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アルスラーン戦記 漫画最新 95話 ネタバレ&感想 ギランでの再会 15巻続き

2021年6月9日発売の

別冊少年マガジン 2021年7月号に

連載されている

アルスラーン戦記 95話

ネタバレ&感想になります。

 

第95章 ギラン総督の動揺

内容ネタバレ

 

エラムによるとシャガードは

ナルサスの従兄弟の子息で

他の貴族の妾と騒ぎを起こした際に

ナルサスに窮地を救われた

こともあるとのことだった。

 

ナルサスもまたそんな彼を

悪友と呼び宮仕えを嫌い

受け継いだ資産をすべて宝石と金貨に換え

遊蕩三昧の日々を送っている男だと語る。

 

この先にシャガードが情婦に

経営させている料理屋があり

そこに行けば会えるはずだと向かうも

出迎えたのは情婦とは思えない

年嵩の女性だった。

 

その上シャガードも店主もここから

十ファルサングほど離れた別荘におり

帰るのは二日後になるとのことで

先に総督府に向かうことになるのだった。

総督府に行く前に

軽く見られないよう

旅の埃を落とし食事も

済ませに向かうアルスラーン一行。

 

アルフリードとファランギースが

楽しそうに服を見る中

ナルサスはダリューンに

総督であるペラギウスという

男について語る。

 

私が宮廷書記官をしていた時に

机を並べていたこともあったが

親しいわけではなく

そんな奴もいたなくらいなものだと。

 

そうした中総督府の兵力について

調査していたエラムが戻り

報告を受ける。

 

騎兵が六百、歩兵が三千

水兵が五千四百

これに軍船が百二十隻。

 

これだけの規模の街にしては

少ないと感じたダリューンだが

エラムの話だとむしろ

海上商人たちの私兵のほうが

多いかもしれないとのことだった。

 

それぞれ武装商船を抱えているらしく

ナルサスは将来アルスラーン殿下が

即位なされたあかつきには

強大な海軍というものが

必要になるなと悪い顔で

楽しそうに笑う。

 

そんなナルサスにエルフリードは

どっちの服がいいかと声をかける。

 

ナルサスがどちらでも

おぬしの好きな方を・・・

と口にした瞬間

彼女の背後にいるファランギースの

視線に気づく。

 

おぬしに見てもらいたくて

真剣に時間をかけて選んでおった!

と言わんばかりの視線に

ナルサスは・・・。

ナルサスが選んだ服を

アルフリードが嬉しそうに買った後

次は食事に向かう。

 

港町に相応しい豊富な魚介類を食べ

舌鼓をうつ一行だが

アルスラーン達がエクバターナから

来たと耳にした海上商人たちは

王都について話し始める。

 

王都やペシャワールでの戦い

これまでに起きた話をしていた

彼らだが奴隷制度廃止令については

反対らしくアルスラーンに

矛先が向かう。

 

わかってねえよあの王子。

奴隷を使っているからこそ

物価が安く抑えられているってのに。

 

読み書きも出来ないあいつらは

俺達に使われている方が

しあわせなんだ。

 

世の中がわかっていないよな。

あの王子はと。

 

その言葉にダリューンと

ジャスワントが憤るも

アルスラーン本人が堪えている以上

手を出すわけにもいかず・・・。

 

アルスラーンはあえて名乗らず

市井の声を聞こうと考えていた。

 

外に出た後もこのまま忍んで

民の忌憚のない本音を

集めようとしていたが

アルスラーンを知る男が

二人現れたことで

急ぎ確保し事情を説明することに。

 

どうやら彼らは四年前

エクバターナでエステルを

逃がした少年達だったようで

関わったアルスラーンとダリューンも

その時の事を思い出す。

 

キルスとアシムと名乗った二人に対し

アルスラーンはその無事を喜ぶと共に

自分に力が足りずエクバターナを

奪われてしまったことを謝罪していた。

 

陸上商人だと言う二人は

情報にも詳しく

今の王都の様子について

色々教えてもらうことに。

 

二人は四年前殿下に助けられた恩から

殿下の軍に入りたいんですと志願。

 

しかしアンドラゴラスに

軍を取り上げられた今

アルスラーンは二人を

受け入れることは出来ず

気持ちだけ戴いておくと断っていた。

 

残念そうな二人に対し

アルスラーンは彼らがエクバターナに

戻ると聞きだったらお願いがと

ある頼みごとをしていた。

 

それはエクバターナで

エトワールという若いルシタニア人を

見つけたら手を貸してあげてほしい

というものだった。

 

相手がルシタニア人で

その上四年前に逃げた

少年兵だと聞かされ

二人は不満の声をあげるも

そんな二人にアルスラーンは語る。

 

彼女が連れているルシタニア人の

女性や子供には何の罪もない。

 

もうすぐ私達パルス軍は

エクバターナに進軍するが

その中でパルス人だろうが

ルシタニア人だろうが

普通の民が巻き込まれて

命を落とすことはあってはならない。

 

殺し合うのは私達

”戦うと決めた者”だけでいい。

 

完全にではないけれど

一人でも多く救える民がいるなら

出来ることはやっておきたいのだと。

 

そんなアルスラーンの決意に

二人もまたアルスラーンの頼みを

受けることを決意するのだった。

その後総督府を訪れた

アルスラーン一行は

総督であるペラギウスに

歓待をうけていた。

 

ご無事でよかった!

国王軍壊滅と聞いて以来

王室と国を憂いて

食事も喉を通さぬ有様であると。

 

しかしその体躯は

どうみてもでっぷりしており

嘘なのは明らかだった。

 

ナルサスも国王軍が壊滅してから

指の一本も国王の為にも

王太子の為にも動かさなかったことから

彼の事は一切信用しておらず

他の者も同様だった。

 

奥へと案内する途中

ペラギウスはアルスラーンに

ギランを破壊するという海賊集団からの

脅迫状が来ていることから

軍を動かすわけには行かなかったと弁解。

 

しかしナルサスは

それは嘘だと断言する。

 

海上商人にとっても海賊にとっても

ギランは富の源泉であり

これを破壊してもなんら利益が

ないことからその場しのぎの

弁解でしょうと。

 

ペラギウスはナルサスの事が

苦手なようで内心

あいつ大嫌いだと憤っていた。

 

人の心を見透かしたあの態度

宮廷に勤めていた頃ち

変わっていないと。

 

しかしその知略は認めており

自分が財産について

どこまで気づいているのかと

動揺を隠せずにいた。

 

王室の危機に何もしなかったと

糾弾されたら財産没収最悪死刑だと

いっそ本当に海賊が

来ればいいのにと願っていた。

 

その瞬間一大事を知らせる報が届く。

絹の国からの交易船が港外で炎上。

 

しかもその背後には

追いすがる武装船が数隻。

海賊の襲撃だと。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

第一話に登場した

あの子供達がずいぶんとまあ

成長したものです。

 

正直その存在を忘れていたので

確認してみたら確かにいたなと。

 

それにしてもそんな彼らに

これまたあの件の関係者である

エステルの助けを頼むとは

何とも面白いものです。

 

もう一人いた少年も

王都にいるようですし

いずれかのタイミングで

登場することもあるのかも。

 

それはそれとして

総督であるペラギウスですが

見るからに小者っぽい感じ。

 

色々と隠していることも

あるようではありますが

お金に関わることのようですしね。

 

気になるのはそんな総督と

シャガードに何か繋がりが

あるのかどうなのか。

 

同じ街にはいるようですので

敵なら手を組んでいる可能性も。

 

それか最悪ペラギウスを操っているのが

シャガードみたいなこともあるのかも。

 

どちらにしてもすぐにでも

会えるかと思っていた

ナルサスの悪友ですが

海賊の襲撃により

ちょっと手間取りそうな感じ。

 

いきなり海賊との戦いに

巻き込まれそうですが

それでこそアルスラーン一行ですので

どんな事になるのか楽しみです。

 

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