2020年10月21日発売の
週刊少年サンデー 2020年47号に掲載されている
君は008 第128話のネタバレ&感想になります。
第128話 真実
内容ネタバレ
ミッションを終え学校に戻ってきたエイト達は
レディ先生と共に校長室へ向かい
ドグラ・マグラについて話を聞くことに。
校長室にはアララギとアイスマンの姿があり
二人からドグラ・マグラについて
より詳しい話を聞かされることになるが
それは世界はドグラ・マグラの支配下にあるという
とんでもない真実だった・・・。
あまりの内容に戸惑いを隠せないエイト達だが
アイスマンはほぼ例外なく
世界中の政治、軍事、経済、メディアの分野に
奴らが入り込んでしまっていると語る。
さらにアララギから遺伝情報を操作している彼らは
自分達を”新人類”と称していると聞き
エイト達はジーンリッチと呼ばれていた
名乗らんのことを思い出していた。
野原は世界を支配下においた奴らが
武器の宣伝の為に白昼堂々テロ行為をしたり
学校で人体実験するのか?と疑問を口にするが
レディ先生はボソっと呟く。
彼らの本当の目的が
”混沌”そのものだとしたら?と。
アララギは私見だがと前置きした上で
遺伝的に優位すぎる者は
その性として発想力が乏しくなると語る。
だから、それらを一般人類から
搾取しているのではないかと。
あやめも昔一人のドグラ・マグラに
お前達の世界は”ファーム”だと言われたと明かす。
常に畑を耕すように世界に混沌をもたらす事で
人々はその苦痛から逃れるために
色々なものを発想し、創造すると。
そしてアイスマンが引き継ぐように告げる。
そして生み出された新技術は
全てドグラ・マグラが搾取する、
それが奴らのやり口であると。
ドグラ・マグラの真実を聞かされたエイトは
これが父さんの戦ってきたものの正体なのかと
怒りに震えていた。
野原は敵のあまりの強大さに
そんな化け物みたいな奴らと戦うなんてと
かなり及び腰だったが
アララギは支配されてはいるが
負けてはいないと笑みを浮かべていた。
その上でアイスマンは
エイトと野原にこれが最後の分かれ道だとして
ここに残って戦うか、それとも去るか
よく考えて返答してほしいと告げるのだった。
エイト達が校長室を出た後
アララギはアイスマンに
重荷を背負わせたねと声をかける。
君は元より”プロジェクト・ノヴァ”には
反対だったからね・・・と。
アイスマンはエイトからは
008号と似たものを感じると話し
レディ先生もそれに同意するが
それと同時に008号とは
少し異質なものを感じたと言い・・・。
校長室を出たエイトは野原と
突きつけられた選択について考えていた。
しかしエイトの決意は既に決まっているらしく
野原に諜報員をやめて命を大事にする
手もあると声をかけるが
野原は何故か近くの壁を調べていた。
いきなりのその行動に驚くエイトだが
野原によるとどうやら向こう側で
レディ先生があやめの
ハニトラの追試をしているらしく・・・。
エイトは呆れたように
お前って見た目よりもタフだよなと口にするが
野原もまた何度も助けてくれたエイトに
ついていくことを決めているようで
その決意を聞いたエイトの目には涙が。
というわけでと野原に従い
向こう側に通じるダクトへと潜入するエイト達。
乗り気じゃなかったエイトも
途中で聞こえたレディ先生と
あやめの声が気になるようで
顔を赤くしながら声のする下へと耳を当て
盗み聞きすることに。
追試を受けながらあやめは
レディ先生にある質問を投げかける。
あの時私と同じ道を歩ませたくないって
あれはどういう意味なのか?と。
レディ先生はあやめがエイトに対して
好意を持っていることを確認した上で
私達諜報員が愛した者には
死が忍び寄ると語る。
だから私は愛を捨てた、
愛深き故にと。
でも008号は戦いの世界と
守るべき愛の両方を貫いた。
あの人の子供ならあなたの孤独を
終わらせられるかもしれないと思ったのだと。
そんな話を盗み聞きしていたエイトだが
野原が中の様子が見れそうな隙間があるのを発見し
慌ててそれを止めようとした次の瞬間
壁が崩れ部屋の中へと落ちてしまうことに。
そこにはあられもない姿のレディ先生とあやめの姿があり
エイト達がその光景に完全に固まっていると
レディ先生は何を思ったのか手で身体を隠しつつ
「いっやぁ~ん、えっちぃ~♡」と
あからさまな反応を見せる。
あやめはすぐさま異議あり!と指摘し
独創性とエレガントさはどこへ!?と追及するが
野原には効果抜群だったらしく
鼻血を流し幸せそうに意識を喪っていた。
レディ先生は要は瞬時に
相手のレベルに合わせる事だと話すが
あやめには理解できなかったらしく
一体何が何やら訳が分からない状況だった。
そんなあやめに慌ててエイトが声をかけるが
そこでようやく自分が
どんな格好をしているのか理解した瞬間
悲鳴をあげつつエイトを飛び蹴りを食らわせていた。
レディ先生は物理的に陥落してどうするのかと
ため息を吐きつつエイトに語る。
諜報員は愛を捨てる宿命を背負う、
なぜなら弱き者への愛は弱点だから。
だからあなたはもっと強くなりなさいと。
あくる日、エイト達は覚悟を決めた表情で
アイスマンの前へ集まっていた。
アイスマンは彼らの表情を見て
ふっと笑みを浮かべると
では訓練を開始すると告げるのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
今回ドグラ・マグラの真実について
アララギ達の口から明かされましたが
思っていた以上に強大な組織みたいですね。
というよりも相手は
世界を支配しているも同然なので
もう決着はついているようなものなのかも。
アララギはまだ負けてはいないと言ってましたが
客観的に見れば・・・という感じですかね。
それにしてもドグラ・マグラは
随分と選民思想が強いみたいですね。
遺伝情報を操作して
一般人を凌駕したことで
そう思うに至ったんでしょうけど
なんとも分かりやすいなと。
まあ、私を含め大多数の人は
そうなったら同じように思うんでしょうけど
アララギの言うように発想力が乏しいなら
欠陥品もいいところ。
私見ではありますが
発想力こそ人の根幹というか
進化の上で重要だと思っていますので
それが乏しいとかどこか新人類なのかと。
それを補う為に一般人類から搾取しているみたいですが
新人類を名乗るなら完璧を目指して欲しいものです。
あくまでも私見なのでそれはそれとして
敵の強大さが明らかになったわけですが
エイト達にとっては特になにかあるわけではなさそう。
敵が強大であろうとなかろうと
エイト達が抗うのは変わりないみたいですしね。
敵の目的が混沌にあると言われても
正直ちょっと理解しづらい部分もありますが
これまで通りミッションをこなす傍らで
出てきたら戦うという感じなのかなと。
エイト達も改めて戦うことを選択したみたいですし
次回が訓練になるのかまたミッションに
なるのかはわかりませんが
予告で新展開とありましたので
何が起こるのか楽しみです。
ちなみに今回の後半
ほぼセクシーな場面ばかりでしたので
まいっちんぐなレディ先生は必見です(苦笑)