2022年10月13日発売の
週刊ヤングジャンプ2022年46号に
掲載されているキングダム 735話の
ネタバレ&感想になります。
第735話 中間の奴ら
内容ネタバレ
桓騎の”根っこ”に
流れる”怒り”・・・。
砂鬼一家の召は語る。
話さないといけない
僕の顔を焼いた領主を
桓騎が襲ったあの日のことを・・・。
あの日の夜
僕達は初めて知った。
桓騎の根底に流れている
”怒り”が何なのかを。
そしてそれは恐らく
今も変わらず・・・
いやより激しく
燃え盛っているはずだと。
始めは領主の貯め込んだ財宝が
目当てだと皆思っていた。
しかし桓騎の目的は
領主その人だった。
働いている者から
居場所を聞き出した桓騎は
領主が寝ている部屋へと向かう。
そして寝ている領主を
動けなくさせたところで
目を覚ました領主に告げる。
騒ぐなよ。今からお前を
お前がやってきたことと
同じ目に遭わせてやるからな。
そう言って召がやられたように
領主の顔に火を近付けるが
そんな桓騎を止めようと
偲央が声をかける。
そんなことをして
何の意味があるのかと。
しかし桓騎は意味って何だと
手を止めることはなかった。
今まで皆が領主に
やられてきた事を挙げ
そういうことをする連中相手に
意味なんて必要なのかと。
そしてこの前言ったろと
改めて皆に告げる。
奪われる側はもう終わりで
これからはきっちり
取り返しに行くと。
その意味について問われた
桓騎は底知れぬ冷たい目を
しながら語る。
この世には高い所に立って
好き放題やるバカ共と
そいつらの犠牲になる底辺の者達と
その中間の者達がいる。
底辺のお前達の”仇”は
高い所にいるクソヤロォ共と
思っているだろうが
本当はそうじゃない。
底辺が本当に
”怒り”を向けるべき相手は
無関係を決め込んでいる
”中間の奴ら”だと。
その言葉の意味が分からず
皆が戸惑いを見せる中
召は問いかける。
普通の人達ってこと?
その人達はボク達に
何もしていないと。
桓騎は召の言葉に
同意しつつ語る。
だが数で言うとこの世界は
その中間の奴らで占められている。
そいつらが何もしねェから
世の中の”構造”が
変わらねェんだよ。
無関係じゃねェ 関係大有りだ。
そいつらこそ全身の生皮はいでも
足りねぇクソヤロォ共だと。
あまりにも強烈な言葉に対し
誰も口を開けない中
偲央は口を開く。
お前が”怒り”を向けると
言っている相手は
底辺以外全ての人間だぞ。
つまりお前はこの世界の
ほぼ全てを憎悪すると
否定すると・・・。
召達の話を聞いていた
信達があまりの内容に絶句する中
外に放っていた物見から報告が届く。
もう趙軍が来たのかと
舌打ちする信だが
その内容は桓騎将軍の一団が
宜安城に向かって来ている
というものだった。
その知らせを受け
砂鬼一家の者たちは
生きていた事を喜び
話はここまでだと告げる。
那貴は最後に一つだけ教えろと
偲央について問いかけ
召は死んだと返す。
そしてその後桓騎は
砂鬼を出て行き
自分の一家を作り出した。
そしてあいつは
”日陰者達の王”に・・・
”闇の王”になったのだと。
衣央はしゃべりすぎだと
召を窘めた後 過去の話など
どうでもいいと語る。
今の問題は敵地の中にある
この状況であり
窮地なのは変わらぬが
反転の兆しとは成り得るはずだ。
桓騎の入城で
また大きく流れが変わるぞと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ついに桓騎の怒りの
根っこの部分が明らかに!?
という感じで始まった今回ですが
正直ん~?って感じ。
桓騎が怒りを
ぶつけようとしているのは
お偉いさん達だけでなく
無関係を装っている
中間層の人も含まれると。
その点はわからなくもないんですが
結局何故桓騎がそういう風に
思うようになったのかがわからない。
実際に何かされたのか
それともそう感じただけなのか
その辺りが判然としないなと。
その辺がわからないと
桓騎にとっての根幹が
イマイチ理解しづらいというか
出来ない気がします。
まあ、何も描かれないよりは
ずっと良かったのは
間違いない事なんですけどね。
ただ正直言ってしまえば
もうちょっとその辺りを
掘り下げて欲しい所かなと。
何にしても私的に
ちょっと残念に思った今回ですが
次回については
桓騎が合流したことによって
色々動きがありそうですね。
やっぱりこの状況において
どうにかできるとするならば
やっぱり桓騎だと思いますし
色々な意味で期待したいところです。
そんな気になる次回については
次号は休載で続きは10/27発売の
48号に掲載とのこと。