2024年10月23日発売の
週刊少年サンデー 48号に掲載されている
葬送のフリーレン 第136話の
ネタバレ&感想になります。
第136話 再会
内容ネタバレ
急用を思い出したとヴァルロスと別れた
ザインは改めて魔力を探知し
それがフリーレンであると確信する。
・・・まったく。
女神様ってのはどうしてこうも
気まぐれなんだろうねと苦笑いしつつ
ザインがフリーレンのもとへ向かう中
フリーレン達は路地裏の廃屋に隠れていた。
シュタルクが受けた毒の解析をしていた
フリーレンだがその毒は
フリーレンも見たこともないものだった。
それを聞いたフェルンは
教会へ向かうことを提案するも
フリーレンは距離があり過ぎると告げる。
遠距離から弓矢で狙われている状況で
大通りをいくつも越えるのは自殺行為だ。
それに敵が女神様の魔法を
使っているのも気になる。
道を外した僧侶ってだけならいいが
教会の関係者として紛れ込んでいる
可能性も否定できないと。
ではどうすれば・・・というフェルンの言葉に
フリーレンが何も返せずにいると
フェルンは解毒剤について触れる。
シュタルク様に矢を打ち込んだ
奴なら持っていますよね。
毒を扱う冒険者のパーティーは
万が一に備えて解毒剤を持っている。
扱いを間違えたり同士討ちをしたときに
取り返しが付かなくなるから。
フリーレン様が教えてくれたことですと。
そうだねと返したフリーレンに
フェルンは問いかける。
・・・どうして黙っていたんですか?
フリーレン様なら最初から
気が付いていましたよねと。
そんなフェルンの問いかけに
フリーレンはだってそれ言ったら
フェルン暴れるでしょと返し
フェルンも当たり前ですと認めていた。
その上でフリーレンはここは街中なんだから
別の解決方法を・・・と口にするが
フェルンは知ったことではありませんと告げる。
シュタルク様が死ぬかもしれないんですよと。
そんなフェルンに対しフリーレンは
落ち着かせるように語り掛ける。
フェルン、ここは帝都だよ。
人類最大の魔法文明のその首都だ。
交戦は許可できない。
私達の生命の安全のために。
もし何かの間違いで民間人に被害が及べば
すべてを敵に回すことになる。
対人戦に優れた帝国の魔法使いは
想像以上に恐ろしいよ。
そう話しフェルンを落ち着かせようと
深呼吸させようとするフリーレンだが
フェルンはそれを遮り
私の腕が信じられませんか?と話すが
フリーレンは今は信じていないと告げる。
自分がどんな状態だかわかってる?と。
そうした中、突然家の扉が開き
フェルンは杖を向けフリーレンが
撃っちゃ駄目と止めるが
入ってきたのはフリーレンの魔力を
追ってきたザインだった。
久しぶりの再会を喜ぶザインは
挨拶もそこそこに一先ず
毒に倒れたシュタルクの容態を確認する。
そうした中、フェルンは何故ザインが
ここにいるのか分からず困惑しており
フリーレンから説明を受けることに。
気付いていなかったでしょ。
逃げている最中にザインの魔力を感じたから
その方向に逃げてきたんだ。
後は魔力を出して
ザインに私達の存在を知らせた。
どうせ女神様の魔法で追跡されているんだから
魔力を隠して潜伏するメリットも無いしね。
おまけにザインは追跡対象ではないから
私達と違って撃たれる心配もなく
安全に合流するにはこの方法しかなかった。
もちろんザインを見つけたのは
偶然に過ぎないことだったけれども
偶然を利用できるくらいの冷静さは
魔法使いには必要だよと。
そんなフリーレンの言葉に
フェルンは何も言うことも出来ず
自分の未熟さを噛みしめていたが
ザインによってシュタルクの治療が終わる。
フェルンは表情を和らげ
・・・良かったと口にし
ザインは運が良かったなと語る。
シュタルクじゃなければ
掠っただけで即死だった。
それほどの猛毒だと。
改めてフリーレンとフェルンは
ザインに感謝の気持ちを伝え
どうして帝都に?と尋ねる。
するとザインはこの街に
ゴリラがいるかもしれないと話しつつも
のんびり話しているような時間はないんだろうと
今の状況について尋ねるのだった。
一方、影の戦士達もフリーレン達が
廃屋から動いていないことから
次の手を考えていた。
そうして指示を受けたのは
ガゼレでありすでに廃屋に向かっていた。
ロレは告げる。
廃屋は通信範囲圏内のぎりぎりです、
もし相手が応戦せず逃走した場合は
深追いは禁物であると。
そして廃屋にてフリーレン達から
事情を聞いたザインは連中の連携が
取れすぎているのが気になると口にする。
例えば俺がこの逆探知の脆弱性を突いて
敵の僧侶の位置を割り出したとするじゃん。
そう言ってフリーレンに掛けられた
逆探知の魔法から敵の居場所を割り出したザインは
フリーレンが持っていた市街図のある場所を
指さしながら言葉を続ける。
それで俺が、ここに敵がいるって
お前らに教えるじゃん。
俺が言いたいのは、なんの躊躇もなく
その場所を撃てるのかって話だと。
ザインの考えを理解したフリーレンは
ある事実に気づき口にする。
相手にとって女神様の魔法は
戦闘の補助程度のものじゃない。
戦術の根幹に組み込まれていると。
フェルンがその事について尋ねようとした瞬間
扉を蹴破ったガゼレの襲撃を受け
フェルンに斬りかかるがそれを止めたのは
先程治療を受けたばかりのシュタルクだった。
ヘラヘラしながら
おいおい話が違うじゃねぇかと口にする
ガゼレにフェルンは魔法を放つ。
それにより破壊された壁から
再びヴォルフの矢が襲い掛かるも
シュタルクによって防がれていた。
間一髪のところでガゼレは躱しており
物陰に隠れながらこんな危険な役割
二度とやりたくねぇなと零すが
ヴォルフはそんなガゼレに上出来だと告げる。
これで奴らを炙り出せると。
テーブルを盾にしつつフリーレン達は
意識を喪ったシュタルクに感謝していた。
ザインは無茶しすぎだと言いつつも
なんでもう動けるのかわからず恐怖していたが
フリーレンはシュタルクも
戦士らしくなってきたねと笑みを浮かべていた。
そして改めてザインにさっき指さした位置に
敵の僧侶がいることを確認し
フェルンに相手の弱点は女神様の魔法に
頼りきっているってことだと声をかける。
フェルンもフリーレンが何を言いたいのか理解し
司令塔を叩けば相手のパーティーは
動けなくなるとして確認をとるが
フリーレンはいいよと先程とは違い
あっさり許可を出し笑みを浮かべる。
もうおっ始めちゃったし
今のフェルンならあの程度の距離
外さないでしょと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ようやくザインと再会したわけですが
あれ程の毒を治すとは
相変わらずとんでもない技術でしたね。
戦闘経験はそれほどでもないので
今の時点ではハイターには劣るでしょうけど
長ずればそれ以上になるのは間違いないかと。
ともあれザインがシュタルクの治療をしたことで
事態は好転したのは間違いないので
フェルンが敵のいる場所に狙撃することで
反撃の狼煙が上がることになりそうです。
恐らく影の戦士達も
司令塔であるロレを狙っているとは
現時点でわかっていないように思えますし
かなり有効な手だと思います。
それにフェルンとしても
シュタルクが危険に晒されたことから
ブチキレているのは明白ですからね。
その怒りをぶつける先が分かった以上
手加減することなく本気でやると思いますし
それが何をもたらすのか楽しみです。
それにしても今回ロレの指示を受けて
襲撃してきたガゼレですが
やっぱり彼も影の戦士として
相応しい実力者のようですね。
シュタルクに攻撃を防がれたのはともかく
フェルンの魔法をああも見事に躱すとは
それだけで実力のほどが知れますし。
恐らくあのスピードを見るに
影の戦士たちの中でも
いわゆる斥候タイプだと思いますが
魔法使いにとってかなりの脅威でしょうね。
魔法を発動させる前に仕留めれば
魔法使いであっても倒せるでしょうし
ある意味天敵と言えるタイプなのかも。
ともあれ防戦一方だったフリーレン達も
ザインとの再会により
ようやく反撃に移れそうですし
これからどうなるのか楽しみです。
流石に敵の司令塔を潰せたとしても
そう簡単に勝てる相手ではないと思いますが
やっぱり戦いというのは一方的ではなく
戦り合ってこそだと思いますしね。
気になる次回については
11/6発売の50号に掲載とのこと。