たくさんの漫画の中から管理人が厳選したオススメ漫画を少しのネタバレを交えて紹介しています。当ブログにはプロモーションが含まれています。

オススメ漫画ネタバレ情報局

テラフォーマーズ 最新 #64 ネタバレ&感想 ハンニバルの過去と新たな襲撃者!?

2024年7月25日発売の

ヤングジャンプ 34号に連載されている

テラフォーマーズ #64の

ネタバレ&感想になります。

 

#64 NEWTON 力点

内容ネタバレ

 

~ハンニバル視点~

くり返し くり返し

もっとく もっとく もっと

———もっと

くり返しの中、おれ達は生まれた。

 

家に見知らぬ子どもがいることに気づいた

ハンニバルは父に声をかける。

誰だあのガキは 隠し子か?と。

 

父はあっさりそうだと認め

正式にお前の弟になると言い

ハンニバルはおれの代わりって訳かと

怒りを露わにしていた。

 

しかし弟となったジョセフは

そんなハンニバルの思いなど

全く知らないとばかりに

嬉しそうに自己紹介を始める。

 

はじめまして兄さん!

ぼくはジョセフ ジョーってよんでね!と。

 

そんなジョセフの態度に

毒気を抜かれたのか

ハンニバルも笑みを浮かべて

握手に応じていた。

・・・いつか親父に言われたことがある。

ハンニバルおまえは強すぎる・・・と。

 

15歳で身長が2mを超える。

この時点でニュートン的人類の最適解からは

ちょっと外れるとか何とか。

 

その翌年同い年の

許嫁候補の一人に子供を産ませる。

 

この時は結構怒られた・・・

だが親父も男だ

きっと理解してくれるだろう・・・。

 

早い方がイイじゃーねーか・・・・・・・・・・・・ なっ!

そう言ったハンニバルに父は

そういう事ではない!と告げる。

 

人体の成長は初経や精通が来て

終わりではないのだ。

 

骨格・内臓そして

体力は22~24歳程でようやく充実する。

 

相手は多くの才能に恵まれているとは言っても

一族われわれの様な超人ではないのだぞ。

知らん訳ではあるまい!・・・との事だった。

 

しかしハンニバルは

そんな父の言葉を真っ向から否定する。

そういう事じゃねーよ・・・・・・・・・・と。

 

人間いつ事故で死ぬか分からねーんだぜ。

おれが死んだら”一族ウチ”の跡継ぎはどーするんだい。

 

あらゆる課題はッ!

解決しねーと気が済まねぇ!

今できるなら今!

 

それがッ!!

改善に改善を重ねて来た

ニュートンの男たちだろ。

 

それに知りたい事も

早めに知れるから良いじゃないか。

 

もし今回産まれた子が

おれの様な暴力高身長に育つようなら

そん時ゃおれを別の許嫁と結婚させりゃいいと。

”もっと強く もっと賢く”

”よりセクシーに より合理的に”

 

”産まれたハンニバルは強すぎた”

”男性性が・・・好戦性が・・・”

”好奇心が・・・そして———”

 

ある時ハンニバルは

伝統派美術を学ぶ際に

ある課題を出された。

 

それはその講師が書いた絵で

「この絵はどうすればもっと良くなりますか」?

審美眼を養いましょうというものだった。

 

ハンニバルは来年には

この絵の値段倍にしてやるよ!と言い

そして——絵の値段は1.2倍になった。

 

父はハンニバルに告げる。

ハンニバル・・・貴様・・・殺したな!と。

 

ハンニバルは物騒なこと言うなよ親父

おれはあの画を名画にするべく

色々試しただけだぜと返すが

父はそんな自分にどこか怯えたように言った。

 

に・・・二度目は無いぞハンニバル・・・!

二度と・・・画家を殺すな・・・!と。

 

そう言った父が内心

何を言っているのだ私は・・・と思う中

ハンニバルはそんな父に言葉を返す。

 

殺す訳がないだろ!

効率悪いのもう知ってるん・・・・・・・だから・・・と。

 

”ハンニバルは止める術を持たなかった”

”自身の——強すぎる「改善への欲求」を・・・”

ある時サウナでくつろぎながら

ジョセフに語って聞かせたことがあった。

 

・・・以前親父に尋ねた事があるんだよ。

こんだけ遺伝子に拘るニュートン一族が

どうして遺伝子操作で子供を造らないのか・・って。

 

親父は言った。

それは人間の強さじゃないからだと。

 

ニュートン一族の力ではなく

病院の機械ありきの力になっちまう・・・

もしも核戦争や天変地異が起きて

現代文明が丸ごとまっさらになったとしても

 

生き残って立ち上がり

奪い合いを制し・・・知力で人々を導き

最初に王となるのは一族ニュートンの誰か

でなければならない・・・と。

 

そう話した上でハンニバルは

ジョセフにおれ達なら出来ると語る。

この世界をもっと善くできる筈だと。

 

・・・おれは別にどうすれば

世界のみんなが幸せになれるかなんて考えてねぇ。

 

だが例えば二酸化炭素を

減らす事自体・・は出来る。

 

もっと効率の良いエンジンも

バッテリーもおれなら造れる。

 

それか排出量の多い地域を

生物兵器で滅ぼすか

その報が二酸化炭素減るならそーする。

 

牛飼ってる連中を

経済的に孤立させてやるのも

ニュートン達が協力すれば出来る。

 

あくまで例えだとした上で

要するに黒板にでっかく

1+1=3って書いてあったら嫌だろ!

2って書き直したくなるだろーが!

 

・・・それなのに今の一族の連中はクソだ。

会えばドコの株を持ってるだの

ドコの女を妾にしただの・・・

普通の金持ちみてーな自慢話で

満足していやがる。

 

終いにゃ陰の権力者気取って

「世界の秩序を保つのは私たち・・・」

みてーなツラしやがって

それって違げーだろ・・・!

保ってんじゃねぇよ 秩序。

 

そう怒りさえ滲むような言葉で

今の一族を語った上で

ジョセフに語り掛ける。

 

ウチの親父はおれが思い通りに

育たないと見るや代替にお前を来させた。

 

その判断——実の所おれは嫌いじゃあねぇ・・・

どんどんればいい 改善ればいい。

 

ジョー お前が当主になっても

一族あいつらみたいになるなよ。

 

この世の課題を片っ端から

やっつけて——王になれ!と。

 

それから何年か経った頃

父を殺めたジョセフは言った。

あぁはならない・・・だけど——・・・

大きな揺れが船を襲う中

慶次は口を開く。

 

ハンニバル・G・ニュートン・・・

「アネックス1号計画」の立役者・・・と。

 

ハンニバルは大げさな・・・恨むなよ

おれは「ウイルスがあるならワクチン作りに

行かせようぜ」って金を出しただけだと語る。

 

・・・まぁあと「バグズ3号」ってダサいから

名前変えよーぜとは強く言ったと。

 

ボロボロでありながらも立ち上がった

ジェットがお前は俺に似ていると

口にした瞬間、再び大きな揺れが船を襲う。

 

ハンニバルはまた援軍かと尋ねるが

サムライソードはそれを否定する。

だと良いんだけど・・・多分敵だと。

 

そしてサムライソードもまた

ボロボロの体を押して立ち上がりながら

ハンニバルに告げる。

 

お前は最初から狙われていたのよ。

今夜—私の相手をしなくても

どの道お前は無事に帰れなかった・・・

だがお前を狩るのは私だ。

 

そう言ってジェットに呼びかけると

ジェットもまた専用装備と思しき装備を起動させ

その決意に応えるかのように吠える。

 

・・・だがお前の・・・お前らのお陰でよォ・・・!

こっちにはもうすっかり染み着いてんだよ!

命を懸ける覚悟が!!と。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

ハンニバルの過去が明らかになったわけですが

なんていうかニュートン一族としても

規格外の男だったみたいですね。

 

父親でも御しきれずに

彼の代替として連れて来られたのが

ジョセフだったと。

 

そんなジョセフとの関係は

思いのほか悪くなかったみたいですが

過去の最後を見る限り

その思想に違いがあったのか

決別したのかも。

 

それにしても15歳で

身長が2m越えるとか

若い頃からとんでもないですよね・・・。

 

さらにその翌年には

許嫁候補の一人に子供を産ませるとか

早熟に過ぎるなと。

 

まあ、その背景にあったのは

結局彼自身の欲求だったんでしょうけど

一般社会どころかニュートン一族においても

かなり異端だったのは間違いないでしょうね。

 

ともあれそんなハンニバルですから

一族も含めて基本腫れ物扱いだったんだろうなと。

 

だからこそ誰も止める人もいなかったし

ハンニバル自身も止まるという

選択肢もなく好き勝手してきた結果

今のハンニバルになったんでしょうね。

 

そんなハンニバルだからこそ

サムライソードとは別の勢力に

狙われることになったと。

 

あのクジラって目を見る限り

テラフォーマー勢力だと思いますので

そちらからだと思いますが

それを唆したのはジョセフ自身か

一族の意向によるもののような気がします。

 

まあ、その辺りの事が明らかになるかは

今のところ何とも言えませんが

サムライソードたちはあくまでも

自分達の手でと考えているようですので

まだまだ戦いは続くことになるかと。

 

正直ハンニバルが強すぎるので

どうしたら倒せるのかはわかりませんが

サムライソードたちがどうにかできないと

つまらない結末になりそうですし

そう言った意味でも期待したいところです。

 

気になる続きについてですが

次回は8/22発売の38号にて掲載とのこと。

 

#63 へ

#65 へ