2025年9月24日発売の
週刊少年サンデー 43号に掲載されている
地上へ・・・ 第35話の
ネタバレ&感想になります。
第35話 ヒミツ
内容ネタバレ
人々の知らぬ間に
この世界は終焉を迎えていた!
だがその終焉を少しでも引き延ばそうと
地下3000mで、日々命を懸けて
戦い続けている者たちがいた。
人を超越せし者達。
すなわち”超人”である!
首相公邸にて総理は
まさか街が一つ消し飛ぶとは・・・
と秘書を前に頭を抱えていた。
秘書は報告する。
”YOCHIEN”局長の司令で
工場の事故と発表されましたと。
総理はまた国民を欺かねばならないのか・・・
と歯噛みしつつも秘書に頼んでいた資料を
受け取り早速中身を確認する。
そこには一枚の書類のみが納められており
その書類には以下の事が記されていた。
曲直瀬始 政府特務機関”YOCHIEN”の局長。
年齢経歴ほかすべて機密・・・と。
総理は書類をまじまじと見ながら口を開く。
しかし総理の私ででも情報に触れられんとは
一体何者なんだ彼女はと。
そんな総理に対して秘書は進言する。
総理、将を射んとすればまず馬を。
こういう時は周りから突き崩してみては?と。
え?と顔を上げた総理に秘書は
さらに書類を手渡す。
ということで誠に勝手ながら
総理の名を使って霧島管理官の資料を
請求してみましたと。
誠に気が利くね~キミは。と
満面の笑みで書類を受け取った総理は
早速書類に目を通すが驚愕する。
え~なになに霧島弦次郎
元警察予備隊所属・・・警察予備隊だと!?
先に書類を確認していたのか
秘書もまた表情を固くし口を開く。
はい、もしその資料が本当だとすると
あの霧島という男
すでに80歳近いということになります。
正直、私も驚きまして・・・
さらにあの男の過去の資料を辿っていくと
とんでもないものに辿り着いてしまいました。
特異点との遭遇と呼ばれるある事件です。
戦後まもなくとある企業が地下3000mを掘削中に
謎の空間を発見します。
その空間はレーダーで探索しても
終わりの見えない程広く
技術者の間ではどこか違う次元と
繋がっているのではと噂されました・・・。
そしてそこで遭遇したのが
”オブジェクト”と呼ばれる”邪神”です。
当時 自衛隊はまだなく”警察予備隊”
および米軍が全力で対応にあたりました。
文字どおり全力で。
だが一切の物理攻撃は効かず
たった一体のオブジェクトに軍は壊滅。
オブジェクトはただ一心に
地上への通路に向かって進んでいきました・・・。
その絶望の縁に立つ世界を
わずかに踏み留めたのが”初代の超人兵”
超人兵士強化機関
”Yard of Organized Cybernetic Human”
"Infantry Enhancement Nexus"
YOCHIENの7人。
あらゆる物理攻撃の効かなかったオブジェクトに
超人たちの意志の力が通用することが判明!
世界は九死に一生を得ます。
初代の超人兵は一般人から意志の力の強い者を
選別して化学的改造を施していたため
量産できなかった問題を遺伝子操作の進歩によって
なんとか対応して現在に至りますと。
総理は完全に綱渡りではないか・・・と
愕然としつつもハッと気づき顔を上げると
秘書はそんな総理の考えを肯定する。
はい、初代超人兵の生き残り・・・
あの若い姿は人体操作の影響かと。
その言葉をなんとか吞み込んだ
総理に秘書は最後に一つだけと
ある写真を渡す。
その写真には霧島を含めた
初代超人兵と思しき六人と
局長である曲直瀬が写っていた。
そして秘書は口を開く。
私にはどういう事かわかりませんが
とにかく彼女には少し
気をつけたほうがよいと・・・。
一方その頃”YOCHIEN”地上部にて
霧島は怪しげな笑い声をあげながら
ビーカーやピンセットを使い
何かを作っていた。
作っていたのはラーメンだったらしく
作りたてのラーメンを局長に渡す。
局長は作業の途中のようで
モニターから目を離すことなく
ありがとうと返し早速ラーメンを口にしていた。
霧島はそんな局長の背後に立つと
モニターを見ながら口を開く。
ひひ・・・次の人選かい?
やれやれついに地上の守りを
固めなくてはいけなくなるとは
いよいよ正念場だなと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
今回は総理視点から管理官と局長について
色々情報が明らかになりましたが
あの胡散臭い管理官が
まさかの80越えとは驚きました。
秘書曰く人体操作の影響らしいですが
超人たちの意志の力を見る限り
そういったことも十分可能な気がします。
常識すらも上回る力ですしね。
そして気になるのが局長についてですが
正直今回の話で思ったのは
もしかしたらオブジェクトなのではないかと。
もちろん荒唐無稽だとは思いますが
彼女の助言があったからこそ
オブジェクトに対抗する力を
なんとか生み出そうとしているのではないかなと。
オブジェクトの一人だった彼女は
地上を滅ぼすことを良しとせずに
オブジェクトを裏切って人間側についたみたいな?
まあ、今の段階ではあくまで予想で
事実は全く違うのかもしれませんが
そういう可能性もあるのかなと。
結局今回確実なのは霧島が
初代超人兵の一人であること。
他の連中が既に亡くなったのかどうかは
なんとも言えませんが生きていれば
そのうち登場することもあるのかも。
なんにしても最後のページを見る限り
地下から新たに超人が送り込まれるみたいですので
選ばれた超人達が地上の世界で
どんな反応を見せるのか楽しみです。
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