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真・群青戦記 最新 第11話 ネタバレ&感想 忠誠心と復讐心

2021年4月15日発売の

週刊ヤングジャンプ2021年20号で

連載中の真・群青戦記 11話

ネタバレ&感想になります。

 

第11話 執念

内容ネタバレ

 

自分がやった事を

罪だと思った事は一度もない。

 

だけど家族を守れなかった事は

罪だと思ってる・・・。

 

水沢のその言葉を聞き

刑務官は水沢の事を語る。

 

自分の妹を殺害した男2人を

自らの手で殺し

その後自首している。

 

男らは少年法により

わずか6年で少年院を

出所していたのだと・・・。

ミチロウは復讐の為にしたのだと

理解しつつも罪だと思っていないなら

なぜ自首したのかと問いかける。

 

水沢は俺は極刑になる事を代償に

復讐を選んだと語る。

 

お前には理解できない。

大切な家族を弄ばれ殺された。

復讐して何が悪い。

 

お前がおれの立場でも

同じ事をすると。

 

その言葉に返す言葉もない

ミチロウをよそに

水沢は拘留中弁護士から

妹の事件に関わった人間が

もう一人いたと聞いたと語る。

 

目の前が真っ暗になった。

来る日も来る日も

ただ絶望に打ちひしがれていた。

 

そうした中ここに来た。

元の時代に戻れたら

そのもう一人の加害者を

探し出して必ず復讐する。

 

だから何としても

ここを生き延びるのだと。

 

その決意を前にミチロウは

何も言うことが出来なかった。

 

そうした中、腕を折られた

惣兵衛が立ち上がり告げる。

 

復讐の為に生きるか・・・。

その想いわからなくもない。

 

拙者も戦で父と母を

失っているからな・・・と。

 

その上で惣兵衛は水沢に

一つ忠告する。

 

復讐心は負の連鎖をうむ。

身を滅ぼすだけだと。

 

その言葉に対し水沢は

認めないと否定するかのように

違う!違う!と何度も何度も

惣兵衛を殴りつけ・・・!?

一方拘置所へ入った清海姫は

所内の人員を切り伏せながら

弁丸のもとへ急いでいた。

 

兵の一人がいつにも増して

荒ぶる清海姫に首を傾げていた所

前から仕えている兵から

そりゃ弁丸様はあの姉弟の

恩人だからなと声をかけられる。

 

その事を知らなかった男は

声をかけてきた男から

過去に何があったのか聞くことに。

 

兵は語る。

あの姉弟は元々出羽国

亀田城の城主の子・・・。

 

しかし戦で両親を亡くし

2人は離れ離れになった。

 

真田家に落ち延びられたが

惣兵衛は野山を彷徨い

鈴鹿の山中で山賊になった。

 

村々を襲っては略奪を繰り返す

ひどい悪党だったが

それでも惣兵衛はずっと

お清姫様の行方をずっと探していた。

 

そしてお清姫様が真田家に

捕らえられているという噂を耳にし

配下を引き連れ攻め込んだ。

 

その際惣兵衛は二八郎という

家臣を斬り殺し捕らえられた。

 

捕らえられた惣兵衛は

王殿の前に引っ立てられ

そこで姉が捕らえられていた

のではなく身を寄せていたのを知る。

 

信之は清海の弟とは言え

首を刎ねねば殺されたものが

浮かばれんと惣兵衛の首を

刎ねるようにと指示するが

それに待ったをかけたのが

まだ幼い弁丸だった。

 

弁丸は語る。

この者を殺して何になるのかと。

 

そやつを斬らねば

二八郎が報われんのだ!と

声をあげる信之に対し

弁丸は反論する。

 

お清海の気持ちはどうなるのです。

戦で父と母を亡くし

弟まで失うのはあんまりです。

 

死んだ者より生きている者の事を

考えるのがよろしいかと。

 

大殿は弁丸様の物言いに納得され

惣兵衛を召し抱えることになった。

 

その日から惣兵衛は

弁丸様をお護りする為

生きると決めたのだと。

いくら殴られても立ち上がる

惣兵衛の執念を前に

水沢はなおも殴りつけるも

惣兵衛は引く事はなかった。

 

それは忠誠心と復讐心の

せめぎ合いだった。

 

いくら殴られても立ち上がる

惣兵衛を見て廣瀬が

もう気が触れちまっているのかと

思った次の瞬間惣兵衛は

水沢の袖に噛みついていた。

 

振り払おうと殴りつける水沢に対し

惣兵衛は逃がすかとばかりに

食いしばりながら

折られた右腕ではなく

左腕で脇差しに手をかける。

 

そして振り抜かれた脇差しの一撃は

水沢の上半身を切り裂いていた。

 

血を吹き出し倒れた水沢は

血を吐きながら総兵衛に問いかける。

 

なぜ家族でもない他人の為に

ここまでできるのかと。

 

その問いに息を切らせながらも

水沢を切り伏せた惣兵衛は

ただ一言”忠義だ”と答えるのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

腕を折られた惣兵衛が

水沢に勝つとは

正直予想外でしたが

見事でしたね。

 

話の中で復讐心と忠誠心の

せめぎ合いとありましたが

どちらが勝ってもおかしくなかったかと。

 

私としては忠誠心よりも

復讐心のほうが理解できます。

 

水沢がミチロウに

お前が俺の立場でも

同じ事をすると言ってましたが

その通りだと思いますし。

 

復讐はよくないとかそんな事は

水沢だって理解しているはずで

それでも許せなかったから

復讐しただけのこと。

 

もちろん法的には悪と言うか

罪になるんでしょうけど

正しいとか正しくないとか

そういう問題じゃないと思いますし。

 

ちょっと真面目に語ってしまいましたが

私的にハムラビ法典じゃないですが

目には目を歯には歯をというのが

当然ではないかと思っています。

 

もちろん事故とかなら

多少考えなければいけないでしょうけど

水沢の妹のように弄ばれて

殺されたなら殺されても仕方ないなと。

 

賛否両論色々あるんでしょうけど

あくまでも私個人はそう思ってます。

 

作品の感想に戻りますが

惣兵衛が勝ったのはともかくとして

変わらず弁丸がピンチなのは

間違いないかと。

 

赤岡たちとは違うルートで

別動隊が向かっているわけですし。

 

それに水沢を倒したとて

赤岡もまだいるわけですし

決して楽観できる状況では

ないでしょうね。

 

予告では弁丸(幸村)の元へ!?

とありましたが

これが味方なのか敵なのか

明記されていなかっただけに

気になるところです。

 

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