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葬送のフリーレン 最新 第82話 ネタバレ&感想 最強の”呪い”とレルネンの思い

2022年2月9日発売の

週刊少年サンデー 2022年11号に

掲載されている

葬送のフリーレン 第82話

ネタバレ&感想になります。

 

第82話 万物を黄金に変える魔法

内容ネタバレ

 

過去に敗北を喫し

今でも勝てるイメージがない

最強の七崩賢・マハト。

 

そんな相手に挑むデンケンの依頼を

初めは断ろうとしたフリーレンだが

彼の思いと勝算があるとの情報に

一先ず話を聞くことに決める。

 

そして詳しく話を聞くべく

結界の管理者の小屋を訪れた

フリーレン一行だが

フェルンの顔色は悪く・・・。

どうやらフェルンは黄金郷を見てから

ずっと顔色が悪いようで

デンケンは配慮に欠けたと頭を下げる。

 

一方でシュタルクには

なんの問題もないらしく

魔法使いにしかわからないことから

魔力なのかと問いかける。

 

マハトって奴がとんでもない魔力を

出してるってことか?と。

 

しかしフェルンは

逆であると否定する。

 

”魔力を一切感じない”

いくら結界があろうと

これほど広大な範囲を

黄金に変えている魔法があるなら

この場所からでも魔力を感じとれるはず。

 

なのに何も感じない・・・。

私の魔力探知はあの黄金郷を

魔法で黄金で変えられた地域ではなく

広大な黄金の塊として認識している。

 

魔法で変化した物ではなく

ただの黄金として認識しているのだと。

 

フリーレンはフェルンの認識は

間違っておらず私も同じだと

賛同した上で語る。

 

マハトの魔法は

”万物を黄金に変える魔法”

あらゆるものを

黄金に変える”呪い”であると。

 

”呪い”とは魔族や魔物が使う

原理が全くわかっていない魔法であり

正確にはその中で眠らせたり

石に変えたり生物や物質の状態を

変化させる魔法の総称とされている。

 

解除するためには僧侶の魔法

つまり女神様の魔法が必要であり

シュタルクもその事を知っていた。

 

しかしマハトの魔法は

そうではなかった。

フリーレンは語る。

魔王軍との長い戦乱の時代に

マハトに黄金に変えられた英傑達は

北側諸国だけでも数えきれない程いる。

 

そいつらは全員

未だに黄金の像のままであり

誰一人助かっていない。

 

万物を黄金に変える魔法は

女神様の魔法でも解除できない。

私の知る限り最強の”呪い”だと。

 

当然魔法と認識できないから

防御魔法で防ぐことも出来ず

回避も出来ない。

 

それが黄金郷のマハトが

最強の七崩賢と呼ばれる所以だと。

 

だからこそフリーレンは

正直勝算なんてものが

あるとは到底思えなかった。

 

デンケンはそれも含めて

順を追って話そうと語り始める。

 

儂の前任者だった

レルネン一級魔法使いが

引継ぎ前に黄金郷の内部を

調査してくれた。

 

その情報を彼に同行していた

エーデル二級魔法使いから

受け取っている。

 

まずはそこからーーー

と続きを話そうとするデンケンに

フリーレンは先に結論から

教えて欲しいと告げるのだった。

一方その頃レルネンとエーデルは

オイサーストへ戻る馬車の中にいた。

 

エーデルは黄金郷の調査に

生きた心地がしなかったようで

力無くだれていた。

 

そんな彼女にレルネンは

その代わり有意義な情報を

デンケンに手渡せたと語る。

彼の故郷を救う手助けになると。

 

エーデルにはレルネンが

デンケンに随分と

肩入れしているように見えたようで

その理由について聞かれることに。

 

レルネンは話すと少し長くなると

前置きした上でデンケンとの

関係について語り始める。

昔からの友人なんだと。

 

私は若い頃宮廷勤めの魔法使いで

デンケンとは同期だった。

 

デンケンは帝国軍出身で

私は貴族のボンボン。

 

でも妙に気があって

一緒に働くのは楽しかったと。

 

でも私は才はあったが

世渡りがあまり得意ではなく

若くして地位を追われた。

 

最後まで私を庇ってくれたのは

デンケンだけだった。

 

その時私はいつか彼に

恩を返そうと心に決めたんだと。

 

彼は私と同じで捻くれた青年だったが

私には無い熱意のようなものがあった。

 

それにすごい愛妻家で

いつもと変わらない口調で

淡々と話す妻とののろけ話を

私はよく苦笑いしながら

聞いたものだと。

 

彼の妻が亡くなってからも

その思い出やいつか故郷に帰るんだ

という話を山ほど聞いた。

 

本当に懐かしい。

今の彼はそんな話はほとんど

しなくなってしまったからね。

 

結局デンケンは50年以上も

故郷に帰らなかった。

 

わからなくもないさ。

遠い昔に失ってしまったものと

向き合うのは途方もない勇気がいる。

 

そして数年前にデンケンの故郷が

黄金郷に飲み込まれて

ようやく彼は重い腰を上げた。

 

だから私は彼が故郷に帰る

手助けをしてやりたいと思った。

 

硬く冷たい黄金郷ではなく

彼が過ごした色鮮やかな故郷へ。

デンケンの判断は遅すぎると

思うだろう?

 

そう聞かれたエーデルは

あまりにも今更だと同意する。

 

レルネンはそう今更だと言いつつ

でも私は彼を責められないと語る。

 

私達は人間であり

生きられる時間は限られている。

 

”いつか”なんて時は

私たちの人生には存在しない。

 

本当に愚かだ。

私もデンケンもそんな単純な事に

年を取るまで気が付かなかった。

 

私もデンケンへの恩返しを

ずっと後回しにしてきた。

 

いつでも出来る。

いつか彼が本当に困ったときに

手を差し伸べればいいと。

 

もう今生の別れなんて

いつやってくるかもわからないのに。

 

私達にはもう今しかない。

だから私は協力は惜しまないし

黄金郷からこの地を救う名誉を

デンケンに譲ってやることにした。

 

これは老いぼれの

最後の悪あがきだ。

 

遠い昔の面影を残したまま

黄金に変えられた故郷を見て

彼は何を思うんだろうね。

 

きっとデンケンは見せてくれる。

私なんかには出来ないような

力強く美しい最後の悪あがきをと。

 

デンケンが結論から言うと

マハトに勝つのは無理だと言った瞬間

フリーレンはよし解散と声をあげ

シュタルクは最後まで聞こうぜ・・・と

呆れたように呟くのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

デンケンやフリーレンから

改めてマハトについて

説明がありましたが

正直強すぎというのが正直なところ。

 

魔法なのに魔法ではない事から

防御魔法も効かず

回避すらできないとか

よくフリーレンは逃げられたなと。

 

恐らく逃げられるだけの理由が

何かしらあるんだとは思いますが

それも打倒するのには

それほど役には立たないんでしょうね。

 

それと気になるというか

気づいたんですが

そんな相手を配下として

従えていた魔王って

本当によく倒せたものですね。

 

まあ、戦いには相性があるので

その辺りがわからないので

なんとも言えないところですが

マハトがあまりにも強すぎるだけに

その偉業の凄さがよく分かります。

 

そんな相手に勝算があるという

デンケンですがまさか最後に

マハトに勝つのは無理だという

結論とは驚きました。

 

その後のフリーレンのよし解散には

笑わせてもらいましたが

だからこそ勝算とは

一体なんなのか気になるところです。

 

勝つのは無理ということは

少なくとも真正面からは

戦わないのは間違いないかと。

 

その辺りのことは次回

語られると思いますが

どんな話になるのか楽しみです。

 

それにしてもデンケンとレルネンの

関係についてですが

思っていた以上に良いものでしたね。

 

ああいう相手が一人でもいることに

素直に羨ましく思います。

 

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