2023年2月1日発売の
週刊ヤングジャンプ 9号に掲載されている
キングダム 第786話の
ネタバレ&感想になります。
第786話 覚悟の必要
内容ネタバレ
王翦本陣を援けるべく
司馬尚本軍に背後から襲い掛かる倉央軍。
その動きを見ていた王翦は
すぐさま配下の二隊に命を下す。
一気に司馬尚の首を取れと。
対する司馬尚は動揺することもなく
前は気にせず戦えと指示する。
そして自らの首を狙って動いた
王翦本軍の新手二隊に対しては
無理に止めずともよいと指示。
ここまで通せ、俺が屠ると。
しかしそんな司馬尚の指示に対して
そうはいかんでしょうかと
待ったをかけたのは趙真という老兵だった。
付き合いが長いのか趙真は
もし城主に何かあったら
ワシらカン・サロに殺されますし
何より”青歌の火”が消えてしまいますると
本軍の兵を対処に向かわせる。
その上で戦場とは思えない
ゆったりとしたようすで
司馬尚に声をかける。
王翦軍も思っていた以上に強い。
嫌ですなーこれは想定以上に死にますぞ。
今思いましたがこ奴ら青歌で
一緒にお茶でもすれば話は済みそうですがと。
その言葉を受け司馬尚は
意外とそれが正解かもしれぬと言いつつも
それは難しいと返す。
そのためにはまず武器を置かねばならぬと。
そして趙真の人は臆病すぎますかという言葉に
同意しつつも自ら前に出る。
その姿を見て少しは老兵の言うことも・・・と
呆れたように趙真は零すが
司馬尚は安心しろと告げる。
これでも抑えている方だ。
ただこの一振りで二人倒れるのを
救えるのならよかろう。
お前達一人一人も
青歌の火なのだからと
矛を振るい秦兵を屠っていた。
司馬尚が出たことで
指揮官の一人は焦る兵達に告げる。
焦るな、司馬尚周りを先に狙え。
司馬尚は青歌兵を皆殺しにしてから取ればいいと。
その言葉を聞いた趙真は
面白いことを言うと笑うと
雰囲気を一変させ前に出る。
皆殺しの憂き目に見るのはお前達の方だ。
秦人は番吾攻めに出たことを
死ぬほど後悔するぞと。
一方その頃、倉央を先に行かせるべく
カン・サロとジ・アガの前に立ち塞がった
糸凌は劣勢の中にいた。
致命的な一撃こそ受けていないものの
幾度となくその身に傷を受け
今も立って戦っているのが不思議な程だった。
そんな糸凌の奮闘振りに倉央軍も奮起し
カン・サロたちも糸凌を討つことが出来ず
その場に縫い留められていた。
さらに田里弥が置いていった
申赫楽と山秀もそこに参戦。
しかしカン・サロ達の強さは
申赫楽をも驚愕させるものであり
糸凌はすでに半ば意識を喪いながらも
それでも倉央様は守る
その一心で戦い続けていた。
思わぬ苦戦を強いられたカン・サロの元へ
本軍の様子を見ていた者から報告が入る。
王翦軍に攻撃中の司馬尚様本軍の勢いが
弱まっている模様。
やはり先程抜けた軍の後方からの攻撃のせいかと・・・。
報告を聞いたカン・サロは舌打ちし
そちらへと向かおうとするが
糸凌が立ち塞がる。
そんなカン・サロに
ジ・アガは問いかける。
司馬尚様が討たれる
などということが有り得るのか?
あの方に限ってそんなことが起こり得るのか?と。
その問いに対しカン・サロは
ないと言い切れるわけがないと返すが
ジ・アガはそうではなかったようで
俺は”ない”という前提でここに来ていたと。
ジ・アガに一瞬目を向けたカン・サロは
参戦した時点でそういう覚悟は
必要だと俺は言ったはずだと語る。
いや・・・青歌が
李牧殿を受け入れたあの日から・・・。
その言葉を聞きジ・アガは
ならばやはり俺は覚悟が
足りていなかったと言い
改めて糸凌を討つべく戦意を漲らせる。
雰囲気が変わったことに気づいた申赫楽は
決めに来る・・・ここまでか・・・と
思いつつもある事を思いつき行動に移す。
・・・二人は無理だが一人に絞るなら
命を捨てて”道連れ”にするなら
第一将(カン・サロ)だ!と
山秀に声を掛けつつカン・サロへ襲い掛かる。
その動きに糸凌も反応し
カン・サロへと向かった瞬間
ジ・アガがその後ろから
糸凌を討つべく動いていた。
しかし次の瞬間カン・サロへ向けて
動き出していた糸凌が突然反転し
背後から迫るジ・アガの首を斬り裂き!?
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
まさかまさかの展開ですが
糸凌があそこまで奮闘するとは
正直予想以上でした。
もちろんあれでジ・アガを
討ち取れたかどうかはわかりませんし
相打ち覚悟で反撃を受けるやもしれませんが
展開次第ではジ・アガはここで脱落するかも。
それはそれとして二人が話す内容を見るに
青歌が李牧を受け入れたことについて
色々な思いや考えがあるみたいですね。
肝心な部分というか核心まではわかりませんが
”青歌の火”というのが鍵になりそうな感じ。
信の以前の発言から”火”という言葉は
この作品においてかなり重要ですので
謎が多い青歌軍を解き明かすためにも
重要な言葉なのは間違いないかと。
そういえば話は少し戻りますが
今回司馬尚の副官?っぽい趙真という
老兵が新たに登場しましたが
気になる事を言ってましたね。
秦人は番吾攻めに出たことを
死ぬほど後悔するぞと。
以前から番吾には何かしら
李牧の罠があると示唆されてましたが
やっぱり何かあるのは間違いなさそうです。
なんだかんだずっと明らかにされず
どんなものなのかについては分からずじまいですが
趙真がわざわざ口にしたことで
信憑性はさらに高まったかと。
マジでどういう罠なのか
さっぱりではありますが
死ぬほど後悔するというのは
一体何を指すのか気になる所です。
今の段階では単純に秦軍の兵を
減らすようなことなのか
精神的なものなのかもわかりませんが
ここまで引っ張っている以上
とんでもないものだと思いますので
それが明らかになる時が楽しみです。
気になる続きについてですが
予告で次号は休載で
次回は2/15発売の11号に掲載予定とのこと。