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魔法使いの嫁 最新 43話 ネタバレ&感想 母親との決別とヨセフの過去

2018年2月5日発売のコミックガーデン 2018年3月号に連載されている

魔法使いの嫁 43話のネタバレ&感想になります。

 
第43篇 The road to hell is paved with good intentions.

内容ネタバレ

 
チセの目の前に姿を見せた母親は幾度となく夢で見たように

チセの首を絞め貴女なんて産まなきゃよかったと叫んでいた。

 
貴女がいたからと全ての恨みをぶつける母親に対し

チセはまるで動じる様子を見せず

じゃあなんで最後までやらなかったの?と問いかけていた。

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チセは目の前にいる母親は本当のお母さんではなく

首を絞められた”私がつくった”母なのだと気付いていた。

 
そして今まで出会った様々な人達に感謝すると共に

目の前で泣いて許しを乞う母親が

私の為に最後まで頑張ってくれたのだと理解する。

 
以前ネヴィンが言っていたように私は自由なのだと気付いたチセは

許しを乞う母親に許さないよと告げる。

 
その上で私はお母さんが大好きだったから

お母さんのために消えちゃいたかったが

同じくらい死にたくなかったのだと語る。

 
でも偶然でもお母さんのおかげで

私は自分よりも放っておけない好きなヒト逢えたのだと話し

ありがとうと感謝を伝えると共に

許さないけど貴女を置いて先に進むのだと別れを告げるのだった。

 
そうして母親の姿が見えなくなったところで

再び黒に塗りつぶされたヨセフのようなものが現れ

決心はついたのかと問いかける。

 
チセから貴方はなにかと問われたそのヒトは

自身を生かし続けるもの、彼の為に与えられた呪いと祝福だと話し

君が生きたいと望む限り僕は君の祝福になろうと告げる。

 
自分にだけ都合がよく聞こえたチセは

貴方は何を望むのかと問いかけると

そのヒトはひとつだけ聞こえ続けた望みがあるとして

君はそれを叶えることが出来るのかと問われることに。

 
それに対しチセは聞いて何とかしようと動くことは出来ると話し

そのヒトと手を合わせた次の瞬間

チセの頭には何百何千年と叫び続けてきた者達の

”たすけて”という叫びが・・・!?

 
一方、交換した眼とチセの身体が馴染んできたのを見てとったヨセフは

これから行う切除と移植の準備しようと立ち上がるも

未だ目を覚まさないチセを見て醜いなあ、僕と同じだと呟いていた。

 
しかし次の瞬間まだ眠っていたと思っていたチセが突然起き上がり

床へと押し倒されてしまうことに。

 
ヨセフの体を押さえつけながらチセは嫌がらせをありがとうと告げると共に

貴方のやり方を真似るとして術を施す。

 
そして貴方たちがどうしてそう望んでいるのか、

どうしてこんなことをしているのか

・・・してきたのかを知りにいくとヨセフの記憶を覗くのだった。

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墓守りをしていたヨセフは仕事中に助けを求める

何者かを家に匿うことに。

 
生きているのか死んでいるのかすらも分からない

そのヒトは自らをカルタフィルスと名乗った。

 
それから看病を続け随分経つもカルタフィルスの身体の傷は治らずにいたが

助けてくれと頼まれたヨセフは喜んでその面倒を見ていた。

 
死霊呪術師の家系に産まれたヨセフは墓守りであると共に

魔女の息子として忌み嫌われていた。

 
そんなある日、家でこそこそしているのを

村の連中に疑われ激しい暴行を受けてしまう。

 
それでもヨセフはいつか君が元気になったら

こんな村出て二人で旅をしようと笑みを見せていた。

 
しかし何をやっても治らないカルタフィルスを前に

ヨセフの精神も限界を迎えてしまったようで

いつになったら村を出ていけるのかと錯乱していた。

 
ヨセフは僕は君を助けたかった、

汚れた墓守りの僕に助けてなんて言ってくれた人は初めてで

君には僕しかしかいないのにと頭を抱えていた。

 
しかし次の瞬間ヨセフはあることに気づく。

カルタフィルスは治らないだけで何があっても死なない事、

自分の体はまだ生きている事を。

 
一緒になればいいのだと気付いたヨセフは

カルタフィルスの手を自身の額に当てながら

一緒に助かろうよと語りかけるのだった・・・。

 
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 
前半と後半で場面が代わるのでまずは前半についてですが

一言でいうとチセ成長したなあという感じ。

 
今まで何度となく出てきた母親の最期を前に

正直チセがあの状況で冷静に対処できるとは思いもしませんでした。

 
あの母親が自分自身で作りだしたものだと気付いたのもそうですが

エリアスやネヴィン達に出会ったことも

彼女の成長に繋がったのだと思うと感慨深いものがあります。

 
それに今まで口には出してこなかった

エリアスへと愛の告白紛いなものもありましたし

そう言った意味でも。

 
ともあれこれで完全ではないかもしれませんが

母の呪いみたいなものとある程度折り合いをつけられたみたいですので

そう言った意味ではヨセフの嫌がらせも悪くなかったのかもしれませんね。

 
そして後半についてですが

ヨセフとカルタフィルスの出会いの話でしたが

なんていうかヨセフの生活環境が酷すぎ。

 
この時代か村だけなのかはわかりませんが墓守りについても

かなり迫害に近い扱いを受けていたようですし

それに加えて死霊呪術師の家系というのもマイナスでしかなかったわけで

なんていうか同情を禁じ得ない境遇だったのは間違いないかなと。

 
そしてついにヨセフとカルタフィルスが別人だったことが

明かされましたが、話の最後を見るに

どうやったのかはわかりませんが一つになったと見ていいのかも。

 
ヨセフがあんなことを思いついたのも

おそらく死霊呪術師の家系ならではだとは思いますが

現在の状況を見る限り正しいとは言えないんでしょうね・・・。

 
ともあれ次回も今回の続きでヨセフの過去篇になると思いますので

あれからどうなったのかどう生きてきたのかについても

明かされることになるかと。

 
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