2022年3月30日発売の
週刊少年サンデー 2022年18号に
掲載されている
葬送のフリーレン 第88話の
ネタバレ&感想になります。
第88話 ソリテール
内容ネタバレ
~マハトの回想~
マハトは命令に従い
人を殺めながらも
人を知ろうとしていた。
しかし何の感情も沸いてこず
俺には理解できない感情なのか?と
思いながらも続けていた所
ある騎士と相対することに。
その騎士は北側諸国
三大騎士が一人、ヴァールハイト。
皇帝からの勅命により
マハトの討つべく
派遣された者だった。
ヴァールハイトは
マハトの機を窺っていたようで
その魔法について
自分なりの仮説を立てていた。
今までに襲撃してきた村落には
黄金に変えたものと
そうでないものがあり
何か複雑な発動条件があると。
そう考えマハトと相対したが
実際には違っていた。
マハトはヴァールハイトの
仮説を聞き嗤う。
人類はそんな小難しい事を考えながら
魔法を使っているのか?と。
そしてマハトは答えを告げる。
ただの気まぐれだと。
その言葉は正しく
隙を見せないように戦っていた
ヴァールハイトの体は
一瞬の内に黄金へと変わっていた。
そして黄金へと化した
ヴァールハイトにそれは何故か
つまらないからだと語り掛ける。
お前が今まで鍛えてきた
技も武勇も俺の魔法の前では
意味を成さない。
なあ、これが戦いと呼べるか?
楽しいか?
少なくとも俺は
こんな戦いは嫌いだと言い残し
その場を去るのだった。
それからマハトは
人類について研究している
変わり者の魔族のもとへ訪れる。
その女の魔族の名はソリテール。
今は人類が昔使っていた
造船所を再利用し
海の生物の研究をしていた。
マハトは問いかける。
何故自分達に”悪意”や”罪悪感”
という感情がないのかと。
ソリテールは随分くだらない事を
聞きにきたのねと言い
その答えを語る。
その質問の答えなら
生まれた時から
わかっているでしょ。
人を欺くたびに心を痛めていたら
魔族はとうの昔に絶滅していると。
マハトは心を痛めるとは
どういうことだと問いかけるが
ソリテールはそんなマハトを
微笑みながら質問に答える。
私達には一生わからない感情だと。
人によく似たこの姿も
人と同じこの言葉も
まるで人のような振る舞いも。
すべては人を欺き
捕食するために獲得した進化の証。
姿形は似ていても
私達は人類とは程遠く
全く別の生き物であり
わからない感情があるのも
当たり前のことだと。
ソリテールは時間の無駄だと言い
マハトの共存の思いについても
否定こそしなかったものの
共存か、面白いね君と
笑みを浮かべるだけだった。
そしてそれから村を滅ぼし
じっと人について考えていた
マハトの元へシュラハトが訪れる。
七崩賢黄金郷のマハト。
南の勇者を討つのに
協力して欲しいと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回に続き
マハトの記憶を巡る回でしたが
結局答えは出なかったみたいですね。
人について研究しているという
変わり者の魔族・ソリテールが
出てきましたが
答えには至らずと。
まあ、これは自分で考えて
答えを得られるかどうか
という問題ですしね。
これから先も考えるんでしょうけど
その答えに辿り着くのは
マハトが命を落とす瞬間か
その直前くらいなのかも。
それにしてもソリテールですが
今もまだ生きているなら
今後どこかで登場する機会も
ありそうなキャラでしたね。
やっていることも
色々興味深いですし
なんらかの形で
再登場する気がします。
その時に敵かどうかは
なんとも言えませんが・・・。
結果として答えがないままに
悩み続けているマハトですが
そんな彼にシュラハトから
南の勇者討伐の協力要請が。
シュラハトと七崩賢が集まり
南の勇者と戦った話は
以前にも語られてましたが
ついにその内容が
明らかになりそうですね。
南の勇者が人類最強だったことは
名言されていたものの
語られたのは戦いの結果だけでしたし
その戦い振りが見られるのは
かなり楽しみです。
南の勇者が本当にこの戦いで
命を落としたのかどうかも
明らかになりそうですしね。