2026年7月29日発売の
週刊少年サンデー 35号に掲載されている
界変の魔法使い 第37話の
ネタバレ&感想になります。
其の三十七 神眼の魔法使い
内容ネタバレ
世無から蒼国の皇帝が自分と同じく
神眼の持ち主だと聞かされた王子は
その皇帝に会いに行くんですか?と言いつつ
ふと思ったことを尋ねる。
いや、あの・・・というか・・・神眼て
そんなにたくさんあるものなんですかね?と。
それに対し世無はな訳ないだろと
否定した上で口を開く。
奴の界王眼だとて、この世に一つ。
規格外の激レア婆さんだ。
神眼を持つというのは
つまりそういうことなのさ。
その存在が勝手に広く認知されてしまう。
魔法術が発達した今、
その価値は爆上がりし続けているからな。
ちなみに神眼はもう一つあるが
その持ち主の名前も住んでる場所も
世に知られている。
そう口にしながら世無はホラあれだと
王子の目を遠くに見える丘へと向けさせ
この国一番の宝玉はあの丘の上の
トゲだらけの宮殿にいるぞと説明するのだった。
帝都に入った一行だが通りは人で溢れており
人混みをかき分けて進んでいたところ
人が多いですねと口にした王子に
答えるように世無が口を開く。
そりゃそうだ帝都だぞ。
空の規制のせいで高い建物は建てられないが
メチャクチャ栄えてるからな。
すぐ横が港だから色んな国の品々が見られるぞ。
まあとりあえずは食事かな。
やはり魚介か。
新鮮だから生でも食べられる。
そう言って口元に笑みを浮かべる世無に
王子はまだ宮殿には行かないんですか?と尋ねるが
世無は奴にはもう捕捉されてると語る。
夜遅くにでも訪ねればいいさ。
青陽は久しぶりだ。こういう場所は変化が早い。
情報を入れておきたいと世無は
こっちの道に入るぞと人通りがない
脇道へと案内する。
つきあたりに上級魔法使いの集まる
古い料理屋があるんだ。
常連が店の治安を守ってるから
あまり変な客が来ない。
まだ店があるといいんだが・・・と言いつつ
脇道へと足を踏み入れようとした瞬間
背後から現れた何者かの手によって
世無の髪が引っ張られていた。
世無と王子は後ろを振り向くも
そこにはロキの姿しかなく
王子があれ、今・・・と口にしたところで
世無の髪が今度は上に引っ張られる。
世無が誰がやったのか気づいたのか
オイ、子どもみたいなマネをやめろ!と声を上げると
世無の上の空間から出ていた手は
世無の髪から手を離しつつ告げる。
私の領界に入っておきながら
まっすぐ来ないつもりかね?と。
世無は街歩きさせろよと返すが
そんなものは後でいいと手をヒラヒラさせ
今度は王子の近くの空間から
覗き見るように神眼らしき目が姿を見せる。
そして次の瞬間、大きく空間が広がると
皇帝を待たせるとは不敬なと笑みを浮かべながら
アギリがこの場に現れていた。
世無が一国の皇帝がホイホイ出てくるんじゃないよ・・・
と呆れるようにため息をつくも
まだ脇道に入ったばかりということもあって
帝都の民にアギリがいることがバレてしまい
瞬く間に大騒ぎとなってしまう。
どうやら民達にかなり慕われているようで
アギリもまた元気かね、愚民ども!と
歓声に笑顔で応えていた。
しかし今は世無達が優先なのか
では変わらずよく食べよく寝て
よく稼げよと民達に告げ
そのまま空間に一行を押し込むと
次の瞬間宮殿の一室に転移していた。
空間から落ちるように落下した一行に
アギリが少し仕事が残ってる。
待ってろと笑みを向けると
世無は他人を気軽に空間転移させるなー!と
文句を言い床に手を叩きつけるのだった。
結局待たされることになった一行は
用意されたお茶を飲みながら待つことに。
ぐちぐちと文句を零す世無に王子は改めて尋ねる。
界王眼についてもう少しお聞きしても良いですか?
界王眼は三大神脈・・・時間・空間・生命の
「空間」に特化した神眼ですよね。
さっきの空間転移?あの感じ・・・
僕が力を使おうとした時の感じとよく似ていて・・・
神眼は皆ああいうものなのですか?と。
はっきりはしないのですがと言う
王子に対し世無は口を開く。
お前の冥道眼は三大神脈に
等しく手が届く神眼。
だがお前が今まで使ったのは
主に空間にまつわる力なのさ。
お前がオレの庭に落ちていたのも
空間転移の結果だろう。
しかもさらに転移しようとする途中だったのを
オレが力ずくで止めて引き戻したと。
初めて聞くことが多かったのか
驚く王子に世無はさらに言葉を続ける。
制御が利かずに力の暴発をくり返す
・・・初期はよくある。
目的地もない転移の繰り返しから帰ってこれない
なんて話もない訳じゃないからなと。
それを聞いた王子が思わず
ええ!?と驚きの声を上げる中
部屋にノックする音が。
失礼しますとノックと共に部屋に姿を見せたのは
魔法使いらしき若い女性だった。
アギリ様の仕事が終わりませんので
お休み用の客室へご案内しますね。
そう言われるがままに一行が
宮殿内を案内される中
魔法使いの女性がピクと動きを止めると
向けられた目の先には王子も知る
スズナギの姿が!?
柱の陰から嫌らしく笑うスズナギを見て
王子がビクっと驚く中、魔法使いの女性は
こんのネズミババアー!と声を上げる。
表に出てくるな!客人の前だぞ!と。
しかしスズナギはそんな声をものともせず
揶揄うように笑いながら世無に声をかける。
新しい術かい?世無。
さらに隠し方がうまくなったね。
こりゃ宝探しが大変だア!
しかも鬼壱にツバつけられたというじゃないか!
そう言って笑うスズナギに世無は
余計なこと触れ回るんじゃないぞ!と返すが
スズナギは鼻で笑っていた。
心配いらないよ、この私も
青陽で悪さはしないからねと。
しかし魔法使いの女性はすぐさま
うそつけ!とその言葉を否定する。
この間の魔法官舎荒らしお前だろ!と。
しかしスズナギはあれは防犯検査さア!と
バカにするかのように笑いながら告げる。
魔法使いのくせに自分の力の無さを棚に上げて
恨み言とは覚悟が足りないんだよ。
くやしけりゃ黙って腕を磨きな、小娘。
いや、違うか。お前はまだまだ
魔法に使われてるだけ・・・
せいぜい魔法使われだものねぇ・・・
力の奴隷になってるうちは
魔法使いと呼べやしないよ。
かわいそうにねェ!
早く力の主人になることさ。
話はそれからだと言い王子に
あばよお宝ちゃん!また会おう!と
嫌らしく笑いながら姿を消すのだった。
スズナギが消えた後、王子は
頭痛のようなものを感じながら考えていた。
そうだ・・・魔法使いの世界に
足を踏み入れた気でいたけど・・・
僕はまだ誰にとってもお宝でしかない――
離宮に隠されていた頃と同じだ。
力を持ってるだけでは――と。
魔法使いの女性がホントに・・・
アギリ様もなんであんな者を重用するのか・・・
と不満を口にしていた頃
アギリ本人はため息を吐きながら仕事していた。
書類仕事はつまらんな。
せっかく面白そうなものが
訪ねてきたというのに・・・と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
約5か月振りの連載となったわけですが
帝都観光をする間もなく
宮殿に転移させられてましたね。
いくら帝都内の動向は筒抜けだとは言え
こうも早く皇帝であるアギリと
邂逅するとは正直驚きました。
まあ、それだけ王子の存在というか
新たな神眼の所持者に興味があるんだろうなと。
どう見ても一筋縄にはいかない人物そうですが
今のところ問題なく神眼の一つである
界王眼を使いこなせているみたいですし
この作品の中でも屈指の実力者と見て良さそうです。
いくら殺意がなかったとはいえ
背後から世無の髪を引っ張れるだけでも
その実力はかなりのものだと思いますし。
流石に神眼を使うにあたって
代償がないとは考えづらいものの
彼らを連れて宮殿に空間転移したくらいでは
消耗しているようには見えなかったので
何かしら秘密があるんだろうなと。
それが何なのかはわかりませんが
それが分からない内は帝都において
アギリが最強なのは間違いないでしょうね。
なんにしても皇帝という国を導く立場
そして神眼である界王眼の持ち主ということで
王子にとって色々な意味で
重要な人物になりそうですね。
未だ力を使いこなすことも
その力の使い道も定かではない王子が
アギリと出会うことで
今後どう変わっていくのか楽しみです。
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