2022年9月15日発売の
モーニング 2022年40号で
連載されている宇宙兄弟 391話の
ネタバレ&感想になります。
第391話 帰還前日
内容ネタバレ
施設や機器を点検して
メンテナンスして——。
しばらく使わないものたちは
スリープ状態にして
月面基地の”無人化作業”は
ほぼ完了した。
そして——
”From the Moon To the Earth”
"月から地球へ"
私たちは”FMTE”という
最後のミッション完了のため
帰還までの流れを
シミュレーションした。
明日我々は帰還船に乗って
地球へ帰る。
一方その頃六太達の両親は
いつもと変わらない日々を送っていた。
母は最近はまっているのか
デメネコの動画を見ながら
陶器に絵を描き
父は他の作業をしながら
電気窯の窯出しを待っていた。
そこへ父の陶芸の先生である
宗方先生が窯出しの手伝いに
家を訪れ一緒に待つことになるが
突然電気窯から爆発音が!?
何が起きているかわからないまま
とりあえず窯の電源を切った後
早速電気窯を確認したところ
窯に入っていた作品の殆どは
粉々になってしまっていた。
宗方先生によると
作品がまだ湿っていた為に
水蒸気爆発が起こったらしく
父はここまでの苦労に
肩を落としてしまう。
どうやらその原因となったのは
母がミジンコの絵を描いた
父の力作の壺だったらしく・・・。
何とも言えない空気の中
父が突然”コッパミジンコ”だ・・・
と言った事でさらに空気がおかしくなる
一幕もあったものの
その空気は長くは続かなかった。
父はこれでこそ陶芸人生だと
すぐさま立ち直り
勉強になりましたと
宗方先生に頭を下げるのだった。
一方ロスコスでは帰還に備えて
改めて帰還船であるオリュールの
ステータスチェックを行っていた。
全てのチェックが行われ
問題ない事が報告される中
酸素タンクに問題が発生する。
どうやら急ごしらえだったことから
その代償が出たらしく
3つある酸素タンクのうちの1つが
反応しないとの報告が。
それでも地球帰還までは
2本のタンクで足りるはずであり
酸素も増やすことが
他にもあることから
それほど危険視されていなかった。
そのため余計な心配をかけぬよう
クルーにこの件は伝えず
地上で解決することに決まるが・・・。
そんな問題が起きていることなど
全く知ることなかった六太達は
帰還の前日とあって
皆で宴を楽しんでいた。
月面最後の晩餐は
六太達にとって
一生の思い出となった。
そして六太と日々人は
最後の交信ということで
両親と連絡を取ることに。
どうやら両親は南波工房という
陶芸作品のショップを
立ち上げることになったらしく
その報告を受けることに。
しかし肝心の作品は
爆発により粉々になっており
その無残な光景を見た
六太達は一体何が起こったのかと
驚きを露わにしていた。
そんな息子たちに父は語る。
訳あって”爆発”したのだと。
だがこの爆発から
父さんも学んだ・・・。
外側から見れば
大丈夫そうに見えていても
内側がそうとは限らない。
成功するには見えない部分を
見抜く力が必要だ、分かるなと。
そう語った父は最後の交信で
”爆発”とかいうワードを
連呼してすまなかったと謝り
六太は口にはしなかったが
ほんとだよ縁起でもねえ・・・と
厳しい表情を浮かべていた。
しかし日々人は
まあ、いいんじゃない?
「芸術は爆発」だもんねと
気にすることなく笑い
最後の交信を終えるのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ついに帰還前日になったわけですが
なにやら不穏な感じがしますね・・・。
父の窯が爆発した事もそうですが
酸素タンクの一つが
機能しないというのは
後に問題になる気が・・・。
とりあえず他の二つが機能して
さらに別に酸素を増やす方法も
いくつかあるらしいので
緊急性はなさそうですが
全てが順風満帆とはいかないようです。
まあ、作中でもいってましたが
帰還船も急ごしらえだったので
その代償がここに来て
明らかになったんでしょうね。
ただ先程も言ったように
だから帰還するのは難しいという
レベルの話ではなさそうですし
その点は安心できるかと。
それにしても謝ってましたが
帰還前日に爆発がどうとか
本当に縁起悪いなと。
六太達は知らないですが
酸素タンクの異常が
分かった後だっただけに
何かあるんじゃないかと
考えてしまいますし・・・。
まあ、帰還船が爆発したら
どうしようもないので
流石にないとは思いますけどね。
ともあれ今回が帰還前日ですので
次回はついに帰還当日の話に
なるのではないかなと。
酸素のことを含めて
色々問題は起きそうではありますが
それをなんとかするのも
この作品の面白い所なので
どうなるのか楽しみです。
気になる続きについては
9/29発売の44号にて
掲載予定とのこと。