首を刎ねられてしまっていた。

 

そんな光景を目の当たりにしながらアゼルとグルシアは

アルタイに連れられその場から逃げることに。

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王が亡くなったとの報は城の地下へと避難してきた者達にも知らされ

皆が恐慌状態になってしまっていた。

 

水路から城の外へ向かうようにと指示されるものの

その先には滝があることから危険性を顧みて誰も飛び込まずにいた。

 

しかしそんな中、まだ子供であるクルトが俺は絶対生き残るとして

一番最初に飛び込んだことから他の皆もそれに続くことに。

 

一方、二人を連れ逃げ出したアルタイだったが

地下への通路にはすでにイェニチェリの姿があり

仕方なく上へと向かっていた。

 

アルタイは二人に下にある川から逃げるようにと伝え

自分はここでイェニチェリの侵攻を防ぐと告げる。

 

川を下れば水路から脱出した者達と落ち合えるはずだとして

いつの日かこの国をとの願いを託そうとするが

アゼルは父が亡くなった以上この国の王はボクなんだと宣言し

ここに残って戦う決意を固めていた。

 

そんな彼らのすぐ近くまで敵がやってきており

アルタイはアゼルにやはり王の子だと言い

これで私も安心してこの身を捧げられると笑みを浮かべていた。

 

そしてグルシアにアゼルを頼むと告げ

ここへの侵入を防ぐために身体で扉を押さえに向かうが

そんなアルタイの献身も銃の前では意味をなさなかったようで

扉越しに撃たれ命を奪われてしまう。

 

それを見たグルシアはすぐさまアゼルの腕を掴み走り出し

アゼルがボクは残って戦うとばかりにグルシアに声をかけるが

その瞬間アゼルの体は城壁から外へと投げ出されていた。

 

グルシアはこちらへと必死に手を伸ばすアゼルに

ごめん、残るのは私の方だと腹部に負った傷に手を当てながら

「生きて、信じてるから・・・いつか・・・あんたが私達の国を取り返してくれるって」

と伝え見送るのだった。

 

そして残ったグルシアは扉を壊して出てこようとする敵を前に

持っていた剣で髪を落とし

我が名はアゼル、ミュチャトレルの王フルカスが子だと名乗りを上げる。

 

それに対しならばと兵士の後ろから姿を見せた男は

メッカとメディナの従僕にして地上の神の影、

皇帝セリム一世が子スレイマンと名乗り

我が父の命によりこの国を葬る者の名だと剣を構えるのだった。

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川に飛び込み流されたアゼルは

その日遺体の山の中で二度目の産声を上げた。

 

アゼルはグルシアを助けようと必死に周りに声をかけ

辛うじて命を繋いでいた男を引きずり助けに向かおうとするが

その途中、狼の群れに囲まれてしまう。

 

自分達を襲う狼の唸り声を聞きながら

早くグルシアの所に行かなきゃいけないのに邪魔するなよと

思った次の瞬間アゼルに圧し掛かっていた狼の口には剣が突き刺さっていた。

 

立ち上がったアゼルに狼たちは唸り声をあげ警戒するものの

取るに足らない存在であったアゼルに気圧されたのか

アゼルからの行けとの言葉に従うかのようにその場から逃げ去っていた。

 

逃げていった狼の群れを前にアゼルは

ペンダントを握りしめながらグルシアにボクは狼の群れにだって一人で勝てたのだと

誇らしげにし、だから待っててすぐに助けに行くからと呟くがその瞬間

大きな爆発音と共に城が落ちるのを目の当たりにし

その場に倒れ込むように膝をついてしまっていた。

 

”一つの小さな国が歴史から姿を消した音”

”その日のことをボクは決して忘れることはないだろう”

”生まれ育った街を焼く炎の熱さも”

”頬をなでる風の匂いも”

”見下ろす月の冷たさも”

”もう二度と触れることのできない温もりも”

”全てを奪っていった者たちへの憎しみも”
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!

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感想

 

ついに注目していた新連載がスタートを切ったわけですが

とりあえず一話を見てこれはかなり良作になる予感が。

 

画も綺麗でしたしストーリーの導入部も流れも

先が楽しみに思えましたしね。

 

まあ、復讐譚ということで結構凄惨なシーンもあるにはありましたが

キングダムとかを楽しめるのであれば

問題ないレベルかなと。

 

とりあえずここまで読んで思ったのは

最終的にどうなったら終わりなのかと言う事。

 

この漫画があくまでも史実をなぞって描かれるのか

それとも全く別の歴史を刻むのかで違ってくるとは思うんですが

とりあえずオスマン帝国って16世紀に最も隆盛を迎えたわけで

そうなるとオスマン帝国を滅ぼしての終わりはまずないかなと。

 

それと今回の敵総大将はスレイマン殿下でしたが

もし仇を討っての終わりだとしたら

1566年に陣中で亡くなったことから

それをアゼルの手によるものにでも置き換えるのかなと思ったり。

 

ともあれ私自身にとってはですが

悪くないスタートだったと思いますので

今後も注目していきたい作品なのは間違いないですね。

 

まだスタートしたばかりと言う事で全体の評価はまだできませんが

願う事ならば長く連載して同じく戦記ものの代表格であるキングダムにも

負けないくらい人気が出ればいいなと願っています。

 

私としてはモチーフ自体は史実をもとにして

最終的には本来の歴史とは違う感じになればいいなと思いますが

それはそれで大変なんでしょうね。

 

第2話へ

 - 鉤月のオルタ, 雑誌掲載最新話 ,

  

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