2022年1月12日発売の
週刊少年サンデー 2022年7号に
掲載されている
葬送のフリーレン 第79話の
ネタバレ&感想になります。
第79話 トーア大峡谷
内容ネタバレ
勇者ヒンメルの死から30年後。
北部高原トーア大峡谷。
底が全く見えない程の
深い渓谷がフリーレン一行の前に
立ち塞がっていた。
フリーレンは語る。
三千mの大絶壁で
この大陸で一番深い渓谷なのだと。
渓谷を挟み対岸があるものの
そちらへと渡る道はなく
風の強さから飛行魔法で向こう岸へ
渡ることも難しい状況だった。
上流は渡河は可能だが
険しい山岳地帯を抜ける必要があり
かなりの大回りに。
下流は海に面した場所も
三千mの断崖絶壁であると。
どちらにせよこのままだと
渓谷を越えるのに二週間は掛かると
フリーレンは語る。
それを聞いたシュタルクは
仕方がないと言うが
フリーレンはもしかしたら
そろそろ出来ているかもと
何かを思い出す。
運が良ければ途中で
渓谷を渡れるかもという
フリーレンの言葉に
一行は上流を目指すことに。
そして歩き続けた一行の前に
対岸まで通る橋が姿を見せる。
その橋の側にはフリーレンの
知り合いである男の姿が。
その名はゲーエン。
200年前からここに橋を作っている
ドワーフだった。
互いに旧交を温め合う
フリーレンとゲーエン。
フリーレンは橋の完成に驚きながらも
これだけの橋が出来ているのなら
交通の要所になっていても
おかしくないと語り掛ける。
なのに全然噂を聞かなかったから
まだ出来ていないものだと
思っていたと。
その言葉にゼーエンは
実は一つ問題があると言い
橋へと目をむけると
そこには鳥の魔物の姿が。
どうやらこの大型の鳥の魔物が
強風を起こしているようで
先日も黄金郷を目指した
商人の一団が馬車ごと吹き飛ばされた
とのことだった。
フリーレンはすぐさま魔法を使い
鳥の魔物を蹴散らすが
すぐさま新しい鳥の魔物が
姿を見せる。
ゼーエンによると
近くに大きな巣ができたらしく
いくらでもわいてくるせいで
この橋は使いものにならないと。
その上でゼーエンは
フリーレンに依頼する。
幸い巣はこちら岸のどこかにあり
それを何とかして欲しい。
200年もかけて
作り上げた橋なんだと。
報酬はなに?と尋ねるフリーレンに
ゼーエンが報酬として提示したのは
”パンケーキをひっくり返す魔法”。
材料もあり明日は豪華な朝食が
食べられるぞとの言葉に
フリーレンは依頼を
引き受けるのだった。
ゲーエンに依頼された
鳥の魔物の巣を探す為
断崖絶壁のか細く厳しい道を歩く
フリーレン一行。
その途中、シュタルクはゲーエンは
この渓谷に橋を作っていたのかと
フリーレンに尋ねるが返ってきたのは
たぶん後悔だろうねという言葉だった。
フリーレンがヒンメル達と
旅を続けていた頃
橋を作っていたゲーエンと出会う。
ヒンメルが橋は建設中だと聞き
残念そうにする中、フリーレンは
いつ頃出来る予定なのかと尋ねるが
ゲーエンは一生無理だろうなと語る。
建設資金も底を尽いた。
口惜しいものだな。
儂には時間などいくらでもあるのにと。
ヒンメルから何故こんな所で
橋を作っているのかと聞かれた
ゲーエンは語る。
昔この近くにあった儂の村が
魔族に襲われてな。
一番近くに駐屯していた軍は
対岸の都市にいた。
あのときここに橋があったら
皆助かったんだと。
その話しを聞いたヒンメルは
これを使ってくれと
とある貴族から宝剣を
魔族から取り返したときに
受け取った報酬を渡す。
それはかなりの額であり
ゲーエンはこれを受け取るのに
見合った報酬を持ち合わせていないと
返そうとするが
ヒンメルはこの橋があると
受け取ろうとはしなかった。
ゲーエンは橋が出来るのは少なくとも
お前が寿命で死んでからだと話すが
ヒンメルは笑みを浮かべ語る。
報酬はフリーレンが受け取るさ。
千年は保つくらい丈夫に作ってくれと。
そう言われたゲーエンは
わかった、任せてくれと
ヒンメルの申し出を受けるのだった。
依頼のあった鳥の巣を発見した
フリーレン一行はそこにいた魔物諸共
巣を殲滅する事に成功する。
戻ってきたフリーレンは
報酬を受け取りながら
ゼーエンはこれから
どうするつもりなのかと尋ねるが
返ってきたのは村でゆっくり
老後を過ごすという言葉だった。
呆気にとられるフリーレンだが
村の男達が酒を片手に
ここへやってきていた。
良かったなゲーエン。
今夜は宴だと。
ゲーエンは語る。
フリーレン、200年もあれば
また新しく村も出来ると。
フリーレンはどこか嬉しそうに
そっかと返すと
じゃあ出発しようかと
対岸へと続く橋を渡るのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回のコリドーア湖もそうですが
北部高原という所は
本当に厳しい環境みたいですね。
今回は断崖絶壁の大峡谷でしたが
そういう場所にも村を作るとか
この世界の人類の強さは
大したものだなと。
それにしても今回は
フリーレンの古い知り合いである
ドワーフ・ゲーエンが登場しましたが
ドワーフという種族は
基本話すのが得意ではない感じ?
背が低めで立派な髭と
他の作品とも似た部分が
多い気がします。
酒好きかどうかは
今のところ明らかではありませんが
ここまで類似点が多いと
これも当てはまるかも。
なんにしてもあの魔物を
無事討伐出来た以上
あの橋は北部高原にとって
かなりの要所になりそうですね。
今まで二週間程遠回り
しなくちゃいけないところを
かなり短縮できるようですし
物流という意味でも大きいかと。
それにしても前回の最後で
登場したクラーケンですが
今回全く語られなかった以上
その程度の扱いなんでしょうね・・・。
あれだけメジャーな魔物なので
ちょっと残念の様な気もしますが
この世界ではそんなものなのかも。
これから他にもメジャーな
魔物が出てくると思いますので
そっちに期待ですかね。
気になる続きについてですが
予告にもなかったので
全くの未知数となります。
今回と似たような感じの回に
なりそうな気もしますが
今回の話で黄金郷に軽く
触れられていたので
そちらについての話になるかも。
デンケンもそちらに
向かっているみたいですし
どんな展開が待っているのか
続きが楽しみです。