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キングダム 最新 第858話 ネタバレ&感想 結末を求める者

2025年11月27日発売の

週刊ヤングジャンプ 52号に掲載されている

キングダム 第858話

ネタバレ&感想になります。

 

第858話 結末なき戦場

内容ネタバレ

 

~青華雲視点~

弓とは引くことでもなく放つことでもなく

ただ結果を見る・・・・・ことだと知った。

 

五感が一体となり結果とつながる。

弓は俺そのもの ならば俺は何かを超越した

無慈悲な程の一方的な殺戮。

 

当然だ。何人も逃れられぬ

”結果”に向けて俺は撃っている。

 

戦場で数えきれぬ程の人間を撃った。

味方は大いに喜び称えた。

 

だが敵はまた湧いてくる・・・・・

撃っても撃ってもまた湧いてくる。

 

味方も同様に死んでも死んでも湧いてくる。

ここに”結果”はないのだ。そんなものはどこにも。

だとしたら俺の弓はどこへ向けて撃てばいい。

~回想~

”的”を見失ったから戦場を離れたと

そう訊ねる李牧の言葉に

青華雲は見失ったのではないと答えた。

そもそも俺の的はなかったのだと。

 

李牧は言った。

かつて・・・あなたと似た男が居ました。

彼はその究極の道を追い求め

その道がないことに気づき倒れていったと。

 

青華雲は李牧が誰の話をしているのか理解していた。

龐煖か 話は聞いている。俺と道違えど

その男もまた求道者であったのだろうと。

 

その言葉に李牧は今の話では

あなたの道も人の救済であると

と訊ねるが青華雲は否定する。

 

・・・そこまでは言ってない。

矢を放つ的となる結果がないという話だと。

 

李牧は・・・断定するんですねと返すが

青華雲は見えぬものは見えぬと。

 

そんな青華雲に対し李牧は

龐煖の方が立派に見えますと語る。

 

少なくとも彼は命尽きるギリギリまで

道を追い求めていたと。

 

青華雲は先を見る目がなかっただけだ

その男にと告げるがその言葉を聞き

李牧は目をしかめていた。

 

それを見て青華雲は何だと声をかけると

李牧は口を開く。

 

人はそれぞれの立場・力で

精一杯 戦い 必死に生きている。

 

あなたはその比類なき力を持ちながら

今ここで何をしていると。

 

青華雲は李牧の言葉を真っ向から反論する。

力ある者は人のために生きろと聞こえるな。

その考え方も力ある者の傲慢だと。

 

そんな青華雲の言葉に李牧は

激昂したのか声を張り上げる。

 

すりつぶされようとしている人間を

救おうとすることのどこが傲慢かと。

 

大声を出したことで冷静さを取り戻したのか

李牧はあなた方は目線が高すぎると告げる。

龐煖しかり秦王・・しかりと。

そう告げた李牧に対し

青華雲は問いかける。

 

結ぶべき先となる的がない。

”道”がないと言っている俺を

連れ戻そうとするのならお前にはその道

が見えているのであろうな李牧!と。

 

その問いかけに対し李牧は語る。

そんなものが見えてようがいまいが

抗うこともかなわず声を出しても届かず

暴力に踏みしだかれるものを救うことが出来ると。

 

しかしそれは李牧本人にも

道は見えていないことを示しており

その点を青華雲が突くと

李牧はそれを認めた上で語る。

 

しかし無いとは言っていない。

道は必ずどこかにある!

だがそれは高い所・引いた所からは決して見えない。

 

あの桓騎は私でさえ内を見ていないと言った・・・

道は・・・”中”で・・・もがいて・・・

あがいて見つけるしかないと。

 

青華雲がお前が・・・見つけると?

そう訊ねると李牧は皆で見つけるのです。

”中”で必死な者達でと返すが

青華雲はその言葉を違うと否定し告げる。

お前が見つけると言え李牧と。

 

その言葉にハッとした表情を浮かべた李牧は

青華雲の真剣な目を見て答えを返す。

・・・分かりました。私が見つけますと。

 

その上で李牧は告げる。

しかしそのためにはあなたの力が

必要なのです青華雲。

 

昔みたいに大勢を撃てとは言いません。

弓筒一つ分の矢で十分です。

 

敵の大物を撃って頂けたらあとは我々が・・・

秦の武力統一という最悪の道・・・・を砕きます。

それがまずは我々の道の第一歩・・・的ですと。

 

その言葉を聞いた青華雲は

フッものは言いようだと鼻で笑いつつ語る。

だが俺の矢は”中”の必死な者達に対して無慈悲だぞと。

 

李牧は敵には無慈悲でいいと思いますよと言い

青華雲は・・・数日考えるとして

その上で念を押すように告げる。

 

だが俺の参戦の有無関係なく

先程の言葉 決して忘れるなよ李牧と。

数日後、青華雲は戦場に出ることを決めたのか

戦の準備を整えていた。

 

準備を手伝っていた息子・尹里は

戦装束へと着替える父に声をかける。

 

私も最近気を集中して弓を構え立つと

地の声のようなものが聞こえる時があります。

李牧殿が”道に導く者”なのですね父上と。

 

その言葉を聞き青華雲は

そっけなく・・・どうであろうなと返すが

尹里は笑みを浮かべ言葉を続ける。

 

嬉しいです。初めて”十弓の頂き”

青華雲の姿が見れましたと。

 

青華雲はそんな尹里に告げる。

戦争に関わる。帰らぬこともあるぞと。

 

最後に家を頼んだぞと言われた

尹里はどうか父上ご武運をと

再び戦場へと向かう父を見送るのだった。

~回想終わり~

 

飛信隊のいる戦場へと到着した

青華雲は崖上から戦場を見下ろしながら思う。

 

別に導く者を待っていたわけではない。

戦場に戻るとも戻らぬとも

どちらの願望もあったわけではない。

 

それでも今戻ったと言うことは

何か俺にまだやるべきことがあると――

 

本当にあるのなら導いてみせろ李牧。

俺の弓の求める”結末”を。

 

崖上から戦場の端へ降り立った青華雲は

飛信隊へ目を向け口を開く。

 

あの敵軍には名のある弓使いがいるのか。

あの弓部隊の矢は悪くないと。

 

そんな青華雲の言葉を聞いた

兵は驚きながら報告する。

 

いっいます 情報によると

蒼仁と蒼淡という兄弟の弓使いが。

 

弟淡の方には七年前金毛将軍が討たれています。

兄仁はこちらの多くの将校を

撃ち殺している弓使いです!と。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

ようやく青華雲が戦場に戻った理由が

明かされることになったわけですが

なんていうか本当に龐煖っぽいなと。

 

ある意味弓というものを通して

悟りに近いものを開眼したせいだと思いますが

一種の求道者と言ってもいいのかも。

 

それにしても青華雲が李牧に対して

道をお前が見つけろと言ってましたが

ちょっと疑問に思ったんですが

李牧は何故中華統一というものに対して

最悪の道であると言ったんでしょうね?

 

統一する過程で尋常じゃない犠牲者が

出ることを指しているのか

それとも統一何て出来るわけがないと考えているのか。

 

もちろん趙の立場を考えて

滅ぼされるのは容認できないだけかも知れませんが

なんかそれだけではない気がしますし・・・。

 

なんにしても秦王の考える道が

間違っていると否定したいのであれば

同じ立場にたつ必要がある気がします。

元々趙王自身碌な人物ではないわけですしね。

 

何にしても李牧が答えを見つけることが

本当に出来るのかはさておき

最高峰の弓使い同士の戦いが見られそうですので

一体どっちが勝つのかも含めて

今後どうなるのか楽しみです。

 

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