2021年3月10日発売の
週刊少年サンデー 2021年15号に
掲載されている
葬送のフリーレン 第41話の
ネタバレ&感想になります。
第41話 覚悟のための時間
内容ネタバレ
フリーレン達第2パーティーが
デンケン達第13パーティーと
相対していた頃
フェルン達第4パーティーも
ヴィアベル達第8パーティーと
戦いを繰り広げていた。
ラントは”花弁を鋼鉄に変える魔法”を使う
シャルフ三級魔法使い。
フェルンは”石を弾丸に変える魔法”を使う
エーレ二級魔法使いと戦っていた。
フェルンと戦うエーレは
その戦い方に洗練されていて
隙がないが古い戦い方で
祖父と戦っているようだと感じていた。
一般攻撃魔法と防御魔法
基礎的な魔法しか使わないことを
問われたフェルンは
戦闘では基礎的な魔法以外
使わないように言われていると語る。
エーレはそれがフェルンの師匠の
方針であるのだと理解し
魔法戦を再開したものの
違和感を感じていた。
まるで熟練の魔法使いと
対峙しているみたいだと。
エーレはそんな戦い方
ヴィアベルが相手だったら
今頃死んでいたと告げる。
しかしフェルンはそれはおかしいと
否定した上で告げる。
この中で一番強いのは
貴方ですよねと。
一方ユーベルと相対していた
ヴィアベルはおっかねぇなと思いつつ
その魔法について考えていた。
恐らくは物体を切り裂く魔法であり
魔法としては単純な部類だが
軌道が見えないと。
すべてを防ぐのは無理だと考えつつも
ユーベルの魔法の射程が
5m程であることを見抜いていた。
ユーベルもその事について
否定することなく認め
また基礎的な魔法で殴り合うのかと
問いかけるがヴィアベルは
口元に笑みを浮かべながら
その必要はないと告げ・・・。
エーレはヴィアベルは
魔王軍の残党と戦ってきた
北部魔法隊の隊長であり
実戦経験の桁が違うと語る。
あいつが使うのは品性のまるでない
勝つための卑怯な魔法であり
ヴィアベルと戦ってる子
たぶん殺されちゃうわよと。
それを聞いたフェルンが
そうですかと口にした次の瞬間
先程までとは違い数で圧す
飽和攻撃を繰り出す。
エーレは防御魔法を使い防ぎつつも
これだけの数の攻撃魔法を
一度に操るなんてと驚愕していた。
こんな力業馬鹿じゃないの!?
品性の欠片もないと零すが
さらに数が増したことで
捌ききれず・・・!?
一方、ヴィアベルと相対していた
ユーベルは彼の魔法により
動けなくさせられていた。
”見た者を拘束する魔法”
それは魔力も操作できなくする
強力な拘束魔法だった。
ヴィアベルは俺の魔法は
目に収めたヤツの動きを
封じる魔法だと語る。
俺がお前から目を逸らさない限り
お前は動けないと。
その状態のお前なら
簡単に殺すことが出来るとして
ヴィアベルはラストチャンスだとして
隕鉄鳥を置いて失せろと告げる。
拘束を解除されたユーベルは
折角殺し合いが出来ると思っていたのに
つまらないと思いつつ
ふと疑問に思ったことを問いかける。
なんでそんなこと
命令する必要があるの?と。
動けなくなった私から
隕鉄鳥を奪えばいい
そう言ってユーベルは
隕鉄鳥が入った籠を上へと投げる。
そしてヴィアベルがそちらへと
目を向けた瞬間
ユーベルはヴィアベルの
目の前に移動していた。
そして視界を全身に
収めていないと無理なのかと
自分の推察が当たったのを見てとり
笑みを浮かべる。
そしてヴィアベルの目を狙い
魔法を発動させるも
しかし間一髪のところで
ヴィアベルに魔法を躱されてしまい
再び拘束されることに。
ヴィアベルはユーベルが首ではなく
目を狙ってきたことで
以前の経験から彼女が殺しを
楽しんでいるのだと理解する。
お前はここで殺しておくべきだと
近づき魔法を発動させようとする
ヴィアベルに対しユーベルは
薄ら笑いを浮かべながら問いかける。
女子供を殺したことあるの?と。
ねぇと思ってんのか?と答えた
ヴィアベルはどんな地獄を
見てきたのかと聞かれ
時間稼ぎかと思いつつも
それに乗ることを決め語る。
北部魔法隊は対魔族専門の傭兵だが
有事には国同士の戦争にだって
動員される。
人っての人の弱い部分をよく知っており
戦争に女子供を駆り出すなんて
悪魔の所業は珍しい事でも
何でもないのだと。
地獄なんかじゃない。
北の果てじゃ日常であると。
ユーベルはそうもういいやと話し
未だ動かないヴィアベルに
殺さないの?と問いかける。
それでも動きを見せないヴィアベルに
ユーベルは語る。
私はその人が得意とする魔法は
人生や人間性に大きく係わって
いると思っている。
相手の動きを封じるこの魔法は
まるで殺すまでの猶予を
欲しがっているみたいだと。
そしてユーベルも気づく。
ヴィアベルが時間稼ぎに
乗ったのもそのためであり
とうに両手は血で染まっているのに
彼はまだ人間でありたい
そう思っているのだと。
ヴィアベルは笑みを浮かべ
これは殺す覚悟のための時間だと
彼女の考えを肯定する。
その上で告げる。
でも俺は躊躇い臆することはあっても
必要な殺しは全部やってきたと。
そしてじゃあな嬢ちゃんと
ユーベルに止めを刺そうとした
次の瞬間傍らに動かないでくださいと
こちらに杖を向けるフェルンの姿が。
ヴィアベルは冗談だろ
エーレがやられたのかよと口にしつつ
内心ではまったく気配が
しなかったことに驚愕していた。
しかしその事をおくびにも出さず
余裕そうな表情を浮かべながら
ある取引を持ち掛け・・・。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
魔法使い同士の戦いが
本格的に始まりましたが
中々の見ごたえでした!
それぞれの魔法使いにより
得意魔法というのか
固有魔法というのか
各人で違うみたいですし
色々と興味深いものがあります。
とりあえず今回で言えば
シャルフの花弁を鋼鉄に変える魔法
エーレの石を弾丸に変える魔法
ヴィアベルの見た者を拘束する魔法。
そして名言こそされていませんが
ユーベルの物体を切り裂く魔法と
見ているだけで面白い!
気になるのは先程も言ったように
これが誰でも使える魔法なのか
それとも個人の固有魔法なのか。
以前戦ったアウラの魔法は
固有魔法っぽかったですが
その辺りどうなのかなと。
そして固有魔法だとしたら
それが一つなのか
それとも複数あるのか
どっちなんでしょうね?
さらにそれが魔族だからなのか
それともそうじゃないのかも
色々気になるところです。
ただフリーレンは魔法収集が
ライフワークとなっていますので
ある条件、例えば魔法書に遺すとか
実際に教えを乞うとかすれば
その魔法も覚えられるのかも。
とまあ色々気になる部分もありますが
次回には第4パーティーと
第8パーティーの戦いも
終わりそうな感じですね。
フェルンの活躍により
優勢ではありますが
ヴィアベルの取引とエーレが
動けるのか動けないのかで
変わってくるかと。
それにもう一人ラントも
戦っているので
そちらも関係してくるかも。