2025年3月12日発売の
週刊少年サンデー 15号で連載中の
地上へ・・・ 第9話の
ネタバレ＆感想になります。
第9話 ただ一つの願い
内容ネタバレ
ヒイロへの刺客として
地上へと送り込まれた超人・ビャクグン。
そんな彼はヒイロに頼みがあると
ある願いを口にする。
・・・オレを殺してくれと。
その言葉が聞こえたのか
結はいきなり襲ってきて
さらにいきなりなに言うのよこの人！？と
声を荒げるがビャクグンは意にも帰せず
ヒイロへと襲い掛かる。
ヒイロもそんなビャクグンに対して応戦するが
ビャクグンはそんなヒイロに告げる。
・・・やはりな。
ヒイロ貴様・・・手を抜いているな？と。
二人の戦いは結にとって
とてつもないものだったものの
ビャクグンはそう感じなかったようで
改めてヒイロに懇願する。
・・・頼む。頼むぜヒイロ・・・
オレを本気で・・・殺しにきてくれ！と。
そしてビャクグンはさらに言葉を続ける。
オレにとって下の世界はすべてであり
何も不満はなかった！
そこにお前だヒイロ！
たった一つ波紋を投じたのは！
地下世界にてビャクグンは
サイコプラズマを武器に
最強の超人だと呼ばれていた。
そんなある時ビャクグンは
ヒイロが戦っている姿を目にする。
誰もが無理だと思っていた
厚い装甲の”オブジェクト”を
ヒイロは見事にその拳を持って貫いていた。
その時にビャクグンは思った。
オレと、お前・・・
はたしてどちらが一番強いのか！？
そんな素朴な疑問が
オレの心に深く刻まれたのは！！
そしてビャクグンはプラズマを
手に集めながら言葉を続ける。
言った通りオレは
下の世界が気に入っている・・・
だがな、一つ・・・たった一つだけ
気に入らないことがある・・・
それは・・・下の世界では超人同士の戦いが
絶対に禁止されていることだぁ！
そう叫びながら放たれたプラズマアローを
ヒイロはまともにくらえば
ヒイロでも即死だと判断し受け流すが
その結果背後にあった橋が
崩壊してしまうことに。
思わずしまった！？と零すヒイロだが
ビャクグンは攻撃の手を止めることなく
プラズマの散弾を放ちながら告げる。
この指令が下ったときオレは思った。
このチャンスを逃せばもう後はない・・・と。
ヒイロが先程とは違い受け流すことなく
受け止めているのを見て結は気づく。
避けられないんだわ！
これ以上街に被害を出したくなくて・・・
自分を犠牲に受け止め続けるヒイロに対し
ビャクグンは手を緩めることなく言葉を続ける。
それなのにヒイロ、貴様が変に
シオンの奴に感化されていて・・・
手など抜いたまま死んでしまえば！
オレは超人として製造されて以来
初めて抱いた、たった一つの願いを叶えることなく
死んでいくことになるのだ！と。
それでもヒイロは”地上”に
戦いを持ち込みたくないと返すが
ビャクグンはそんなヒイロの思いを
まるで取り合うことなく告げる。
こんな”地上”など、正直どうでもいい！と。
その言葉はヒイロにとって
逆鱗に触れるものだったようで
ヒイロは怒りを露に口を開く。
どうでもいいですと・・・
みんなが命を捨てて守った・・・
シオンが心から愛した
この”地上”をどうでもいいですと！？
そして結もまたヒイロに声をかける。
ヒイロ！戦って！
もしこのまま君が死んじゃったら
シオン君との約束は果たせないんだよ！
そう涙を浮かべながら
声を上げる結の姿を見たヒイロは
次の瞬間攻撃を仕掛けようとしていた
ビャクグンを殴り飛ばしていた。
叩きつけられるギリギリのところで
地上に着地したビャクグンは
プッと口元の血を吐き出しながら
心から嬉しそうな表情を浮かべ
すれ違い様に結に声をかける。
娘・・・たしか結とかいったな？
感謝する。お前の一言で
ヒイロがやる気になってくれたと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ！
感想
ビャクグンがなぜあんなことを言ったのか
今回明らかになりましたが
正直もっと切実な思いがあるのかと・・・
もちろんビャクグン本人としてみれば
これ以上ない程に思い詰めての事なんでしょうけど
なんとも自分本位な願いだなと。
てっきり超人として寿命が近いとか
そういった背景があるんじゃないかと
思っていただけにちょっと残念な感じです。
まあ、地下で戦いしかない人生において
誰かと強さを競うというのが
大事なのはわからないでもないんですが・・・
ともあれ展開としてはビャクグンの願い通り
ヒイロは本気で相手をするみたいですし
命を奪うまでいくかは別として
満足できる戦いができるんじゃないかなと。
今の時点でもそうですが
ヒイロが本気になったことで
被害も大きくなるのは間違いないんですが
それはスーツの男達に任せるほかないでしょうね。
ともあれ今までの戦いが遊びだったと
思えるほどの戦いを見せてくれると思いますので
一体どんな戦いになるのか楽しみです。
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