2021年3月25日発売の
週刊ヤングジャンプ2021年17号で
連載中の真・群青戦記 10話の
ネタバレ&感想になります。
第10話 元格闘家の憂鬱
内容ネタバレ
惣兵衛は別動隊の存在に感づき
一刻も早くここを抜けようと
姉に合図を送り総がかりを指示する。
ミチロウは弁丸を狙うのは
廣瀬の仕業だと思い
許さねぇからな!と声をあげるが
廣瀬はまるで聞いていない
素振りをしていた。
その様子に憤りながらも
現状について考えていた。
もし弁丸がこいつらに渡れば
真田軍は止まらず
犠牲者は増え続けると。
このままじゃ・・・と
悲嘆にくれながらも
目の前の赤岡らを
どうにかしようと考えるが・・・。
廣瀬はこっちのほうが
有利に決まっていると考えていた。
凶悪犯側には失うものがなく
真田側には守るものがあると。
惣兵衛は水沢が改めて嫌な相手だと
理解しつつも丸腰相手に
こうも手こずっていては若殿に
笑われてしまうと
内心ため息をついていた。
口惜しいが大太刀では
奴を追い斬れぬのも道理だとして
惣兵衛が取ったのは
向かってきた相手を斬るのではなく
真正面から突くという手だった。
その結果水沢の体勢を
崩すことに成功し
そこへ斬りかかったことで
水沢の体に傷が。
その傷はそれほど
深くはなかったものの
形勢を逆転することに成功する。
一方赤岡と対峙するミチロウは
一場と呼ばれる武士と赤岡が
鍔迫り合いする中、
チャンスだと見て動き出す。
しかし赤岡の技量は一場を
遥かに上回っており
ミチロウも刀で斬られ
傷を負ってしまうことに。
惣兵衛は水沢に対し
なぜ貴様らが弁丸様を
狙うのか問いかける。
どこぞの兵だ・・・という言葉に
水沢はあんたらが攻めて
来たんだろ・・・と返していた。
その上で惣兵衛に
弁丸様弁丸様って
これだけ犠牲を払ってまで
守るべき人間なのか?と問いかける。
惣兵衛はわしら姉弟は
弁丸様に恩義があると語るが
水沢はなんだそれと再び踏み込み
迎え撃った惣兵衛の刀を躱し
内へ入った先程とは
違う動きを見せ!?
水沢がバックボーンに持つ空手は
琉球王朝時代琉球を武力制圧した
薩摩藩の禁武(武装禁止)政策に
横行した海賊倭寇に対抗するため
発達したとの話がある。
倭寇の主な武器は刀。
つまり対刀剣。
加えて総合格闘技には
技の制約は少なく
打撃・投げ技・締め技・関節技
すべての格闘技の技の
使用が可能である。
そんな水沢の動きに
惣兵衛は対応できなかった。
人差し指による一本拳から
タックルで持ち上げられ
倒されてからのマウント殴打。
そして最後に
腕ひしぎ十字固めへと移行し
抵抗する間もなく
腕を折られてしまい!?
腕を折られ苦痛の声をあげる
惣兵衛に対し水沢は
特に感情も見せなかった。
その様子を見て廣瀬は
現役の時と変わっていないと
恐怖を感じていた。
冷静に淡々と標的を仕留める。
例の仇討ち事件も
そうやって・・・と。
ミチロウはそんな水沢と
マコトが重なり問いかける。
なんでお前らは罪を重ねるのだと。
水沢はその言葉に対し
自分がやった事を罪だと思った事は
一度もないと告げる。
その答えに絶句するミチロウだが
水沢はだけど家族を守れなかった事は
罪だと思っている・・・と。
拘置所の外では
惣兵衛の姉が遅い!と
苛立っていた。
しかし次の瞬間
全軍突入の合図である
太鼓の音が鳴り響く。
”真田家家臣 後の真田十勇士”
”三好清海姫”
その太鼓を聞いた清海姫は
弁丸様の身に何かあったのかと
すぐさま兵を引き連れ
突入を開始するが・・・!?
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
どちらも一歩も退かず
白熱した戦いを魅せる
惣兵衛と水沢ですが
今回は水沢の勝ちみたいですね。
惣兵衛も未知の技術を相手に
結構健闘したとは思いますが
及ばなかったという感じ。
ただ二回目があるとするなら
どちらが勝つかは正直
何とも言えないので出来ることなら
いずれ再戦してほしいものです。
より面白い戦いになるのは
間違いないと思いますし。
そして赤岡の方ですが
ミチロウでは流石に
相手にならないみたいですね。
一場と呼ばれた武士も
あっさり一蹴されてましたし
いくら刃物に慣れた極道とはいえ
その技量はかなりのものだなと。
とまあ劣勢というか絶対絶命の中
動き出した外にいる真田兵ですが
まさか清海が女性だったとは・・・。
この作品では惣兵衛の姉として
清海姫という名みたいですが
面白い試みだなと。
その事にも驚きましたが
ここに来て女性が将として
拘置所に突入するとは
正気か!?というのが正直なところ。
医務室にて手伝っている
女性刑務官?もそうですが
この施設に若い女性は
流石にマズイのではないかと。
これが少年誌ならそんな心配は
しなくていいのかもしれませんが
ヤンジャンですからね・・・。
とまあ色々と気がかりな
部分もありますが
突入することによって
事態はさらに動くことになるかと。
気になる続きについては
次号・次々号と休載とのことなので
次回は4/15発売の20号とのこと。