2023年7月26日発売の
週刊少年サンデー 35号に
掲載されている
君は008 第261話の
ネタバレ＆感想になります。
第２６１話 甦った記憶！！
内容ネタバレ
君らのおかげで
ベータ洗脳から解放されたと
笑みを浮かべるアスヤ。
アルファ1もまた立ち上がれない程
ボロボロの状態だったものの
無事洗脳が解けたことを喜んでいた。
アスヤは今度は忘れることなく
自身の過去を覚えていた事に喜ぶが
一時的に記憶を脳の別領域に圧縮したためか
人の名前を少し間違えると言った
情報の微調整は必要なようで・・・。
アユーシは語る。
奴らは人の記憶をいじる・・・。
特にこの数十年間は人の記憶や
精神に異様なこだわりを持って
研究していたようだ。
「未来は人の心の中からやって来る」
と言って・・・。
そのアユーシの言葉が切っ掛けだったのか
千堂は両親が死んだ時の事を思い出す。
そうだ、あの時 あの場所に
ドグラ・マグラその人がいたんだ！と。
そしてショックを受けた様子で
震えながら語る。
オレはこの数十年間
あの日の記憶を閉じてきたんだ・・・。
ナゼなら・・・大好きな父さんを殺したのは
このオレだったからだ！と。
今はっきりと思い出した。
あの夜、家の屋根に
異様な男が立っていた・・・。
そしてその男は言った。
「未来は人の心の中からやって来る！」と。
その男は母を
プロトタイプ”セラフィム”と呼び
家族を差し出すように求め・・・。
母は男の要求を拒み戦いとなった。
・・・家は消し飛び
辺りは火の海になった・・・。
単純な力において
母は男と互角以上の
戦いを繰り広げていた。
母は男に告げる。
世界の未来もドグラへの忠誠も
もうどうでもいい！
私はわかった・・・
この世で最も価値があるもの
それは家族へと”愛”だって！！
情・・・それは
初め私の中に無かった・・・
あなたが奪ったから・・・。
でもそれは少しずつ、少しずつ
私の中で大きくなっていった・・・。
そうよ日々のひだまりの中で！
そんな母の言葉に男は激昂する。
愛と情などくだらんバグだとして
ならばキミの掲げる”愛情”とやらと
ボクの科学・・・。
どっちが上か比べてみようじゃないか？
そうして男は”ベータ洗脳”を放ち
母は男に洗脳される。
最も愛する者を殺したまえと。
そして母が律を殺すべく
手を伸ばした次の瞬間
二発の銃弾が男を貫いていた。
銃を撃った父は
母に銃口を向けながら語り掛ける。
話は聞いたよ・・・。
いつも話し合っていたよね・・・。
もしこんな日が来たら
どうするかをと。
二人は決めていた。
どんなことがあっても
息子を律を守る。
例えお互いを殺してでもと。
そして二人は
互いに愛していると
言葉を交わし・・・。
あの時の記憶を全て思い出した
千堂は慟哭する。
そう・・・あの洗脳は解けなかった・・・
母さんが父さんを殺すまでは・・・！！と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ！
感想
前回アスヤの洗脳が解かれて
エイト側の視点に戻るかと思ってましたが
かなり重い話が明らかになりましたね・・・。
元々千堂の両親の死については
洗脳されていたこともあって
そこまで驚きはしませんでしたが
まさかそこに首領がいたとは。
あくまでも客観的に見れば
母が洗脳を受けてしまって
そのせいで悲劇になったのは
多少救いがあるかなと。
両親共々息子を守るために
その命を懸けたわけですし。
ただそんな記憶が蘇った
千堂の気持ちを考えると
流石に良かったとは
口が裂けてもいえないですね・・・。
まあでも千堂が両親に愛されていたことは
記憶の中でも確かだと思いますので
それだけは間違いないと思います。
それにしても本当に首領は
いたるところで悪さを働いてますね。
そのせいで悲劇も起こっているわけですし
他にも色々な場所で恨みを買っているんだろうなと。
それはともかくとして過去を
はっきり思い出したことは
未来を考えるとよかったのかも。
どうやっても過去は変えられない以上
愛されていたことがわかっただけで
救われることもあると思いますし。
ともかくベータ洗脳を解くコードが
明らかになったのは間違いないので
エイト達の洗脳も恐らく解けるかと。
まあ現在進行形で
野原がピンチなのは変わりないので
エイト達が野原を手にかけるのが先か
それとも間に合うのかどうか
今度の展開が楽しみです。
欲を言ってしまえば
エイト達が自力で洗脳を解ければ
首領にも大きなショックを与えられると思うので
そうなったらいいなとは思いますが・・・。