2023年11月1日発売の
週刊少年サンデー 49号に掲載されている
葬送のフリーレン 第116話の
ネタバレ&感想になります。
第116話 帰還の魔法
内容ネタバレ
魔物の巣窟と化した村で
女神の石碑に関して記された
本を手に入れた勇者一行。
見つけた本にはこう書かれていた。
聖典の時巡りの鳥の章に
帰還のための魔法の名前が記されていると。
アイゼンはその章に書かれている
魔法を使えばいいのだなと話すが
ハイターによると
そんな単純な話ではないようで・・・。
ハイターは語る。
聖典には女神の魔法そのものは
記されていない。
聖典は女神の魔法をまとめた書物
というのは正確には違い
内容自体は神話の時代の物語と
女神の戒律をまとめた物に過ぎないのだと。
そしてハイターは改めて
聖典について語る。
僧侶は聖典から女神の魔法を学ぶが
それは半分正解で
聖典に書かれている神話の時代の物語は
長大な暗号文になっています。
様々な女神の魔法の使い方が
隠された長大な暗号文。
人類は長い歴史を掛けて
聖典の暗号文を解読し
女神の魔法を発見してきたんです。
焦慮は過去の聖者達の発見によって
女神の魔法を使うことができるんですと。
もちろん今でも聖典の解読に
人生を捧げている僧侶も大勢いるが
未発見のもののほうが多く
聖都の記録では発見されている
女神の魔法は全体の3%といわれています。
ただ最近は研究も進んで
新しい魔法が発見されることも増えており
有名なものだと断罪の大火の章の”女神の三槍”
天地の楽園の章”目覚めの解呪”などがあると。
話を聞いたヒンメルは理解する。
本の記述が正しいのだとしたら
時巡りの鳥の章に帰還のために必要な
魔法名が隠されているのだと。
その上でアイゼンから
暗号を解読し女神の魔法を見つけ出すには
どれほど時間が掛かるのか問われ
ハイターは隠されている
魔法の内容によると語る。
通常であれば20年から30年。
長いものだと世代を跨いで
何世紀も掛かるものもあると。
ヒンメルは思わず
そんなに時間がかかるのか・・・と零すが
ハイターはもう一つ問題があると語る。
時巡りの鳥の章。
ここは別名空白の章と呼ばれており
時巡りの鳥の章から
女神の魔法が見つかったことは無いんです。
女神様によってこの地上に
聖典がもたらされてから千五百年の間
たった一度も・・・と。
その話しを聞いたフリーレンは
流石にそこまで時間を
かけるわけにはいかないと語る。
解読している間に私の時代に
辿り着いてしまうかもしれないと。
アイゼンは待つというのも一つの選択で
長命種の特権だと話すが
フリーレンは私は私の過ごした時間に
戻りたいんだと笑みを浮かべる。
私はこれでもこの旅が終わってから
沢山のことを学んだんだよ。
新しく大切な物も沢山できた。
それを失ってしまうのは
流石に嫌かなと。
ただ帰りたいだけだというフリーレンに
ヒンメルは君らしくないと言いつつも
とてもいいと笑みを浮かべていた。
君は僕達とそうしたように
皆で笑い合えるような
くだらない旅を続けているんだね。
そう話したヒンメルは提案する。
魔王を倒した後に調べようと。
ハイターはそれでは遅いと言うが
ヒンメルはわかっていると言い
だから今そうすると決めたと告げる。
ハイターはヒンメルが
何を言いたいのか理解したらしく
そういうことですかと口を噤む中
ヒンメルはフリーレンに尋ねる。
君が未来で女神の石碑を調べたときに
どこかに文字が刻まれていなかったか?と。
その言葉を聞きフリーレンは
女神の石碑に刻まれた文字を思い出すが
同時になんで今まで忘れていたのかと。
フリーレンは刻まれた文字を口にしようとするが
ヒンメルは言わなくていいと止める。
それは僕達がこれから長い年月を掛けて
見つけ出して石碑に刻む
君を未来に帰すための魔法の名前だと。
ヒンメルの気遣いを理解したフリーレンは
ありがとうと口にしヒンメルは
いいってことさと笑みを浮かべるのだった。
書物には女神の石碑に触れた状態で
魔法名を唱えないと帰還できないとあり
またあの場所に戻ると知った
ハイターとアイゼンが項垂れる中
女神の石碑の前にある魔族の姿があった。
その魔族は未来の世界にて
フリーレンに討たれたソリテールであり
女神の石碑を前に語る。
ここが時空干渉波の発生源か。
不可逆性の原理、時間は決して戻らない。
それは魔法技術の発展とは
関係のない世界の理。
それを無理やりねじ曲げるなんて
言葉通り神の御業だわ。
天地創造の女神。
こんな化け物まで魔族は
相手にしなければならないのね。
ねぇフリーレン。
未来の私はいったいどんな
素敵な最期を迎えたのかしらと。
笑みを浮かべる彼女の背後には
もう三人の魔族がいた。
血塗られし軍神・リヴァーレ
七崩賢・奇跡のグラオザーム
終極の聖女・トート
そして無名の大魔族・ソリテールは
すべては魔王様の御心のままにと言い
改めて今回やるべきことを口にする。
フリーレンから未来の情報を奪い
この時代で始末すると。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
帰還の情報についてですが
見つかるまでは時間かかりましたが
思ったよりもあっさり帰れそうですね。
まあ、ソリテールらを撃破しないと
それも難しそうではありますが。
それにしても過去に来た際に
見知らぬ魔族と戦ったこともそうですが
過去の世界でソリテールや
グラオザームらと戦うことになるとは
一体どういう事なんでしょうね?
便宜上フリーレンがいた世界を
未来の世界と称しますが
実際に戦った描写こそなかったものの
勇者一行として討ち取った
七崩賢二人の内の一人が
たぶんグラオザームだったと思います。
ただソリテールと戦ったのは
黄金郷での戦いが初のはずですし
他二人に関しては未来の世界で
フリーレンがフェルンに
危険な魔族として挙げた大魔族だったはず。
過去において戦うはずのない相手ということで
正直何がどうなっているのかわかりませんが
魔王からの指示があってのことらしいので
恐らくシュラハトが残した未来の情報から
そう動くべきだと判断されたのかなと。
何やらシュラハトは
南の勇者との戦いにおいても
色々と画策していたみたいですし・・・。
その辺りに関しては恐らく
実際に戦った際にでも
分かると思いますが
とりあえず大魔族4人というのは
かなり厳しい戦いになるかと。
とりあえずこの時代における
ソリテールは未来ほどではないと思いますが
フリーレン一人ではキツイ相手ですし
さらに他の3人の魔族も
名の知れた大魔族ですからね・・・。
いくら勇者一行が強いとしても
正直相手が悪いのではないかと。
なんにしてもフリーレンが帰還するためには
彼らを撃退しないと駄目っぽいので
激戦と言うか死闘になるのは
まず間違いないでしょうね。
まあでも、それでも勇者一行ならば
どうにかできるのではないかという
期待感もありますので
一体どういう戦いになるのか楽しみです。
ともあれ気になる次回については休載で
続きは11/15発売の51号にて掲載とのこと。