2022年11月30日発売の
週刊少年サンデー 2023年
1号に掲載されている
君は008 第230話の
ネタバレ&感想になります。
第230話 哀しさに包まれたなら
内容ネタバレ
連れ去られた生徒を助けるべく
先を急いでいたエイトの前に
立ち塞がるクアドロの一人にして
哀を司るティティア。
その実力はアンガストと
同等かそれ以上であり
攻撃方法も不明であることから
打ち合う事すら出来ずにいた。
それでもこっちからやらなきゃ
やられると判断したエイトは
刀気”遠当て”を放つが
ティティアが腕を動かしただけで
あっさり弾かれてしまうことに。
シールド的な物は
発動していないのに何故!?と
狼狽えるエイトだが
ティティアの指に髪の毛が
絡みついている事に気づく。
ティティアは語る。
”心の力”は一点に集中させれば
ほんの少しの感情ですら
破壊力を増す・・・。
髪の毛のような細い物体を
ゼイロンでコーティングすれば
扱いにくい代わりに
強力無比な武器と化すのだと。
その言葉を受け
成程と納得させられたエイトは
ならばと刀気を集中させ
タイブレードを振り下ろす。
その一撃はあっさりと
躱されてしまったものの
ティティアは驚きながらも
笑みを浮かべる。
一見荒々しく滾る
未熟な精神エネルギーなのに・・・
ドグラ・マグラ様が
実験したくなる訳だと。
エイトはなおも続けて
連撃を放つも全て躱されてしまい
逆に足に反撃を受けてしまうことに。
受けた傷はかなり深く
倒れ込んでしまったエイトだが
傷口から冷たく重い何かが
蝕んで来たことにより
さらに痛みを増しているようで
呻き声を上げのたうち回っていた。
それでも一息でもつけばやられる!?
と必死に立ち上がったエイトは
ティティアの攻撃を辛うじて
受け止めることに成功。
そしてティティアの精神力を
自らの心で中和すべく
ティティアの心を覗き込むが
その瞬間エイトは
声にならない声を上げ倒れ込み!?
のたうち回りながらエイトは
呻き声を上げ震えていた。
な、なんだこれは・・・
嫌だ・・・哀しみだけの
傷心と哀情で構成された世界!
こんな世界で
生きてきたというのか・・・
中和は不可能だ・・・!と。
よろめきながらも
立ち上がったエイトは
その危険性について認識する。
タウロスとかいうドグラの心は
オレとは反対のベクトルだけど
何とか取り込めた・・・。
だがこの女の心は多分・・・
むしろオレと同質・・・。
彼女の心の闇が
オレの心と混ざり合ったら
きっと帰って来れなくなる・・・
あの世界から・・・!!
危険すぎる!と。
事ここに至りエイトは決意する。
こうなったらあれしかない・・・
こんな所で疲弊したくなかったが
やらなきゃやられる!と。
そう決意して放たれた
”音無しの貫き”の一撃を前に
ティティアは無駄だと判断し
髪のシールドで防ごうとするが
その一撃は全てを貫いていた。
”音無しの貫き”を受けた
ティティアだがその身に痛みを
感じることはなく戸惑っていた。
これは何!?
強大な精神力・・・
優しさのような
陽だまりのような・・・。
まさか・・・この私から
哀しみの感情を
消そうとしている!?と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
哀のクアドロこと
ティティアが強いのは
ある程度分かってましたが
予想以上でしたね。
あの暗器のように使える
髪の毛もそうですが
一撃を受けただけで
のたうち回ることになるとか
厄介極まりないなと。
それとエイトにとって厄介なのが
ティティアの心の世界が
相容れない点でしょうか。
ある意味同質とのことですので
反発することはないんでしょうけど
下手したら戻って来れなくなる以上
中和するのは無理と。
とまあ、エイトにとって
決して相性のいい相手ではない
というのが正直なところ。
なので今は”音無しの貫き”が
どの程度効果があるのかが
重要になるのかなと。
というよりこれが通じないと
エイトに勝ち目はないでしょうね。
元々の実力にも差があるわけですし。
まあ、エイトにとっては
相手が格上なのは
そう珍しい事ではないので
イチかバチかになるのは
仕方ないのかも。
なんにしても相手は
クアドロの一人ですので
厳しい戦いになるのは
間違いないかと。
誰か援軍でも来てくれれば
また展開も変わってくるんですが
その辺り気になる所ですね。