2021年9月30日発売の
週刊ヤングジャンプ 2021年44号に
掲載されているキングダム 694話の
ネタバレ&感想になります。
第694話 情報戦
内容ネタバレ
”先に逝って雷土と”
”酒でも飲んで待つぞ桓騎”
そう言って剣を首にあてる
扈輒に対し桓騎兵はさせるなと
その身を取り押さえようとするが
近づいていった者達は
剣で切り捨てられてしまっていた。
それを見て本腰を入れて
動き出す桓騎兵だが
扈輒は総大将として
辱めを受けるわけにはいかないと
自らの首を斬り自刃。
首から血が噴き出す中
扈輒はもう少し連れて行くかと
桓騎へと馬を走らせ
何人かの兵達を道連れに
その命を終え・・・。
”始皇十三年”
”趙軍総大将扈輒討ち死に”
扈輒を討ち取ったものの
他戦場では負けている桓騎軍が
勝ちに転ずる為には
いかに扈輒の死を広めるかが
重要であった。
まずは扈輒本陣周りの兵達に
扈輒の首を見せ
その生き証人を作り
捕らえることなく敗走させた。
彼らの存在が総大将扈輒の死という
趙軍が想像もしなかった
一大凶事の報が
虚報ではないことを証明した。
一方桓騎軍側では
朱摩から早馬を受けた摩論が
即座に情報戦を開始。
桓騎の作戦を聞いていた摩論は
失敗すると思い
一番奥まで逃げていたが
成功した場合の準備も一応していた。
すぐさま本陣を出現させ
”情報拡散部隊”を全戦場に走らせ
扈輒本陣からの凶報は
瞬く間に各戦場に広まり
趙軍は大混乱となった。
そしてさらに情報拡散部隊は
十万の王翦軍・楊端和軍襲来の
虚報を広め趙兵達に信じ込ませた。
いよいよ趙軍は
士気を失っていった。
戦場が広域だったため
趙軍も広く展開しており
心細い小隊・中隊は
摩論の思惑通り次々と投降。
そしてその報を使い
また次の投降兵を生んだ。
ここで問題となるのが
膨れ上がる投降兵の制御だが
脱走したと思われた桓騎兵が
何食わぬ顔で戻りそれに当たった。
脱走した桓騎兵が戻るごとに
桓騎軍が復活していき
趙軍の投降兵をさらに増やしていった。
そうして趙軍全体に
投降する流れが生まれた。
この流れを止めることが出来るのは
中央軍の将・虎白公であったが
この時虎白公は扈輒討ち死にの
一報に驚き本陣へと
走ってしまっていた。
もう一人左翼の将・龍白公は
この投降の流れに
断固徹底抗戦の構えを見せたが
黒桜が戻ってきた兵を集めて
大きな戦力としてその動きを封じた。
両将の号令がかからぬ中で
趙兵の投降兵は増え続け
続々と来る報告に摩論配下は
勝利を確信し喜んだ。
しかし摩論はこの時
一人静かに考え込んでいた。
勝ちは確定したが
予想を遥かに超えたのだ。
投降兵の数である。
この時広域で生まれている
趙軍投降兵の総数は
情報を吸い上げた摩論だけが
把握していた。
その数何と数万。
無論桓騎軍がこれ程の規模の
投降兵を抱えた経験は
初めてである。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
なんていうか扈輒が討ち取られて
桓騎軍の勝利が決まりましたが
随分と予想外の展開に・・・。
全てを把握していた摩論は
予想を超える投降兵の数に
頭を抱えていましたが
桓騎はここまで予想していたのか
気になるところ。
趙軍としては総大将が
討ち取られた以上
投降するのも止む無しなんでしょうが
まさか数万とは・・・。
それだけショックが
大きかったんでしょうけど
そりゃ摩論も頭抱えるなと。
それにしても気になるのは
この投降兵に対して
桓騎がどう動くのかについて。
なんとなく桓騎の性格上
投降した兵を皆殺しにしても
おかしくないだけに
気になるところです。
確か前六将の白起は
降伏した40万もの兵を
生き埋めにしたとかいう
逸話もありますからね。
あの桓騎ならば
同じようにしても
おかしくないと思いますし。
ともあれここまで投降兵が
膨れ上がった以上
対処する必要があるのは
間違いないので
あとはその対処方法でしょうね。
数万にも及ぶ投降兵を
桓騎はどう対処するのか
白起と同じような凶行に及ぶのか
次回どうなるのか楽しみです。