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ヴィンランド・サガ 最新 第204話 内容ネタバレ&感想 カルリの悩みと部族集結!?

2023年7月25日発売の

アフタヌーン 9月号にて連載されている

ヴィンランド・サガ 204話

ネタバレ&感想になります。

 

第204話 千年航路⑬

内容ネタバレ

 

プルムクとニスカワジージュは

10日毎の情報交換に来なくなった。

 

トルフィンはウーヌゥ人との

交渉の窓口を失った。

 

ギトプイ一族が病気によって

大きなダメージを負ったことを彼は知らない。

 

ギトプイ一族の現在の状態を確認し

できるだけ早く彼らとの交渉を

再開させなければならない。

トルフィンは焦っていた。

ギトプイ一族を捜すべく

雪が降り積もる森へと

足を踏み入れたトルフィン達。

 

10人以上のウーヌゥ人達の足跡を

発見したトルフィンはギトプイ一族の

冬の住処がわかるかもしれないと

追跡を開始する。

 

行動を共にするエイナルは

トルフィンと同意見なのかそれに従うが

通訳として連れて来たギョロは

悪い予感がすると駄々をこねていた。

 

しかしこの状況をこのまま

放置するわけにはいかないという

エイナルの言葉に加えニスカワジージュの事も

心配であるのも事実で嫌々ながらも

ついて行くことを決める。

 

そんな二人の話を聞きながら

トルフィンは思う。

 

たしかに・・・何もかもが

良くない方向へ流れ込んでいる・・・

そんな気がする。

 

暴力の臭いが強くなっている。

止められるのか・・・?

オレになにができるのかと。

 

一方その頃トルフィンの家では

妊娠したグズリの世話を買って出た

コーデリアが料理を作っていた。

 

グズリもそんなコーデリアの優しさに

心から喜んでいるらしく

家の中は優しい空気が流れていた。

そうした中、コーデリアが

薪を取りに家の外へ向かうと

ハラハラと雪が降り始めていた。

 

まだカルリが帰ってこないためか

捜しに行こうかと考えながら

家の前に積まれた薪へと向かうと

そこには神妙な顔をしたカルリとママの姿が。

 

何をしているのか尋ねたところ

カルリは語る。

哲学的な問題について

思いを巡らせていると。

 

どうやらカルリはヒルドが

人を殺しに行ったことを知ったらしく

その事について考えていた。

 

頭がいいヒルドがそう決めたんなら

きっともうよっぽどなんだと思う。

 

しかし父ちゃんは

「敵なんかいない」って言う。

「傷つけていい人なんかいない」って。

 

村の大人達は父ちゃんのこと

いくじなしって言う。

男は戦うことから逃げたらだめだと。

 

みんなして色々言うが

誰が正しいと思う?

 

そう問われたコーデリアは

まだ幼い子供だと思っていたカルリが

賢く全部わかっているのだと気づき

自分の思いを語る。

 

私は・・・トルフィンさんの

おっしゃることを信じたいと。

 

私は体が大きいのに意気地なしだから

いつもいじめられてきた。

 

みんな私に言った。

「男なら戦え」って。

「使えない男に価値はない」って・・・。

 

でもトルフィンさんだけは私に

「戦わなくてもいい」って言ってくれた。

 

とっても優しい人。

どこまでも優しくあろうと

努力している人。

 

そんなトルフィンさんの言葉が

いちばん優しくて素敵だから

私はトルフィンさんを信じたいと。

 

コーデリアの言葉を聞き

考えが纏まったのか

カルリは嬉しそうに笑みを浮かべ・・・。

夜が更けた頃、ミスグェゲブージュを狙い

森に入っていたヒルドは

ウーヌゥ人の集団を発見する。

 

戦の準備なのか武器を持ち

雄叫びを上げる集団の前に立っていたのが

目的であるミスグェゲブージュだった。

 

その様子を見てヒルドは

私がグズグズしている間にと

早く動かなかった事を後悔していた。

 

ミスグェゲブージュは皆に告げる。

ギトプイの一族に起きたことは

他人事ではなくノウド人どもが

消え去らない限り危機は続く。

 

力づくでもノウド人を

海の向こうへ追い返し

奴等の家 持ち物 畑

一つ残らず燃やして捨て去り

大地を清めねばならないと。

 

そんなミスグェゲブージュに対し

弩の狙いをつけるヒルドだが

今更あいつを倒したところで・・・と

構えを解いていた。

 

ムインと呼ばれるウーヌゥ人は

ミスグェゲブージュに

見返りがないとやってられないと苦言を呈す。

 

しかしミスグェゲブージュは

疫病を甘くみてはならんとして

再度全てをこの島から消し去るように告げるも

集まった者達は働き損だと

士気が少し落ちつつあった。

 

しかしムインはあんたはまじない師で

戦士じゃないとして

明らかに言う事を聞く素振りを見せず

ミスグェゲブージュは

焦りの表情を見せていた。

 

一度手を下げたヒルドが

戦争が避けられないならと

再度狙いを付けたその時

集団の元へトルフィン達が姿を見せ!?

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

ミスグェゲブージュによって

トルフィン達ノウド人とウーヌゥ人との間で

戦争が起きるだろう事は

ある程度予想してましたが

思いのほか早かったですね。

 

それだけミスグェゲブージュが

現状に危機感を持っているんでしょうけど

まさかそこへトルフィン達が来るとは

流石に予想外でした。

 

正直このまますぐにでも戦端が

開かれるとばかり思っていましたが

トルフィン達の登場により

色々と面白くなりそうです。

 

この先の展開としては大きく二つあって

戦争になるかならないかでしょうね。

 

戦争になった場合ノルド人側も

黙ってやられることはないでしょうし

それはウーヌゥ人も同じなので

凄惨な戦いになるかと。

 

戦争にならないようにするには

一つはトルフィンがどうにか説得して

思い留まらせる方法。

 

もう一つは戦争が出来ない程に

ペストが流行することでしょうか。

 

後者の場合にはトルフィン達も

無事では済まないと思いますので

出来れば避けたいところ。

 

なので前者にかけるしかないんですが

あのミスグェゲブージュを

どうにかして説得するとか

正直難しいと言わざるを得ないでしょうね。

 

ただムインという男が言うように

ミスグェゲブージュは戦士ではないので

彼ではなく他の者を説得するほうが

よっぽど可能性が高い気がします。

 

特にあの連中をまとめる立場と思われる

戦士ムインをどうにか説得できれば

他の者も思い留まる可能性が高いかなと。

 

まあ、それも簡単ではないでしょうけど

トルフィンとしては絶対に

戦争を避けたいと考えているでしょうし

そうする他ないと思います。

 

何にしても事ここに及んでは

トルフィンに賭けるしかないでしょうし

戦争になるかどうかは

彼次第ということになるかと。

 

次号 両部族の行く末が決まる!

と予告にありましたので

次回トルフィンが動くことによって

どういう流れになるのか楽しみです。

 

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