2026年8月26日発売の
週刊少年サンデー 39号に掲載された
しっぽと逆鱗 第19話の
ネタバレ&感想になります。
diary19 伝えることができる
内容ネタバレ
俺とヒロが出会ったのは
高2の春だった。
龍の獣人に会えるとはな~と
ご機嫌な様子で口にするヒロに
深山は好きに言いふらせとと言った。
どうせ研究所のやつらが困るだけだと。
しかしヒロは言った。
いやいや秘密にするに決まってんだろ。
秘密の共有!ダチの定番!と。
それから数日たったが
一向に俺のことが噂になる様子はなかった。
こういうヘラヘラしたやつは
すぐ話すと思っていたが・・・
学校の帰り道、ヒロから
今日こそ遊ぼうぜと言われた深山は
取り合うことなく断るが
それでもヒロは構い続ける。
なあなあなあ。アキって
毎日ソッコーで家帰るけど何してんの?と。
深山はいつの間にか呼び捨てになってると
顔をしかめていたが
ヒロはまるで気にすることなく話し続ける。
俺は~カラオケ行ってラーメン食って・・・
と口にしたところで深山は口を開く。
俺はもっと大事なことに時間を使ってると。
大事なことって?と聞き返された深山は
応えることなくスマホを見ていたところ
そこに写っていた画面が気になったのか
ヒロにスマホを取られてしまう。
これYou●ube?音楽・・・?
え、お前音楽作ってんの?すっげえ!
深山はヒロに返せというが
ヒロはわかった、あれだろ密かにバンドやってて
メンバーとだけは分かり合ってるとか・・・!
と投稿された動画を見るが
そこに写っていたのは深山一人だった。
動画の中で深山はピアニカを手に立っており
その隣には拍子を刻むように
ぬいぐるみが音を鳴らしていた。
そしてその音を聞きながら
深山がピアニカを演奏し始めるが
それを見たヒロは絶句していた。
そして深山に目を向け思う。
え・・・?これ・・・?
転校して一週間で3年の不良をボコした
謎の転校生。(しかも美形)
絶対おもしろいやつだと思ってた。
確かに予想は越えてきた。でも・・・
バンドメンバーペンギンさんとイルカさん・・・っ!
何とも言えない表情を浮かべるヒロに
深山は見られたならしょうがねえと説明し始める。
うわっ急にすごいしゃべると思いながら
深山の説明を聞いていたヒロは
どうだ?と聞かれ、怖い・・・っ!と
叫ぶように口にしていた。
曲も演奏も怖いけどなんだよこの投稿数!
登録者数1桁なのに投稿数3桁超え!?
2、3日おきに投稿してるし どういうモチベ!?
何がそこまでお前を突き動かしてるのか
わからなくて、怖い!と。
そこまで口にしてしまった瞬間
やべ思ったことありのまま言っちまった!と
深山にごめんアキ!今のは・・・っと
謝ろうとするもすでに深山の姿はなかった。
ヒロはって、いない?と戸惑いながら上を見ると
そこには龍の姿となって空を駆ける深山の姿が・・・
逃げるようにヒロの前から去った深山は
研究所の自室でスマホを手にしていた。
話すことだけがコミュニケーションじゃない。
人と関わる方法はいくらでもある。
なのに、何をしてもうまく付き合えなかった。
でも、音楽なら・・・
そう考えていた深山に研究員は言った。
アキ、やめろとは言わん。
だが、音楽ってのは人に伝わってなんぼだろ?
獣人の感覚は人間とだいぶ違う。
おまえには難しいと思うがな・・・と。
そう言われたことを思い出しながら
深山は自身が投稿した動画を見るが
そこにはコメント 0件と表示されていた。
あくる日の帰り道、深山が
あいつ今日は絡んでこなかったと思いつつ
街中を歩いているとある声が耳に入る。
おせーよお前、何してたんだよ!
すみません、先輩。
そちらに目を向けるとそこには
この前絡んできた不良がいた。
街中で不快な音だしてたから
嫌な顔したら絡まれた。
返り討ちにしてやったが。
また見つかったら面倒なことになる。
そう思い、物陰に隠れたところ
不良たちの会話が耳に入る。
てか例のボブ野郎捜してたら
ガキがつっかかって来て
「あいつと戦いたいなら」
「俺を倒してからにしろ!」とか言って・・・
そんなやつ今時
漫画でも見ねえじゃん、こわ・・・
とりあえずボコボコにしてやりました
おかげですっきりしたけど。
それが誰の事を指しているのか分かったのか
深山が不良が来た方へと足を向けると
そこにはボコボコにされたヒロがいた。
何やってんだ、お前と声をかけると
ヒロは別に?ちょっと休憩?と笑いながら
てかそんなことよりさ!
おまえのバンド俺もいれてくんない?と言い出す。
いや、昨日の話きいてから
俺も作曲ってやつやってみたんだよ
兄貴のギター借りて。
でもなーんもできなかったわ
伝えたいこととかねえしさ。
でもお前はあるんだよな?
じゃなきゃあんなに作んないもんな。
昨日聴いたときはよくわかんなかったけど
それもしちゃんと伝わったらさ・・・
100万回再生行くんじゃない?と。
ヒロの言葉を受け
深山は伝わる・・・?あれが、伝わる・・・?
と一瞬呆けた表情を見せるが
次の瞬間、真面目な顔をして告げる。
馬鹿が、そんなことができたら・・・
1億回再生だと。
ヒロは俺がポジティブさで負けた・・・!?
と軽くショックを受けながらも
じゃあ俺も手伝うぜそれ!と笑う。
深山からでもどうしたらいいと言われたヒロは
逆に普段どういう曲聴くの?と尋ねるが
深山は作るようになってからは聴いてないらしく
音楽はいつも、俺の中に響いているもんだと。
それを聞いたヒロは告げる。
なるほど、な・・・俺馬鹿だし
詳しいことはよくわかんねえけど・・・
そういうのがよくないんじゃない?と。
それから俺たちはいろんなことを試した。
演奏方法も変えた。
片っ端から曲を聴き
作ってはヒロに聴かせた。
「何を伝えたいのかぜんぜんわかんない」
とか言われるたびに殴りそうになったが耐えた。
たまにくだらないことにも付き合った。
そんなある日、ヒロが言った。
そういえば、お前の最近の曲ってあれだよな。
空、飛んでる感じ。
嫌なこと全部どうでもよくなる。
俺飛んだことねえけど。
そう言って笑みを浮かべるヒロだが
深山はその言葉にハッとし、気づくと笑っていた。
1億回再生は必要なかった。
人間とは違う俺にも、見ている景色を
この感情を、誰かに伝えることができる。
それがわかったから
それだけで――
”ヒロは俺と世界のチューニングを”
”合わせてくれた奴だった”
爆笑する深山に戸惑うヒロだが別に・・・
口の中に鳥が・・・入っただけ・・・っと言われ
でたよ、ドラゴンジョーク
それ全然共感できないからねと返すのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回に続いて先生とヒロの過去回
となったわけですが
もしヒロがいなかったら
今の先生はなかったんだろうなと
思わせてくれた回でしたね。
最後のページにあったように
”ヒロは俺と世界のチューニングを”
”合わせてくれた奴だった”
という言葉が全てだと思います。
もし仮にヒロと出会っていなければ
先生は今も共感されることなく
悲鳴を上げるかのように一人
演奏していたのは間違いないかと。
そして当然ながら再生数は伸びず
コメントも0件のまま・・・と。
月子を引き取るにあたってヒロの存在が
かなり大きかったのは分かっていたものの
一体何があったのかまではわからなかったので
今回でそれがよく分かった気がします。
言ってみれば彼と出会ったからこそ
先生は人と関わることが出来たと言っても
過言ではないと思います。
もちろん研究所の面々も親身になって
色々話を聞いてくれたりもしたんでしょうけど
ヒロが同じ学校に通う普通の人間
という部分もかなり大きいのかも。
なんにしてもヒロが先生にとって
どんな存在なのかよくわかった回でしたが
次回どうなるのか気になるところ。
今回に続いてヒロと先生の話になるのか
それともヒロと月子についてなのか
先生と月子の話に戻るのかはわかりませんが
次はどんな話が描かれるのか楽しみです。
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