葬送のフリーレン 雑誌掲載最新話

葬送のフリーレン 最新 第81話 ネタバレ&感想 幸せな時間

2022年1月26日発売の

週刊少年サンデー 2022年9号に

掲載されている

葬送のフリーレン 第81話

ネタバレ&感想になります。

 

第81話 黄金郷

内容ネタバレ

 

勇者ヒンメルの死から30年後。

北部高原ヴァイゼ地方。

 

過酷な北部高原を進む中

フェルンに郵便が届く。

 

それは魔法協会からの依頼ではなく

一級魔法使いレルネンからの

個人的な依頼だった。

 

フリーレンは魔法協会も

通さない依頼であることから

厄介ごとの予感がしていた。

 

それに加え一度魔法で

肩をやられていたからか

乗り気ではなかった。

 

しかし報酬に魔導書も

一緒に送られてきており

先程までとは打って変わって

その依頼を受けるのだった。


城壁都市ヴァイゼを望む

崖の上に辿り着いたフリーレン一行。

 

シュタルクは見渡す限りの

黄金を目にし感嘆していた。

 

フリーレンは語る。

城壁都市ヴァイゼ。

50年前に七崩賢マハトの手により

一瞬で黄金に変えられた悲劇の都市。

 

噂には聞いていたけど

まさか大陸魔法協会が

管理していただなんてね。

 

黄金郷を覆う大結界の中には

今もマハトが封印されているのかと。

 

依頼書には大陸魔法協会から

派遣された結界の管理者を

手伝うようにあったけど驚いたと

この場所で待っていた

デンケンへと話しかける。

 

デンケンはゼーリエに頼み込み

最近結界の管理者の任を継いだと語る。

 

この地には・・・黄金郷には

儂の故郷があるからな。

 

皮肉なものでここから見える

黄金郷はあまりにも美しいと。

 

シュタルクからあそこが

故郷なのか?と尋ねられ

デンケンは正確には

そうではないと語る。

 

城壁都市ヴァイゼは

龍種であるグリュック家

儂の義父が治めていた街。

 

儂の故郷はもっと北

北端に位置する村で

ずっと昔、あそこの屋敷で

妻と二人で暮らしていた。

 

あの村はたった数年前に

黄金郷に飲み込まれたんだと。

 

黄金郷は50年前に

マハト諸共結界で封じ込めたと

聞いていたフェルンは

どういうことなのかと尋ね

デンケンは語る。

 

結界はマハトを封じる

ためのものに過ぎず

黄金郷は今も少しずつ

広がっている。

 

だから毎年、結界の範囲を

調整するための管理者が

必要なのだと。

 

フリーレンもゼーリエの考えを

英断だと同意し

デンケンは結界の管理者には

黄金郷の大結界の通行券が

与えられると語る。

 

儂はもう黄金郷に入り

故郷の村で妻の墓参りも済ませたと。

 

フリーレンは満足した?と尋ねるが

デンケンは答えなかった。

 

その上でフリーレンは告げる。

言っておくけどマハトと戦うつもりなら

私達は一切の協力はしないと。

 

やっぱり厄介事だったねと

依頼を断り魔導書を送り返すようにと

フェルンに魔導書を渡そうとするが

フェルンとシュタルクは

そんなフリーレンの態度に

らしくないと感じていた。

 

その事を零すとフリーレンは

私はいつも皆の命を

優先してきたつもりだと言い

大袈裟だというシュタルクに

昔黄金郷のマハトに

負けている事を明かす。

 

マハトは私が今までの人生で

負けた事のある11人の魔法使い

その内の一人で私は未だに

マハトに勝てるイメージを

持っていない。

 

確実に仕留めることを考えれば

このまま結界に封じ込めた方がいい。

百年でも千年でも。

 

どうせこの地方が黄金郷に包まれる前に

マハトの寿命がやってくる。

ゼーリエもたぶんそのつもりだと。


フェルンはいくらなんでも

それは・・・と零すが

デンケンは確かに儂も初めは

それでいいと考えていたと語る。

 

儂はお前達が考えているよりも

ずっと薄情な男で

若い頃妻が亡くなってから

今になるまで一度も故郷に

帰った事はなかった。

 

儂は律義に妻の墓参りをするような

殊勝な男ではないのだと。

 

いつか帰ろう、いつか帰ろう。

そう思いながら職責や立場を理由に

帰らなかった。

 

何時しか儂は妻と過ごした

幸せな時間すら思い出すことを

恐れていたのかもしれない。

 

数年前に旧友の口から

ついに故郷が黄金郷に

飲み込まれたという話を聞き

初めて故郷に帰ろうと決意した。

 

本当に薄情な男だ。

儂がこの地で

結界管理の任を継いだのも

マハトを倒すだの故郷を救うだの

そんな勇敢な理由じゃなかった。

 

すべて諦めるためだったんだ。

年月が経ち変わり果ててしまった

この故郷を直接この目でみれば

諦めがつくと思った。

 

妻と過ごした思い出の故郷は

もうここにはないのだと。

半世紀以上も昔に置いてきたのだと。

 

それを見届けた後、この地で静かに

最期の時を迎えるつもりだった。

 

だが昔と変わらなかった。

昔と変わりなかったんだよ。

 

数年前に黄金郷に

飲み込まれたばかりだというのに

思い出の場所は残っていたのだと。

 

そんな幸せな時間を過ごした

記憶を思い浮かべながら

デンケンは語る。

 

どれ程昔であろうと

どれ程苦難に満ちた人生であろうと

あの幸せな時間は

嘘偽りないものだったのにと。

 

そんなデンケンの言葉に

フリーレンはヒンメルに

かけられた言葉を思い出し・・・。


花畑の魔法が見たいだなんて

ヒンメルは本当に変わっているね。

 

その頼みを引き受け

辺りを花畑にしたフリーレンは語る。

 

この魔法はずっと昔に

死んでしまった私の支障が

好きだった魔法なんだ。

 

だから出来るだけ

使わないようにしていた。

師匠を思い出すから。

 

けれでも不思議で

今はとても穏やかな気持ちだと。

 

ヒンメルは僕は君が

どんな人生を過ごしてきたか

なんて知らないと語る。

 

でもそれはきっと辛く苦しい

道程だったんだろうね。

 

こんな簡単な事も

わからなくなる程の。

 

君はきっと師匠と過ごした時間が

幸せだったんだよ。

 

ただ幸せだっただけなんだ。

だから思い出していいのだと

そう儚げに笑みを浮かべ・・・。

 

デンケンはフリーレンに

引き留めて悪かったと頭を下げる。

 

こんな依頼は受けなくていい。

レルネンが余計な気を利かせて

依頼を出しただけだ。

 

儂は元々一人で戦うつもりだった。

それに勝算を探し出せるだけの情報は

手に入れたつもりだ。

 

無茶はせん。

死ぬのなら故郷の色鮮やかな景色を

見た後にしたいからな。

 

そう言って去ろうとする

デンケンにフリーレンは

わかった、協力するよと声をかける。

 

まずはその勝算とやらを

探すのを手伝うよ。

 

尻尾巻いて逃げ出すって作戦は

別に今じゃなくても使えるからねと

笑みを浮かべるのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

前にデンケンが登場した時から

ある程度予想していましたが

やっぱりフリーレンは

黄金郷の問題にかかわるみたいですね。

 

相手は七崩賢最強らしい

マハトという魔族のようですが

これまでにないくらいに

強敵っぽい感じ。

 

これまで登場した七崩賢は

フリーレンが倒したアウラと

最強の勇者が倒した3人の合計4人。

 

他の七崩賢がまだ

生きているのかは分かりませんが

七崩賢としては5人目になるかと。

 

まあ、魔族事情は殆ど

明らかになっていないので

補充されるのかどうかも

分からない状況ではありますが。

 

なんにしてもあのフリーレンが

未だに勝てるイメージがないくらいに

強いのは間違いないかと。

 

そんな最強の相手に対して

フリーレン、フェルン、シュタルク

そしてデンケンの4人で挑むと。

 

正直相手がどれくらいの強さなのか

わからないだけに不安ですが

これで勝てないならどんだけ

強いんだという事になりそうです。

 

なんにしてもこのシリーズは

黄金郷を解放するまで続きそうなので

何話かに渡る話になるかと。

 

どういった戦いになるのか

本当に勝てるのか等々

色々気になる部分も多いですが

それだけの強敵が相手なので

どうなるのか楽しみです。

 

出来る事なら誰も犠牲になることなく

成し遂げてもらいたいところですが・・・。

 

ちなみに気になる続きについては

次号休載とのことなので

2/2発売の11号とのこと。

 

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