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3月のライオン アニメ 第37話 内容ネタバレ&感想 宗谷との対局

2018年1月27日放送のアニメ版3月のライオンの第37話の内容ネタバレ&感想になります。

ネタバレはあくまでも詳しくなりすぎず

流れを理解できるくらいの内容となっておりますので

詳細が知りたい方はいずれ出るDVDやBDを購入することをオススメします!

 
第37話 白い嵐➁/白い嵐③/白い嵐④

内容ネタバレ

 
<Chapter.74 白い嵐➁>
和服を着た宗谷名人を見て零は

なぜだか急に思い出した。

 
子供の頃、家の庭に迷い込んだ

大きな白い鳥の事を。

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宗谷名人が和服を着て登場したことに

集まった人達も驚きながらも

これは桐山緊張するだろうなと苦笑いを浮かべていた。

 
宗谷名人が昨夜着ていたスーツについた赤ワインの染みは

結局落ちなかったらしくあの和服は

地元であり着道楽でもある遠野名誉九段に持ってきてもらったとのことだった。

 
一方、宗谷名人と相対した零は物語の中にいた彼が

実際に目の前にいることに現実感がなかった。

 
しかしそれでも昨日自分が言ったように

あっというまに終わってしまわぬようにと改めて集中し

ついに対局が始まる。

 
お互い初手合わせとあってか自然に指し合う中、

遠野名誉九段曰くあなたはだれですかと問うような

一手が指される。

 
それに対し零は問題なく返したことで

見ている人たちは零の棋力を認めると共に

名人とどっちが勝つかなんて議論まで起こっていた。

 
そうした中、指し続けていた零だが

考えに考えて七四歩を指したその時

何故か駒から手を離す時、指先にかすかに痛みが走った。

 
そうして我に戻った零は自分のミスに気付くも

宗谷名人から思った通りの手を指され後がなくなっていた。

 
しかし零は水を飲み喉を潤すとさらに集中力を増したかのように

淡々と最善手を指し続けていた。

 
それからは夢中だった。

頭の中で駒音がフラッシュをたいたみたいにバチバチと光り

頭の中でなにかがどんどん手をつなげてゆくのがわかった。

 
まるで銀色に光るまぶしい水がすみずみにまで

流れ込んでゆくようだった。

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<Chapter.75 白い嵐③>
指した七四歩から手を離す時

指の表面を引き剥がすような感覚があった。

 
手を離した瞬間に敗着だとわかり

もう後が無くなったことがわかった。

 
と同時にふと思った。

もしここからの手を全て最善手のみで指し通せたとしたら

この将棋はどこまで行けるのかと・・・。

 
あくる日、帰るためホームで新幹線を待っていた零は

風が強くなったと感じながら

同じホームで佇む宗谷名人の姿に気づく。

 
その姿を見ながら昨日この人と戦って負けたんだと

改めて思いながら他の人と対局した時には

感じなかった不思議な感覚について考えていた。

 
ホテルに残っていたスタッフたちも

また昨日の対局のことを色々話していたが

特にその後の感想戦について何だったんだろうと疑問に思っていた。

 
対局が終わり感想戦に入った途端いきなり零が黙って

凄い勢いで駒を並べ始めたかと思いきや63手目まで戻り

本譜にはなかった手を指す。

 
宗谷名人がそれを見て小さく頷いたその後

零が一瞬自分の指をちらっと見たその時

ただの一言も話していなかったのに

宗谷名人の口からそういうもんだよという言葉が出たことを。

 
零もあの時びっくりしたらしく

考えていたことが口から出てしまったのかと思うと共に

言葉にしていないのに通じたこんな世界があるのかと思っていた。

 
12時を過ぎて仙台駅に入ったところで

新幹線は台風の影響により動かなくなった。

 
慣れているのかサラリーマンたちが手早く席を立つ中

零もまた立ち上がるが席で眠る宗谷名人の姿を見つけ

彼に事情を説明することに。

 
台風で新幹線が動かない事を説明する零だが

宗谷名人の何も届いていないかのような表情に

彼の今までの行動、すべてのピースが合致した。

 
放っておけないと思い手を引いた零は

この人の周りから音が消えたのではなく

この人の中に音が無い事に気づく。

 
どうして?いつから?ー解らない。

この人の耳にはもう何も届いていないのだ・・・。

 
<Chapter.76 白い嵐④>
駅にはアナウンスが流れ続け

重たい雨の湿気の中構内は沢山の人でごった返していた。

 
そうした中、零は宗谷名人と共に特急券の払い戻しをし

泊まるところを探し、電話で予約し向かうことに。

 
ー現実感がなかった、でも不思議な高揚感があったー

ーきっと全部この台風のせいだー

 
向かう途中、見つけたコンビニで必要なものを買った二人は

雨の中ようやく泊まるホテルを見つけるのだった。


感想

 
おそらく対戦した相手にしかわからない事なんでしょうけど

零が感じたように島田さん達も感じているんだろうなと。

 
それが零にとって今後どういう影響を与えるのかは分かりませんが

どちらにとっても悪い対局ではなかったように見受けられましたので

そういうものなんだと納得するしかないでしょうね。

 
そして衝撃的な事実が判明した宗谷名人についてですが

正直なんて言ったらいいか・・・。

 
とりあえず前夜祭やこれまでの様子を見るに

常に聴こえないわけではなさそうですが

将棋はともかく日常生活に色々問題が出てきそうですよね。

 
現に新幹線が運休するアナウンスも聴こえていないようでしたし

そうなってみなければわからない苦労とかもあるんだろうなと

思うくらいしかできませんのでこれ以上は言いませんが。

 
そんな状態にあってもなお

将棋界においてトップにいるわけですから

同情するのも違う気がしますしね。

 
ともあれそんな衝撃的事実を知ってしまった

零ですが彼本人は一体どう思うのかが気になるところ。

 
ぶっちゃけ零が何を思おうと宗谷名人には

何かある訳じゃないですが

そんな重大な事を意図せず知ってしまったわけですから

正直今の零に消化できるかどうか微妙な気もしますしね。

 
 
まあ、なんにしても宗谷名人を見捨てて一人で動く選択肢も

ある中で零がとった行動はとても彼らしかったですし

見ていて好感を持てるものだったと思います。

 
結果として途中迷ったり色々やらかしてはいましたが

それも彼らしいといえばらしかったですしね(苦笑)

 
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