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真・群青戦記 最新 第3話 ネタバレ&感想 拘置所へ

2021年1月28日発売の

週刊ヤングジャンプ2021年9号で

連載中の真・群青戦記 3話

ネタバレ&感想になります。

 

第3話 スリングとカラビナ

内容ネタバレ

 

幼い頃ミチロウとマコトの兄弟は

父に連れられ山に来ていた。

 

ミチロウに持たせたカラビナと

マコトに待たせたスリング。

 

その二つを合わせて

簡易ハーネスである

チェストハーネスを作る父。

 

父は語る。

カラビナもハーネスも

単体ではあまり役に立たん。

 

それでも2つが連結することで

人の命を救う道具になる。

 

人間一人の力なんてたかが知れてる。

だからお前達は助け合っていくんだ。

二人きりの兄弟なんだからと。

 

しかしそんな父の思いも

マコトには通じなかった。

 

ミチロウがカラビナを手に

つなげてみようと声をかけるが

マコトは僕はいいやと断る。

 

危険ってわかってて山に来る人達を

助けようとは思わないと。

 

その時思った。

こいつとは多分ずっと・・・

わかり合えないと・・・。

ミチロウは必死に信之の血を

止めようと処置するものの

傷が動脈に達しているのか血は止まらず

これ以上の処置が出来ずにいた。

 

そんなミチロウを弁丸は

先程の者が探していた弟君だと理解し

触れるな!と怒鳴りつける。

 

ミチロウはちがうんだ・・・と

顔を曇らせるが

信之から我らから抜いたのだ、

あやつに非はないとの声が。

 

それでもミチロウは

弟がすいませんと謝るが

信之は何故謝る・・・

弟が敵を斬ったんだ

わしなら褒めてやると・・・。

 

その言葉に呆然としつつも

応急処置を続けるミチロウは

この短時間に100㎖以上

出血していることに気づく。

 

成人男性の全血液量は4800㎖

3分の1以上失うと

失血死の恐れが出てくる。

 

このままじゃ死んでしまうと

弁丸に医者はいないのかと尋ねるも

金創医(刀傷専門の戦場外科医)は

この辺りにはいないらしく

考えを巡らせていた所

以前マコトから聞いた話を思いだす。

 

接見した際にマコトは

思い出し笑いしながら言った。

 

ここには死刑囚もいるのに

医療を提供しているのがおかしい。

 

生かしたいのか殺したいのか

どっちなんだろうねと。

 

その時の事を思い出したミチロウは

拘置所になら医者が

いるのではないかと思い至り

荷物からハーネスを取り出し

信之を背負う。

 

そして弁丸に拘置所、

こちらの者が言う一夜城に

向かうことを告げる。

 

弁丸はいくらなんでも敵の城などと

困惑していたがミチロウから

このままでは死ぬぞと言われた上に

信之のこの者は敵ではないとの

言葉もあり共に拘置所へ向かうことに。

道なき道が続く山を歩く中

ミチロウは傍らに

カタクリの花が咲いていることに気づき

4月から6月であると判断。

 

ならば日没は18時前後であると

ある程度の予測をつけ

最短距離で山を下らなければ

行けないと地図を手に急いでいた。

 

そして拘置所が見える場所まで来たが

そこには深い崖が・・・。

 

それでもミチロウは迂回すれば

3時間以上かかってしまうとして

手持ちの装備を使い

崖を下り始める。

 

そして倒れそうになりながらも

なんとか拘置所に辿り着いた

ミチロウはそこに居合わせた

職員達にとにかくこの人を医者に

見せなければいけないと説得し中へ。

 

そしてそこで白衣を着た

医者らしき人に会い

この人を助けてくれと頼んでいた。

 

明らかに面倒事がありそうな

ミチロウ達だったがその医者は

その事に言及することなく

傍らにいた麻生という職員に

急いで医務室に運ぶぞと告げる。

 

麻生はどう見てもヤバいやつだとして

やめた方がいいと促すが

医者は取り合うことなく

信之をストレッチャーに乗せ

医務室へと動き出す。

 

そして医務室に入る際に

ミチロウに応急処置をしたのは

キミか?と声をかけると

見事だと言い後はこちらでと

医務室の扉を閉めるのだった。

 

刑務所や拘置所などの矯正施設では

被収容者の医療や健康管理を行う

「矯正医師」という医師が勤務している。

衛生上問題があると言われ

外で待つことになった

弁丸はミチロウに告げる。

 

拙者はそなたの弟君が憎い

許すことは出来ないと。

 

その上でミチロウ殿は

必死に兄様を救おうとされた・・・

誠に感謝する、有難うと。

 

ミチロウはそれを聞き

弟が本当にすまないと頭を下げるが

弁丸は涙を流しながら呟く。

 

もしも兄様が助からなかったら

もし万が一の事があったら

拙者は・・・真田は・・・

どうしたらいい・・・と。

 

その言葉を聞いたミチロウは

日の本一の兵と呼ばれた人物が

こんなにか弱い少年だったなんて・・・

と目を手で覆っていた。

 

真田信之が本当に助からなかったら

この子はこの先一人で

戦国時代にどう立ち向かう、

どう生きていけばいいのかと。

 

そう思ったミチロウは思わず

弁丸の体を抱きしめ告げる。

大丈夫だ、俺が守ってやると。

 

おれはこんな弟が

欲しかったのかもしれない・・・

そう思いながら・・・。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

今回回想でミチロウたちの

父親が登場しましたが

なんていうか本当に

なんであの親からあの息子が

というのが正直なところ。

 

良い意味での天才ならばともかく

あそこまでいってしまうと

異才か鬼才ですからね・・・。

 

それでも法律を犯さないで

いてくれればなんとでもなるんですが

中々に難しいものです。

 

それにしても拘置所って

医者が在中しているんですね。

 

てっきり学校みたいに

保険の先生レベルかと思っていました。

 

もちろん重篤な収容者も

いるかもしれませんが

その場合には別の場所かと。

 

それにしてもあの医者ですが

一癖も二癖もありそうな

不思議な感じの医者でしたね。

 

医者として冷静であることは

美点だとは思いますが

あの状況でも全く動じていないように

見受けられましたし

色々気になるところです。

 

それともう一つ不思議だったのは

なぜ女性の職員がいたのかについて。

 

別に男女差別とかではなく

こういう施設って女性は

色々良くない気が・・・。

 

実際にいるかいないかまでは

正直わかりませんが

そこのところどうなのかなと。

 

ともあれあの医者を見る限り

おそらく信之は助かる気がします。

 

再び刀を持てるかどうかは

正直なんとも言えませんが

信之は戦いよりも

政の方が有名ですし

多分大丈夫ではないかと。

 

とりあえず予告で次回は

拘置所内の事が描かれるみたいですし

どんな展開を見せるのか楽しみです。

 

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