2022年4月28日発売の
週刊ヤングジャンプ2022年
22・23合併号に掲載されている
キングダム 718話の
ネタバレ&感想になります。
第718話 共闘の力
内容ネタバレ
飛信隊が離脱した
桓騎本軍右翼を狙う趙の大軍。
摩論は急ぎ右の壁を
厚くするようにと指示を飛ばし
両軍はぶつかり合うが
趙軍の数と勢いの前に
劣勢に陥っていた。
その様子は左翼にいる
飛信隊と楽華軍でも明らかであり
飛信隊がここに来てしまったせいだ
との声が上がるが
信は放っとけと告げる。
ムカつくが桓騎はバカじゃねェ。
ああなったらなったで
何か対処はしてくる。
それより今は俺達だと。
その意見に蒙恬も同意し
結局は桓騎本軍の命運も
恐らくここからの俺達に
かかっていると語る。
まずは二隊で共闘して
左の局面をひっくり返すと。
楽華軍と飛信隊は
互いに共闘を開始する。
正面の指揮官を務める
楽華軍副長の愛閃のもとには
飛信隊副長である羌瘣が。
楽華軍五千将である陸仙のもとには
飛信隊千人将である那貴が
共に趙軍へと当たっていた。
一方その頃摩論は
右がいいようにやられ
ここも危なくなることから
桓騎に倫玉を動かす事を進言するが
まだ早いと却下されていた。
早くないですよ!と
納得いかない様子の摩論に
桓騎は告げる。
こんな時のために
来たんじゃねェのか
”あいつら”はと。
桓騎からの伝令を受け
すぐさま動き出したのは
秦北東部軍だった。
この軍を束ねる将軍風范は
六将桓騎の期待に応えようと
全隊を集結させ動き出す。
太原を出た二十万のうち
狼孟軍の襲撃を抜け
先に進んだ五万の北東部軍は
率いる風范同様に皆 士気が高い。
地方で中央の戦争の話を
聞き続けていた彼らにとっては
この戦いは誉れであり
六大将軍桓騎は英雄なのだ。
その高揚に将軍風范の檄が
さらに心を震わせ
士気は最高潮となり
その勢いのまま北東部軍全軍が
右から攻める趙軍にぶつかった。
双方士気が高いこの激突は
血煙が上がる程
凄まじいものであった。
そして数で圧倒する趙軍の前に
秦北東部軍の兵は
次々と倒れていった。
その頃左翼では
楽華軍と飛信隊の共闘により
各所で圧倒。
互いに初めて見る隊じゃなく
三百人隊の時から
張り合っていることが
良い結果に繋がっていた。
しかしそんな左翼の
戦いぶりを見ても
配下の者達とは違い
李牧はまるで動じる事はなかった。
大丈夫です。
まだまだ何もこちらが
慌てる程ではありませんと。
そんな李牧の発言の後
秦左翼の前に趙の新手として
青歌軍が姿を見せる。
軍を率いるのは
楽彰と上和龍の二将軍であり
先程よりも多くの兵と共に
こちらへと向かってきていた。
あれと戦っても
次があるんじゃないかと
不安の声が上がる中
蒙恬は信に確認を取った上で
全軍に号令をかける。
飛信隊・楽華
全軍にて大錐型の陣。
左を楽華、右を飛信隊
先頭には俺と信が入る。
両軍で一つの矢となり
あの軍を突き抜けて
この李牧の”籠”の外に出る!と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
全体を通してみれば
まだまだ劣勢ではありますが
信の突飛な行動が切っ掛けで
面白くなってきましたね。
これまで何かと張り合ってきた
楽華と飛信隊の共闘とか
盛り上がるのは間違いないかと。
そしてそこへさらに
蒙恬の号令により
敵陣一点突破とか
面白くないわけがないです。
左翼の方は飛信隊と
楽華の活躍もあって
面白い展開になっていますが
正直他は厳しいでしょうね。
とりあえず正面の壁は
押されてはいるものの
なんとか耐えている感じ。
そして右翼は飛信隊の離脱で
一気に大ピンチの陥るも
北東部軍の奮闘により
ギリギリのところで
持ちこたえている状況と。
こうしてみるとやっぱり
信や蒙恬の言うように
左翼が鍵を握っていると見て
間違いないでしょうね。
まあ、鍵と言っても
戦力差が明らかな現状
勝ち目はまだまだ見えませんが。
というよりこの状況では
勝ち目を探すと言うよりは
包囲を抜けて撤退する道を
探す方が良いような気もします。
それを李牧が許すはずもないので
それはそれで難しい気はしますが
その方が現実的なような気も・・・。
ともあれせっかく
面白くなってきたところなので
今後どうなるのか楽しみですね。
次回は信と蒙恬の二人が
先頭に立って敵陣一点突破とか
アツ過ぎる展開になりそうですし。