たくさんの漫画の中から管理人が厳選したオススメ漫画を少しのネタバレを交えて紹介しています。当ブログにはプロモーションが含まれています。

オススメ漫画ネタバレ情報局

キングダム 最新 第838話 ネタバレ&感想 東門の開放と降服宣言

2025年6月5日発売の

週刊ヤングジャンプ 27号に掲載されている

キングダム 第838話

ネタバレ&感想になります。

 

第838話 入城

内容ネタバレ

 

秦軍による新鄭攻め開戦の刹那

王安王と寧姫によって鳴らされた

覚悟の鐘の音が新鄭中に鳴り響く。

 

秦軍にはそれが何なのか分からず困惑していたが

東壁王族専用東龍の門を守る者達は

それが何を意味しているのか理解していた。

 

門長である張印は合図となる鐘の音を聞き

涙を流しながら皆に告げる。

 

・・・ご決断されたのだ・・・我らの王が・・・

泣くな!王は・・・民を守られたのだ・・・

・・・開門だっ・・・東龍の門開門だァ!と。

 

突如として開いた新鄭の門を見て

東壁攻めに配置されていた兵達は困惑していた。

 

隊を任されていた岩勇も

どう動くべきが思案していたが

配下の者達から様々な意見が上がる。

 

今なら簡単に中へ・・・

そもそもまだ騰様の号令がかかっていない。

向こうの手違いだとしたら今すぐに・・・

 

そうした中、配下の一人が進言する。

進入して一帯を制圧すれば

拠点に軍を入れて新鄭を落とせます!と。

 

その意見を受け入れた岩勇は

これ以上の好機なし!と判断し

隊を動かそうとするが

その瞬間、騰自ら割って入りそれを止める。

 

そして騰は自ら名乗った上で

門の上にいる韓兵に呼びかける。

この門の長はおるか!?と。

門長である張印は秦軍総大将である

騰の呼びかけに応え声を上げる。

 

韓王近衛兵団長兼

東龍門の責任者 張印である。

 

大王から騰将軍あてに

重要な言葉を預かっている!と。

 

・・・申されよ!と騰に促された張印は

何かを堪えるかのように逡巡した後

大王からの言葉を告げる。

 

第22代韓王に変わり宣言致す。

韓は秦国に・・・降服する!と。

 

その言葉に秦兵達が驚き

戸惑いを隠せないでいたが

騰は繰り返し言われた言葉を

じっと目を瞑って聞いていた。

 

繰り返す。新鄭を無血開城し

韓は秦に・・・降服する!と。

 

張印が代弁した韓王の言葉を受け

騰はしかと承った!と応えた上で訊ねる。

 

降服とあれば流血を望まぬが

入城して城内は安全であろうかと。

 

その問いかけに対し張印は

率直に実情を明らかにする。

 

・・・申し訳ないがそうとは言えぬ。

この門以外はまだ開城・降服のこと伝わっておらぬと。

 

それを聞いた秦兵の中から

なっ・・・!?どういうことだ・・・

我らを嵌めようとしているのではないのか!?

という降服自体を訝しむ声も上がるが

騰はそれを否定する。

 

違う 王家が独断で動いたということだ。

正規兵を終結させよ 入城するぞと。

 

録嗚未と隆国にもこのことを伝えよと指示した上で

騰は張印に協力を求める。

 

流血なしに降服を受け入れるのには

貴殿の協力が必要だ。

我らと共に・・城内を回って頂きたいと。

 

張印が騰の言葉を受け入れ今下へ行く!と返す中

騰配下の者から危険だとの声が上がる。

まずは歩兵を入れて様子を見ましょうと。

 

しかし騰はそんな余裕はないと一蹴し

城内の韓軍がこの門を封じる前に

中の盤面・・・・をひっくり返さねばならぬと語る。

 

韓王室はギリギリのところで

こちらへ精一杯手を伸ばされた。

 

今度は我らが全力で

その手を掴みに行く番だと。

韓が秦に降服したとの報せは

すぐさま朝廷にも届いていた。

 

文官達はその報せに騒然となり

夏侯龍は誤報だとして

報せを持ってきた者達に斬りかかる一幕も。

 

城内では東壁の張印兵が走り

降服宣言を広めて回った。

 

あまりの急展開に新鄭の兵達は

理解が追い付かず大いにとまどいを見せたが

秦六将騰の精強な軍勢が

城内を悠々と歩く姿を目の当たりにし

降服の事実を認識する輪が広まって行った。

 

しかし当然それでも

武器を放そうとしない兵達もいたが

騰の兵は絶対に武力行使に出ることはなく

静かに説いて回った。

 

民兵の多い城内の予備軍は

次々と降服し解散していった。

 

一方騰が入城した東側と対極にいる

西壁上の洛亜完軍は

城内の異変の実情をつかめずにいた。

 

そこへ城内に秦軍が

騰が侵入したとの急報が届く。

 

東壁の門の一つが・・・

”東龍の門”が内から開き・・・

そして王命で”降服”を宣言したと!

 

あまりの内容に洛亜完兵は騒然となるが

洛亜完はただじっと東へと目を向けていた。

 

降服に納得がいない洛亜完兵たちは

ふざけるなァと声を上げる。

 

まだ戦ってもいないのになぜ降服など・・・

一体どういうことだこれは。

 

我々はこれから英呈と東砂で

倒れた仲間達の仇を討つのではないのか。

 

た・・・戦いもせず降服するなら

あの二戦は何だったんだ。

皆は何のために死んだのだと。

 

兵たちは投降なんてするものかと

洛亜完にやりましょうと進言する。

 

我らはまだ本営から何も聞かされていない。

騰軍が入城していても

新鄭全てが投降したわけではない。

この西壁・西側は全員戦えますと。

 

我らで騰の首を取りましょうと

気炎を上げる配下の者達の声に洛亜完は・・・

北壁開門録嗚未軍入城。

城内の民にも兵にも気概を加えるなとの

騰の命令を受け入城を果たした録嗚未達。

 

配下の者の中には

本当に無血で新鄭内に入ったことを

信じられず戸惑う者達もいたが

録嗚未は皆に警戒を促す。

まだだ まだ一山あると思っとけと。

 

北壁が落ちたことで

南壁の説得はさほど刻を必要としなかった。

 

開いた南門より隆国と干央の軍が素早く入城し

新鄭内の秦軍は一気に充実した。

 

韓の兵や民を殺めたという報告はない。

南北の軍の入城も間に合った・・・・・

ここまでは上々と騰は思った。

 

その時 騰軍は新鄭の温度が

確実に上昇したと感じた。

 

西壁側の兵を率いた洛亜完軍が

目の前に現れたのだ。

 

英呈平原・東砂平原の戦いを経て

新鄭の真ん中で三度相対することになった

騰と洛亜完だが・・・

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

王安王と寧姫。

二人の王族による並々ならぬ決断を持って

東龍の鐘が鳴らされたわけですが

今のところ上手くいっているみたいですね。

 

騰も寧姫らの意志に応えて

血を流すことなく入城していますし

最善といっていい展開かと。

 

ただあくまでも今のところであり

騰軍の前に布陣した洛亜完軍

そして夏侯龍の動き次第では

まだまだ荒れる展開もあり得るでしょうね。

 

韓の第一将である洛亜完と

慰安維持軍を率いる夏侯龍。

 

どちらも一筋縄ではいかない人物ですし

言ってみればここからが本番なのかも。

 

とりあえずこの状況を見るに

秦軍の勝ちは決まったも同然ですが

最後まで血を流さずにいけるのかが

今後の統治にも大きく関わってくるでしょうね。

 

それにしてもここに来て洛亜完が

一体何を考えているのか気になるところ。

 

彼ほどの男ならばどうしたって

今の状況で秦軍に勝てるとは思ってないでしょうし

もし仮にこの場で戦うのだとすれば

自分も含めて降服に反対する者達を

ここで始末してもらおうとしているとか?

 

降服に納得できない兵達が

今後の統治に問題視されるのは

必然だと思いますし。

 

私的に一番有り得るのは対峙したものの

戦う気は既になく韓軍の第一将として

降服を受け入れることを

改めて宣言するのではないか思っています。

 

まあ、そうなったら万々歳ですが

そうなったらいいなという願いもあるので

実際には違う展開を見せるのかも。

 

ともあれ先程も言ったように

ここからの展開次第で

これからの韓の命運が決まると思いますので

どうなるのか楽しみです。

 

第837話へ

第839話へ