2024年11月6日発売の
週刊少年サンデー 50号に掲載されている
葬送のフリーレン 第137話の
ネタバレ&感想になります。
第137話 撃退
内容ネタバレ
影の戦士たちに襲撃を受けたものの
ザインとの再会により
反撃のきっかけを得たフリーレン一行。
シュタルクが傷つけられたことで
やる気を燃やすフェルンに
敵の司令塔を狙ってもらうことになり
その方法について話し合うことに。
フリーレンは問題はどうやって
射線を確保するかだと語る。
曲射だと周囲の建物の屋根を削ったり
下手をすると上階をぶち抜く可能性まである。
敵の位置がわかっていたとしても
射線上が安全課確認するための目視は必要だと。
それを聞いたフェルンが
市街戦って面倒ですねと零し
フリーレンはそれを宥めながら
自身の考えを語る。
今のところは
”上空でしっかり狙いを定めて撃つ”
これしかないと思うと。
ザインは死にたいのか?と言い
フリーレンも毒矢の的だと同意した上で
もう一つの考えを語る。
やっぱり命中精度に不安は残るけど
私が防御魔法の全面展開で押し切るしかないか。
まあ、あのレベルの射手なら
防御魔法をぶち抜いてくる可能性もあるけど
そこは賭けかなと。
それを聞いたフェルンは
冷静じゃない子は戦わせないよと
言われながらも考えを口にする。
昨日も丁度これくらいの時間でしたよね。
魔力探知でタイミングを
計れたりしませんかと。
フリーレンはその言葉を聞き
・・・なるほどと考えた後笑みを浮かべる。
面白いね。
試してみる価値はあるかもと。
一方、フリーレンの動向を
隠れて窺っていたガゼレは
対象が動かないことで
もうひと暴れしなきゃいけないかと
ロレに確認をとっていた。
その瞬間、フェルンが猛スピードで
上空へと飛び出すが
すでにヴォルフは弓を構え
その姿を補足していた。
しかし丁度その時花火があがったことで
フェルンの姿は覆い隠されてしまい
ヴォルフはこれじゃ正確に狙いを
定められないと断念。
ガゼレとヴォルフは狙いが司令塔である
可能性があることから
ロレに今すぐ持ち場を離れるように声をかけるが
すでにロレは外に走り出していた。
建国祭の花火に隠れたフェルンは
矢が飛んでこないことから
射手が目視に頼っていることを確認し
座標の位置を探り
その場所にすでにいないことに気づく。
確かについさっきまであの場所に
強い魔力の反応があった。
でも今はそれが無い。
恐らくはもう魔力を消して移動していると。
そう考えたフェルンは
花火が終わるまでは時間を稼げると
冷静に集中する。
あちこちで魔法が使われている。
魔力を纏っている物も多い。
この街は雑音が多すぎる。
でも、奴の魔力はもう覚えた。
上空から狙われている
この危機的状況を打開するために
敵は必ず何か動きを見せる。
絶対に見つけ出すと。
路地裏を駆けながらロレは
何故私の居場所がばれたのか考えていた。
そして逆探知がかけられていることから
敵にもかなり優秀な僧侶がいることに気づく。
ヴォルフから花火が終わるまで
全力で逃げ続けろと言われるも
体力がないロレに出来るはずもなく・・・。
続けて店の前にいたシュリットも
路地裏で吐いているらしく
ロレも信じられないと呆れていた。
そしてガゼレに一旦引き返して
私を担ぐようにと声をかけるも
ヴォルフは悪いが無理だと答える。
俺達が牽制をやめたら
フリーレンが自由になると。
フリーレンはシュタルクが
動けないことを確認すると
現在の状況を考える。
私が下手に動けば
シュタルクとザインが死ぬな。
しかも相変わらず
敵の戦士の位置がわからない。
正直分が悪すぎる。
せめて魔力探知で捕捉できれば・・・
まあ、それは敵の僧侶もそう思っているか。
あれだけ乱雑な花火に紛れたフェルンは
魔力探知でも正確な位置を
捕捉することは難しい。
それでも相当な手練れであれば
フェルンの位置を割り出すことは
出来るだろうけど――
そうフリーレンが考えていた一方で
ロレはフェルンの捕捉に成功していた。
そしてフェルンの魔力操作を封じることで
落下死させようと考え”捕縛の聖呪”を
フェルンに放とうとした瞬間
フェルンが見つけたと即座に反応し・・・。
フェルン達の戦いは帝都内の
手練れたちも察知していた。
その中には魔導特務隊の面々もおり
カノーネはヴェークに声をかける。
ノイに待機だと伝えろ。
また暴れられたら敵わん。
ついでに被害状況も調べてこいと。
ヴェークは今まで書類仕事でもしていたのか
やっと外の空気が吸えると零しつつ
カノーネに尋ねる。
建国祭の治安維持やお貴族の護衛
そして退屈な書類仕事。
こんなの魔導特務隊の職務じゃないのに
フラーゼ隊長は一体何を考えているんですかねと。
カノーネはその暇を今のうちに
謳歌しておけと告げる。
もう長い付き合いになるが
未だにあの方の考えがわからない。
そしていつもその意図が理解できた頃には
私達は地獄のような戦場に立たされていると。
一方その頃、ヴォルフとガゼレは
倒れたロレの容態を確認していた。
どうやら完全にのびているらしく
ヴォルフは戦闘指揮続行不可
退却だなと冷静に判断する。
ガゼレはロレを担ぎながら
装備の魔法装備に助けられたな
顔面行ってたら死んでたぜと言いつつも
それとも敢えて殺さなかったのかなと考えていた。
影の戦士たちを撃退したフリーレンは
その事をゼンゼたちに報告していた。
ゼンゼ達にとっても実戦により
敵の戦術が分かったのは大きな進展したと
フリーレンに礼を述べる。
帰り際、フリーレンは
言われなくとも任務には協力すると告げる。
フェルンがやる気になってるからね。
一級魔法使いはフェルンだ。私はその仲間。
どこまでも付いて行くだけだよと。
その上でゼンゼに試験官だった時の
落ち着きがないと声をかける。
そんなに怖がらなくても
ゼーリエが死ぬことなんてないよと。
フリーレンが去ったあと
ゼンゼは口を開く。
ゼーリエ様と同じだな。
きっと驕りですらないのだろう。
20年前大魔法使いミーヌスが
人間の戦士の手によって討たれた。
エルフが決して不死の存在ではないという
イメージがひっそりと世界に広がっている。
そのイメージの恐ろしさを
理解しているはずのゼーリエ様でさえ
自身の死というものを
どこか朧げなものとして捉えている。
何百年何千年と生きてきたからと行って
それは明日死なない理由にはならないというのに。
私達が守るしかない。
命に懸けてもと。
フリーレン達がザインから
離れていた間の出来事を聞いていた最中
ゼンゼからラント達が帰還したとの知らせが。
ユーべルからリネアールが残した
情報が入った封筒を受け取った頃
帝都の門の前にゼーリエが座っていた。
ゼーリエは帝都か。
面影の形もないなと
弟子であったフランメを思う。
そしてフランメが築き上げた
大陸最大の魔法文明
まさかこんな形で訪れることになるとはと
笑みを浮かべるのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
影の戦士たちの撃退に成功したわけですが
あの作戦は素直に大したものだなと。
建国祭の花火を利用して
上空からの狙撃を成功させるとは・・・。
ただ気になるというか疑問に思ったのは
何故フェルンはロレを仕留めなかったのかについて。
昔ならいざしらず今のフェルンならば
あの一撃で仕留めることも可能でしょうし
何故そうしなかったんだろうかと。
彼女が司令塔であることは
フェルンもわかっていたでしょうし
そのあたり気になるところです。
それにしてもユーべルとラントが
持ってきたリネアールの情報ですが
一体どんな内容が書かれてるんでしょうね?
ゼンゼはようやく敵の正体が判明すると
言っていましたが・・・。
なんにしても今わかっているのは
敵がゼーリエの暗殺を企んでいる
ということだけですので
それ以外の情報は歓迎したいところです。
どんな人物、勢力が関わってくるかは
正直何とも言えませんが
次回、次々回には明らかになると思いますので
一体どんな相手なのか楽しみです。
気になる次回については
11/20発売の52号に掲載とのこと。