真・群青戦記 雑誌掲載最新話

真・群青戦記 最新 第2話 ネタバレ&感想 戦国武将vs現代の囚人

2020年1月21日発売の

週刊ヤングジャンプ

2021年8号で新連載の

真・群青戦記 2話

ネタバレ&感想になります。

 

第2話 ここでは英雄

内容ネタバレ

 

戦国武将と現代の囚人

による覇権争い。

 

その火蓋は

この両名によって落とされた。

 

未決囚日高マコトと対峙する

この男は歴史に名を残していた。

 

真田源三郎信之

信濃松代藩初代藩主

 

真田の内政外交に貢献。

93年の長き生涯を

真田の柱石として支えた。

 

・・・がしかし

それはあくまで歴史上のもの。

現に歴史は既に変わりつつあった。

 

未知の道具と対峙する

この少年もまた

歴史に名を残していた。

 

真田”弁丸”

(後の真田信繁”幸村”)

 

第二次上田合戦、大阪冬の陣など

数多の戦で功名を挙げ

天下人徳川家康が

唯一恐れた男と言われる。


未知の道具を前に興奮を隠せない

弁丸をよそにミチロウは

現状を把握しようと地図を手に

頭を巡らせていた。

 

その地図もまた現代のものであり

弁丸はこれにも興味を示すが

それに取り合うことなく

今いる場所について考えていた。

 

そんなミチロウは弁丸は

貴方様は何者なのかと問いかける。

 

地図に目を向けつつ

ミチロウは山岳救助隊になりたくてなと

地図に目を向けつつ答えるが

弁丸にその言葉が理解できるはずもなく

改めて山での人命救助だと説明する。

 

その言葉に感銘を受けたのか

弁丸が目を輝かせるが

ミチロウは弟のマコトから

言われたことを思い出す。

 

”ミッちゃんが救いたいのは”

”殺人犯の兄になる自分だろ・・・”

 

自分の弟も救えないのに・・・

何偉そうに言ってんだ俺は・・・と

項垂れていた。

 

そんな空気を換えるように

ミチロウは弁丸に

こんなところで何をしているのかと

尋ねたところ返ってきたのは

山狩りという言葉だった。

 

弁丸の話では昨日

虚空蔵山の麓の山林に

一夜上のようなものが

造られているとの報告を受け

兄と出陣したとのことだった。

 

しかしその兄とも

はぐれてしまったらしいが

弁丸は兄様は本当にすごいのだと

嬉しそうに語る。

 

ミチロウはもうその

武将ごっこいいかな・・・と

半ば呆れていたが

山の上から見える真田郷を見て

言葉が出ない程驚愕していた。

 

現代とはまるで違い

あたかも戦国時代にいるかのように

生活する人々。

 

ミチロウは弁丸に

今って暦は何年なのかと尋ねるが

返ってきたのは

天正六年という言葉だった。

 

流石のミチロウも実際に

己の目で見て気づく。

 

本当にここ戦国時代で

拘置所ごときちまったのかと。

 

そして改めて弁丸の目を向け

コスプレにしては

やたらクオリティ高い恰好に

この少年こそが本物の真田幸村、

あの日の本一の兵なのかと

思わず驚きの声をあげるのだった。


余りの事に腰を抜かしてしまった

ミチロウだがそこへ兄の配下である

惣座衛門が姿を見せる。

 

惣座衛門から兄が伊勢山の麓で

忍びのような男と遭遇しているとの

報を聞き弁丸は急ぎ兄の元へ向かう。

 

ミチロウもまた

まさかマコトの事じゃないかと

思い至り後を付いて行くことに。

 

一方、その頃信之とマコトの戦いは

激しさを増していた。

 

どちらも一歩も退かず

マコトも力では押されているものの

的確に急所を狙うことで

戦いは拮抗していた。

 

日高マコトは生命への興味から

医学部に進学し

人体を熟知していた。

 

しかし知識のみでは到底

太刀打ちできる相手ではなく

戦いの決着は信之の勝利で

終わろうとしていた。

 

そんな折、弁丸と共に

追いかけてきたミチロウが

この場に姿を見せる。

 

必死にマコトの名を呼ぶ

ミチロウと弟である弁丸の出現に

事態は変化を見せる。

 

ほんの僅か瞬き一回分の

気の途切れを見落とさなかった

マコトの一撃が

信之の体を切り裂いていた。

 

余りの事態に言葉もなく

膝をついてしまったミチロウに

マコトは血に濡れた顔で声をかける。

 

ミッちゃん、ここでは・・・

殺人鬼は英雄だよと。


しかし次の瞬間マコトの刀は

弁丸によって折られていた。

 

未だ事態を把握できていない

マコトだが弁丸の気迫を前に

ゾクッとしたものを感じていた。

 

弁丸は止めを刺そうとするが

その直前信之が咳込んだことで

すぐさま信之の傍らにて

必死に呼びかける。

 

そのおかげもあってなんとか

この場から離れるマコトだが

先程覚えた感覚を思い出していた。

 

そしてそれが恐怖だと理解し

何度も死にたくないと呟きながら

足を進め・・・。

 

ようやく我を取り戻したミチロウは

目の前で涙を流す

弁丸の姿を認識する。

 

目を開けてくださいと

必死に兄に呼びかける弁丸の姿を。

それを見たミチロウは・・・。

 

そして兄弟は決意する。

兄ミチロウは人を救うことを。

弟マコトは血に濡れた刀を手に

笑みを浮かべ人を殺すことを・・・。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

いや~いきなりの凶悪犯と

有名戦国武将の戦いでしたが

マコトは思いのほか

強かったですね。

 

流石に真面目に戦ったら

信之の勝ちだったでしょうけど

殺し合いでは良い勝負

だったのではないかと。

 

あの一瞬の隙ともいえない

隙をついたわけですから

見事というほかないです。

 

そしてそれで終わったかと思いきや

弁丸の実力の一端が見れたわけですし

言う事ない展開ではないかと。

 

それにしてもミチロウとマコトの道が

今回で完全に分かれましたね。

 

片や人命救助に

片や殺人に。

 

どう考えても正反対の道に

進んでしまいましたが

いずれどこかのタイミングで

再会するときが楽しみです。

 

それともう一つ気になるのは

人命救助を決意したミチロウが

これから先誰かの命を奪うことが

あるのかないのかについて。

 

前作の主人公も

初めは敵の命を奪うことに

抵抗を覚えていましたが

経過はどうあれ結果として

命を奪ってましたし

ミチロウはどうなるのかなと。

 

その辺りもいずれわかるでしょうけど

出来ることなら最後の最後まで

誰の命も奪わなかったら

それはそれでこの時代において

偉業だと思いますしね。

 

ともあれ決別した兄弟が

どのタイミングで再会するかも

気になるところではありますが

とりあえず信之を

助けられるかどうかに

期待したいところです。

 

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