たくさんの漫画の中から管理人が厳選したオススメ漫画を少しのネタバレを交えて紹介しています。当ブログにはプロモーションが含まれています。

オススメ漫画ネタバレ情報局

葬送のフリーレン 最新 第109話 ネタバレ&感想 未来の魔法使いの力

2023年3月29日発売の

週刊少年サンデー 18号に掲載されている

葬送のフリーレン 第109話

ネタバレ&感想になります。

 

第109話 残影のツァルト

内容ネタバレ

 

過去の世界にてヒンメル達と

再会したフリーレン。

 

しかし魔王討伐の旅では出会わなかった魔族

残影のツァルトと相対することになり

彼の者の魔法である空間転移を受け

遥か上空へと転移させられていた。

 

落下中のフリーレンは

冷静に今の状況について考える。

 

私が自由に魔法を使えれば

この状況はどうにでもなると思うけど

万が一にでも魔王軍に未来の魔法の情報を

落とすわけにはいかない。

 

魔王軍に魔法の革命が起これば

間違いなく歴史が変わると。

ツァルトは上空のフリーレンに目を向け

落下まで60秒といったところかと呟くと

ヒンメル達に告げる。

 

武器を捨てろ勇者ヒンメル。

そうすれば特別にあの女の命だけは

助けてやると。

 

ヒンメルはツァルトが一人も生かして

帰すつもりがないことを理解していたが

それでもこのままじゃフリーレンを

助けられないし仕方がないと

仲間と共に武器を降ろす。

 

ツァルトは理解できず

・・・どういうつもりだと問いかけるが

ヒンメルは人類の弱い所で

たぶん君達魔族には一生わからないと

笑みを浮かべていた。

 

しかし次の瞬間上空のフリーレンから

ツァルトに向けて魔法が!

 

その魔法は躱されたものの

ヒンメルは彼女の意志を理解し

武器を再び構える。

 

ツァルトはこの状況で撃ってきたことに

内心驚いていたがフリーレンは違った。

 

威力は強いけど

やっぱりこの時代の魔法は遅い。

人を殺す魔法なら今ので勝負が決していたと。

 

そしてツァルトがヒンメル達の攻撃を前に

舌打ちしつつかかり切りになる中

フリーレンは着地のために動き始める。

 

冷静に・・・反動で体が回転したら

そのまま落下死だと

杖を真下に向け魔法を放ち

無事着地に成功するのだった。

フリーレンが戦闘に加わり

勇者一行と相対するツァルトは

一人で互角に戦いつつも

やりにくさを感じていた。

 

空間転移魔法は対象に直接触れないと

発動できないことに気づいているはずなのに

なぜこいつ(ヒンメル)は

こうも躊躇なく俺に接近できる?

怖くないのか?と。

 

そしてヒンメルもまた

触れられたら終わりという状況なのに

苦もなく戦えている事を疑問に思いつつ

同時にその理由について気づいていた。

 

フリーレンの攻撃が的確な援護になっている。

まるで心が読まれているみたいだ。

なんて君らしくない戦い方だと。

 

ヒンメルとアイゼンによる攻撃を

まともに受けたツァルトに対し

ヒンメルはこれで形勢逆転だと告げる。

 

しかしツァルトが焦る素振りを見せず

笑みを浮かべるのを見て

フリーレンはその意図に気づいたのか

そいつを崖に触れさせるな!と叫ぶ。

 

しかしその警告は一瞬遅く

ヒンメル達の上空には

崖からえぐり取られたのか

巨大な岩山が浮かび上がっていた。

 

いち早く気づいたフリーレンは

口には出さないものの

これほどの芸当ができるなんてと

驚くと共に理解する。

 

これはもうこの頃の魔法じゃ

どうにもならないなと。

 

ヒンメル達は上空の岩山に目を向け

他人事のように避けるのは

無理そうだと口にしていた。

 

彼らが妙に冷静なことに気づいたフリーレンは

その事について触れるが

ヒンメルは勿体ぶるなと返す。

打開できる魔法を隠しているだろう?と。

 

フリーレンの反応を見て

ヒンメルはやっぱりそうなのかと

笑みを浮かべ語り掛ける。

 

君は気付いていないだろうけど

僕達は君を信じているんだ。

 

どんな事情があるかは知らないが

たまには僕達を信じてみるのも

いいんじゃないかと。

その言葉を受けフリーレンは

どうせこのままじゃ全滅かと

覚悟を決めヒンメル達に告げる。

 

これから使う魔法は他言無用。

墓の下まで持っていくこと。

 

アイゼンは随分と大袈裟だなと口にするも

ヒンメルがそれを受け入れ

フリーレンは杖を手に動き始める。

 

ツァルトが強大な魔力の反応に気づく中

フリーレンはまあ、気が付くよねと

その事を想定しており覚悟を決める。

ツァルトはここで始末するしかないと。

 

そして上空に浮かぶ岩山を

放った魔法により破壊。

 

その光景を目の当たりにしたツァルトは

すぐさまグラオザームへ報告しようとするが

フリーレンがそれを許すはずもなく

飛行魔法を使い気づかれないままに

背後からその身を撃ち抜いていた。

 

倒れ込んだツァルトは今際の際に

フリーレンが未来から来たのだと気づくが

その身を塵へと変え命を終える。

 

少し離れた場所から崖の上で行われた

フリーレンの戦いを見ていたヒンメル達。

 

アイゼンとハイターは

あまりの事に驚きを隠せずにいたが

ヒンメルは面白い事になってきたねと

楽しそうに笑みを浮かべ・・・。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

結果としてフリーレンの圧勝でしたが

ツァルトが弱いというわけではなく

相性的には勇者一行にとって

かなり悪い相手だったと思います。

 

もし仮に未来のフリーレンではなく

過去のフリーレンだったら

負けていた可能性は十分にあったかと。

 

それだけ空間転移魔法というのが

飛行魔法が使えない当時では

対処するのも難しい強力な魔法だったのは

間違いないでしょうね。

 

強いて言うなら触れられなければ

発動できないという欠点はありますが

あの身のこなしと瞬間移動を見る限り

その点を突くのも難しいかと。

 

未来においては飛行魔法などを含め

他にも恐らく対処法が増えるので

多少マシになるとは思いますが

最低でも一級魔法使いクラスでなければ

太刀打ちできないでしょうね。

 

そんなわけで強敵だったツァルトを

なんとか下したわけですが

問題となるのはこれから。

 

未来のフリーレンの魔法を見た以上

その事に触れざるを得ないですし

一体どこまで話すのか気になるところ。

 

未来から来たことを話すとして

どこまで話していいものか

正直難しいというか判断に困りますしね。

 

最後のページの欄外に

未来の魔法使いの本領と

勇者・ヒンメルの度量とありましたので

ヒンメルの見せ場になりそうな感じ?

 

ともあれ次回で3連続連載の最後なので

ある程度一区切りはつくんじゃないかなと。

 

第108話へ

第110話へ