2025年5月14日発売の
週刊少年サンデー 25号に掲載されている
地上へ・・・ 第17話の
ネタバレ＆感想になります。
第17話 スーパーマーケットファンタジー
内容ネタバレ
シオンが憧れた”地上”の素晴らしさを
ビャクグンに分からせようと
ヒイロと結は気合をいれていた。
そしてヒイロは告げる。
こここそが”地上”の誇る商業施設・・・！
すーぱーまーけっとです！と。
しかしビャクグンはだからどうした？と
全く気にする素振りも見せなかったが
ヒイロはさまよったここ数日で
リサーチしたすごさを語る。
では知っていますか？ビャクグン。
この膨大な物品のほとんどが
食糧だということを！と。
その言葉にビャクグンは反応を示し
表情こそ変わらないものの瞳孔拡大
脈拍上昇と明らかに動揺しているようで・・・！？
その後もヒイロは結に訂正されながらも
色々な商品を紹介し
ビャクグンは地下とのあまりの違いに絶句していた。
鮮魚売り場で目にしたカニを見て
オブジェクトと勘違いして
ヒイロに制される場面もあったものの
母から歯ブラシ買うから選んで～の声に
それなら知っていると我を取り戻すビャクグン。
口腔衛生は戦力維持の基本だと
笑みを浮かべるが
その品揃えを見て驚愕していた。
地下では歯ブラシは”L”と”S”。
歯磨き粉は1種のみだった・・・。
なんという、”イロイロ”さ。・・・と。
そんなビャクグンにヒイロは
追い打ちをかけるように告げる。
いいですかビャクグン、なんと”地上”には・・・
この”すーぱー”自体にも色々種類があるのです！と。
その言葉にビャクグンは
限界を迎えたのか吐血し
ヒイロにトイレに連れていかれるのだった。
その後、ヒイロは少し風にあたるですと
外に出たビャクグンは語る。
地上は少しばかり”イロイロ”が
すごいのは認めよう。
だがなヒイロ、オレは
地下のシンプルさが好きだと。
その言葉を聞いたヒイロは
わかっているですと思いを口にする。
ヒイロは地上を無理に好きになれとは言わんです。
ヒイロも地上の素晴らしさなど全く分からないのに
シオンが悲しむのが嫌で無理に分かった
ふりをしていた時期がありました。
そして、ヒイロの嘘を信じたまま・・・
シオンは・・・
ヒイロの思いを聞いたビャクグンだが
目の前で子供たちが何かの機械を使い
遊んでいるのを目にし、ヒイロに訊ねる。
ヒイロもそれが何かは分からなかったものの
彼らの様子から”げえむ”というものだと口にする。
おそらく戦闘シミュレーション的なものでしょうと。
ビャクグンはやはり地上の人間も
戦いが好きなのだな・・・と言いつつも
片方の子供が明らかにわざと
やられていることに気づく。
そして勝負で手を抜いていることに
怒りを覚えるが勝った方の子供も
わざと負けたことに気づいていたようで
そのことを口にする。
すると負けた少年は語る。
お前引っ越しちゃうだろ。
ずっとオレに勝ちたがっていたから
一度くらい・・・って思ってと。
すると勝った方の少年は
余計なことすんなよ・・・と口にしつつも
ありがとうと礼を言っていた。
次会ったら今度こそ勝てるよう
練習しとくよ！と。
そうして握手する子供たちや
楽しそうに肩車をしている父娘を見て
ビャクグンはハッと何かに気づく。
ヒイロはそんなビャクグンに語る。
やっと気づきましたかビャクグン。
そうこの世界は平和なのです。
たとえ勝負に敗れたとしても
再び戦いの準備ができるほどにと。
ビャクグンは改めて少年たちに
一瞬目を向けた後、ヒイロに語る。
悔しいがこの”地上”・・・
全く興味がないと言えば
嘘になるかもしれんと。
その言葉を聞いたヒイロは
嬉しそうにうむですと応えるのだった。
その後改めて母から
歯ブラシを選ぶように言われた
ヒイロとビャクグンはキャラクターものの
明らかに子供用の歯ブラシを選んでいた。
結はそれを見て面白そうに笑い
母は子供が一気に三人増えた気分だわと
思いながらも笑っていた。
買い物を終えスーパーの袋を手に
ヒイロ達が家路につく一方で
父は超人を二人も預かるとか言ってないぞ～と
愚痴を零しながらも今だ繋がらない
電話をかけ続けていたのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ！
感想
ビャクグンに地上のすごさを分からせるための
スーパーマーケット回となったわけですが
流石のビャクグンも地上のイロイロさに
驚きを隠せなかったようですね。
ヒイロもそうですが戦いを第一に考える
地下と地上の違いにショックを受けるのは
当然だと思います。
それだけ地下世界は殺伐としているというか
余裕がない世界なんだろうなと。
ただそういう世界で製造され
育ってきたからこそ
超人として戦い続けることが出来たわけで
ある意味必然だったのかも。
ビャクグンのように戦いが全てというのも
地下世界においては当然であり
シオンのように地上に憧れる者が
極々珍しいのだと思います。
正直言ってしまえば
地上のために日夜命を懸けている
超人たちにこそ良い生活を
送ってもらいたいと思いますが
そうしてたらすでに地上はなかったのかも。
なんにせよヒイロの思いを
ビャクグンも多少は理解できたでしょうし
今回はそれで良かったと思います。
すぐに地上を好きになれというのは
今までの価値観的にも
難しいと思いますし。
ただ地上のことを知ることによって
ビャクグンもまたヒイロのように
思いがけない力を発揮する時が
来るかもしれないですので
徐々に知っていけばいいのではないかと。
ともあれ予告にありましたが
次回は新展開になるとのこと。
また戦いになるのか
それともシオンのノートを進めるのかは
今の段階では何とも言えませんが
どういう展開になるのか楽しみです。
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