2024年8月22日発売の
ヤングジャンプ 38号に連載されている
テラフォーマーズ #65の
ネタバレ&感想になります。
#65 CALLING 指名と使命
内容ネタバレ
対テラフォーマー
衝撃波制御増幅式半自動加速装置
『ギャラクシアン・ナーガ』
奥の手である装備を発動させた
ジェットがキャビテーションをまともに受け
致命傷を負ったにもかかわらず
立ち上がったことでハンニバルは考察する。
テッポウエビなら胴体は再生しないはず・・・
過剰変態か・・・?
違うな・・・コレは”M.O.H”兵器か!
モザイクオーガン・ハイブリッド——・・・
簡単に言っちまえば
神経接続で動くパワードスーツ。
元はドイツが戦闘に向かない生物になった
乗組員への強化策として開発したと聞くが・・・
ジェットの装備を看破したハンニバルは
軽く笑みを浮かべながら
今にも飛び掛かろうとしているジェットに声をかける。
・・・随分無理をしている様に見えるが
アームが3本増えただけで
そんなに強くなるのかい?と。
そんなハンニバルの声に
ジェットもまた笑みを浮かべ
——ああ!!なるぜっ!
知らねぇのか!?と返した瞬間
ジェットの姿は消えていた。
目にもとまらぬほどのスピードで
体ごと突撃したジェットの一撃に対し
ハンニバルは間一髪のところで反応したものの
唇ごと頬を抉られていた。
その動きに感心したのか
ハンニバルがほォ・・・!と
感嘆の息を漏らした次の瞬間
両者は真っ向からぶつかっていた。
超スピードでの攻防は
互いのキャビテーションの一撃により
その動きを止める。
ハンニバルはジェットの頭部に。
ジェットはハンニバルの胴体に。
同時に放たれた一撃は
互角かと思われるも
ジェットは劉の触腕のように
アームを支えに使うことで
より威力の高い攻撃を放っていた。
自らも吹き飛ばされたものの
ハンニバルに大きなダメージを与え
吹き飛ばしたジェットは
慶次に受け止められていた。
しかし無理をしすぎたために
その身体は限界を迎えており
今にも意識を失いかけていた。
意識が朦朧とする中、ジェットは
ドルチバーキと再会した時のことを思い出し・・・。
逃亡生活を送っていたジェットの元へ
突然ドルチバーキが姿を見せる。
互いに近況を話しつつも
昔からの友達のように
酒を飲んでいた。
酒が進み空き缶や空き瓶が増える中
身を正したドルチバーキから
ある頼みごとをされることに。
・・・ジェット お前が必要だ すまない。
人間を捕獲する仕事だ。
それでも今回は・・・お前しかできないと。
そんなドルチバーキの言葉を受け
ジェットは口を開く。
ジェット・・・ジェットか・・・
逃げ足が速いからついた綽名だ・・・。
だが——被験体番号でも”61位”でもなく
・・・ここでの偽名でもなく・・・
そう呼ばれたのは・・・久々だ。
・・・そうか・・・戻るとしたら
膝丸燈の味方か・・・と。
ドルチバーキからそうだ 会うか?と聞かれた
ジェットは・・・こう答えた。
終わったら・・・会うよ。
今回の仕事で——・・・
役に立てたら・・・と。
その時の事を思い出した
ジェットが笑みを浮かべる中
サムライソードは『霜刃工芸師』を手に
ハンニバルへと疾走しながら思う。
ありがとうジェット・・・
・・・飽くまで私にいわせりゃあ・・・だけど
あんた良い奴ねと。
一方ジェットの攻撃を受けた
ハンニバルは内臓に深いダメージを負ったのか
鼻と口から血が流れ続けていた。
己の体を鑑みて好奇心を優先しすぎたとして
合理的に一時撤退することを考えるもふと思う。
撤退して・・・して——・・・どうする・・・?と。
船外にはクジラ型テラフォーマーから
次々とテラフォーマーが吐き出され
壁を伝って船に降り立っていた。
この襲撃におけるリーダーらしき個体は
タブレットを持ち込んでおり
その画面にはハンニバルの姿が・・・。
未だ動けないハンニバルに対し
好機とばかりに襲い掛かったサムライソード。
その一撃は受け止めようとした
ハンニバルの手ごと腕の半ばまで斬り裂き
恨みを晴らすかのように睨みつけながら
サムライソードは告げる。
呼んでみろ 私の名をと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
圧倒的なハンニバルを相手に
どう戦うのかと思ってましたが
思っていた以上にジェットが頑張りましたね。
本人も無理をし過ぎたと言ってましたが
奥の手を使ったとはいえ
あのハンニバルに大ダメージを与え
膝をつかせるとは大したものだと思います。
そしてそこからのサムライソードによる攻撃と
流れとしてはかなり良い展開かと。
それにしても専用装備もそうですが
”M.O.H”兵器にしても
技術の発展具合が凄まじいですね・・・。
恐らく彼らの装備以上のものも
どこかで開発されているんでしょうけど
それを味方だけではなく敵も使うわけですから
厄介極まりないなと。
それはそれとして第三勢力についてですが
あのクジラはやっぱりテラフォーマーでしたね。
まさか中からテラフォーマーが
続々と出てくるとは思いませんでしたが
あの数を見る限り本気で
ハンニバルの身柄を狙っているのは間違いないかと。
それにタブレットを使う
リーダーらしき個体もいるみたいですし
恐らく彼らは特性持ちだと思われるので
その意味でも脅威としか言いようがないですね。
出来ることならサムライソードたちの戦いが
終わるまでは大人しくして欲しいところですが
ハンニバルを生きて確保したそうに見えますし
展開しだいでは三つ巴の戦いになるのかも。
どちらにしてもテラフォーマーたちが
大挙して現れた以上
船での戦いも終わりが近いでしょうね。
その結果がどうなるかはわかりませんが
出来ることならサムライソードの本懐を
果たさせて欲しいところですが・・・。
気になる続きについてですが
次回は9/19発売の42号にて掲載とのこと。