2021年7月8日発売の
週刊ヤングジャンプ2021年32号で
連載中の真・群青戦記 20話の
ネタバレ＆感想になります。
第２０話 おもてなし
内容ネタバレ
真田家当主である昌幸に
認められたことで
ミチロウ達は下にも置かない
扱いを受けることに。
先の世からの客人と言うことで
早速宴会が始まり
ミチロウ達は未来の情報を知りたい
武士たちに質問攻めにされていた。
清海姫は此度の戦で
何人もの犠牲が出たと
不満に思っていた。
しかし信之から先に攻め込んだのは
我らのほう、痛み分けだと言われ
不満を露わにはしなかった。
酒を注がれ酔っ払いに
囲まれながらミチロウ達は
食糧が無い事を明かす。
そして帰る手段を見つけても
逃げた囚人31名全員を
捕えねばならないと。
そう言って昌幸に
食糧・物資の支援を頼み
信之も口添えするが
その時屋敷の庭から
声をかけてくる者が。
そこには囚人一人を捕えた
二人の男がいた。
菊池はその囚人が
逃亡した葛西であると気づき
声をあげるが男の話では
郷の畑から作物を盗んで
隠れていたとのことだった。
男はこの罪人もその者らと
同じ内容を申していたことから
その者らの申している事の
裏付けとなったと語る。
信之がその男達を
佐助、鎌之助と呼んだことで
児玉はこの二人が
真田十勇士だと気づく。
猿飛佐助・由利鎌之介。
児玉は実在したのか
創作された空想上の人物では
なかったことに愕然としていた。
鎌之助と清海姫の仲は
あまり良くないらしく
鎌之介が此度の戦で
苦戦したことについて触れたことで
一瞬即発の事態に。
佐助が主君の前だと
止めたことで雰囲気は霧散するが
鎌之助はムシャクシャすると
葛西の腕を斬ろうと言い出す。
ミチロウは即座に止めるが
この時代は罪人は死罪で
当然という認識らしく
何言ってんだと真顔で
言われてしまうことに。
互いの価値観の違いに気づいた
佐助はミチロウ達に問いかける。
お主らの時代・・・
命の価値はどう変わっている？と。
ミチロウはその問いに対し
俯きながら答える。
人が一人殺されれば
大きな騒ぎになる。
それが誰であってもと。
流石に現代の価値観は
この時代の人には
信じられなかったようで
聞いた者達は皆が唖然としていた。
佐助はその事を聞いた上で
昌幸に周辺で起きた
怪事について報告する。
室賀では村が次々に襲われ
計5人が殺された事。
浦野では火付けと見られる
火事が相次いだ事。
依田では3人の女が襲われ
行方不明の者もいる事。
いずれもその罪人と似たような
風体の者の仕業であると
村人たちからの情報があったと。
菊池がすでにそこまで被害が
出ていたことを知り
歯を食いしばる中
佐助は語る。
我が真田にもすぐに被害は及び
もはやこの小県全体の問題だと。
先程まで酔っ払っていた者達も
事態の深刻さに蒼白になりながらも
我々には武田の庇護があるとして
武田に仕置き願おうと声をあげる。
佐助はこの者らと協力し
逃亡犯を捕えましょうと献策する。
その上で昌幸に
この先の世の者ら・・・
大いに価値があると耳打ちし
昌幸もわかっておると
不敵な笑みを零すのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ！
感想
真田十勇士として有名な
猿飛佐助・由利鎌之介の存在が
明らかになりましたね。
私自身モチーフになった人物はいても
空想上の存在と思っていますが
この作品では登場するようです。
それにしてもこれで
真田十勇士も四人。
三好惣兵衛伊三・清海姫に
猿飛佐助・由利鎌之介。
ここまで登場してきた以上
他の六人もいずれ
出てくるんだろうなと。
あくまでもフィクションなので
どんな人物でもいいんですが
中々に自由に描かれていますよね。
惣兵衛はともかく清海は女性ですし
今回の感じを見ると
佐助が中心人物っぽいですし。
今まで真田十勇士が出て来た
作品では佐助は若く
猿っぽい感じが多かったので
今回の佐助はちょっと違和感が。
年齢もそうですが
何やら頭もキレるみたいですし
印象的には霧隠才蔵のほうが
それっぽいような気がします。
ともあれ逃亡犯が
あちこちで悪さしていることで
ミチロウ達にとって
状況は決して良くないかと。
恐らく佐助の献策通り
彼らを捕えることになりそうですが
価値観の違いが大きいので
その辺りが問題になりそうです。