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3月のライオン最新 192話 ネタバレ&感想 二海堂の選んだ道

2022年5月27日発売の

ヤングアニマル 2022年11号に

連載されている3月のライオン 192話

ネタバレ&感想になります。

 

第192話 道~みち~⑩

内容ネタバレ

 

入院中の二海堂の見舞いに

病室を訪れた師匠と島田。

 

師匠は憔悴している二海堂を心配し

彼に訪れた災難を聞き涙していた。

 

どことなくやつれた表情の

二海堂は師匠に語る。

 

なんか毎日のように現れるんです。

そして長々と居座っては

弱っているオレに検討を迫るんです!

 

っていうか独りで勝手に

会話しまくってるんです

えんえんと!

 

それを聞いた師匠が

なんたる非道!害獣か!?と零す中

零の事を良く知る島田は

頭を悩ませる。

 

桐山・・・なんかこう

いつも一生懸命に

とんちんかんなんだよな・・・。

 

なんだろう・・・子供がえりかな?

子供の頃大人っぽかった反動なのかと。

師匠はどうやら零の師匠である

幸田に関しても知っているらしく

やっぱり師匠の幸田が

真面目過ぎの堅物だったからか!?

と恐怖していた。

 

その反動であやつのような・・・

情緒のないモンスターが

爆誕したのやも!と。

 

二海堂も僕がいたらぬばかりに

心友を真人間にしてあげられなかったと

悔やんでいた。

 

そうこうしている間に

時間も結構経ったことで

師匠はそろそろお暇するかと

帰る準備を始めていた。

 

師匠はどうやら帰りに

皇居を一周してうなぎ喰って

帰ろうとしているらしく

胃が1/2になったのに

元気はつらつとした様子だった。

 

そんな師匠を見送った二人は

流石だな我らの師匠はと

改めてその凄さを感じ

口元に笑みを浮かべていた。

 

そんな師匠について

二海堂は語る。

 

だんだん僕の体の事が

分かって来た時

二海堂家の皆が言った。

 

「動くな」

「安静にしてろ」

「部屋から出るな」

 

そんな言葉一点張りだった中

師匠は言った。

 

お前は強くなる。

何より魂が一級品じゃ!

 

オヤジはワシに任せとけ!

魂燃やしていこうぜ!と。

びっくりしたなあの時は。

大人で味方になってくれる人なんて

花岡ただ一人だと思っていたのに。

 

師匠に出会えて兄者に出会えて

世界を広げてもらえて

オレは本当に幸運でした。

 

桐山もです。

この間桐山と戦って

すごく変なカンジでした。

 

すごく近くに感じたんです。

目の前じゃなくてもう

自分の中にいるみたいな。

 

長生きしたいって

改めて思いました。

 

全てに気をつけているつもりでしたが

やっぱりどこか身体を置き去りに

前へ進もうとしてたかもしれないって。

 

だから兄者や重田さんや・・・

桐山と・・・もっと先まで

戦う・・・ために・・・。

 

そう言いながらうとうとし始めた

二海堂を寝かし付けた島田は

弟弟子の言葉に同意する。

 

そうだ・・・

ずっとなぐり合い続けようぜ

盤上でと。

 

以前島田が二海堂の身体の事を知り

師匠にあんな体では無理だと

言った時があった。

 

確かに強いがあんな身体で

奨励会を突破できるとは思えない。

 

ホントは静かに暮らせた方が

少しでも健康でいられるのでは・・・と。

 

師匠はそんな島田に語る。

この道を行けば辛さが

何十倍になるとお前も思うか?

あの子はもうとっくに選んどるのに?

 

あの子の心は火の玉だ。

”戦いたい”と訴えとる。

 

なのに”座して死を待て”と?

その方がよっぽど

よっぽど酷だよ・・・開と。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

今回の話を読むと

シリーズタイトルである”道”が

二海堂の事を指しているのだと

よく分かりますね。

 

これまでにないくらいに

長いシリーズになっていますが

なんとも奥が深いテーマだと思います。

 

それはそれとして

今回は二海堂の見舞いに

師匠と島田さんが来てましたが

本当にこの師弟の関係は

いいなとしみじみ思います。

 

とりあえず初めに師匠が

二海堂の側で涙を流しているのを見て

何か悪い事があったのかと思いましたが

その後の展開には笑わせてもらいました。

 

というか入院中の二海堂の傍らで

検討を迫りながら一人でえんえんと

会話を続けるとか

なんていうか零は流石だなと(苦笑)

 

傍にいてくれているのは

ありがたいことではあるんでしょうけど

休息を求める二海堂にとっては

もう帰ってくれないか・・・

という感じなんでしょうね。

 

島田さんがそんな零の行動を

真面目に考察してましたが

その対比も笑えましたし

その後の師匠と二海堂のディスりにも

大いに笑わせてもらいました。

 

私的には二海堂が

僕がいたらぬばかりに心友を

真人間にしてあげられなかった!と

嘆くシーンの後に師匠が

何を言う!ばっかもん

お前は最高の棋士ぞ!と

慰めるシーンがツボでした(笑)

 

そしてそんな笑えるシーンの後に

二海堂によるシリアスな回想シーンとか

本当に羽海野ワールド全開!

っと言った感じでしたね。

 

最後の師匠が二海堂について

語った部分もそうですが

ああいう心に残るシーンを

描けるのは素直に尊敬します。

 

と言った感じで私的には

かなり満足した回でしたが

次回については

特に情報はなかったですね。

 

とりあえず”つづく”としかなかったので

恐らく次号は休載になると思いますが

その次に再開されるかどうかは

何とも言えないところかなと。

 

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