2022年11月17日発売の
週刊ヤングジャンプ2022年51号に
掲載されているキングダム 739話の
ネタバレ&感想になります。
第739話 城壁の上
内容ネタバレ
間もなく大軍勢が押し寄せる
宜安城にて桓騎は告げる。
本土からの援軍か・・・
とにかくその軍が来るまで
戦い抜くしかねェ。
王翦は来ねェぞと。
その言葉に皆が驚愕する中
桓騎は笑みを浮かべながら
さらに言葉を続ける。
奴とはそこそこ長い付き合いだ。
だから分かる。
あいつは宜安には来ねェ。
太原からも狼孟のせいで来れず
咸陽から援軍なんて
いつになるか分からねェと。
その言葉を聞いた
摩論はどうしようもない事を察し
倫玉は覚悟を決める。
しかしそんな状況の中
桓騎は摩論に砂鬼一家を
呼んで来いと言いつけ
目を閉じ昔の事を思い出す。
子供達に囲まれる偲央に
桓騎は言った。
お前みたいなやさしい奴が
一番割を食うんだよと。
偲央はそうかも知れないなと
口元に笑みを浮かべつつ
桓騎に言葉を返す。
でもあんたみたいに
世の中が見えすぎるのも
人一倍苦しむと。
バカ言え 苦しむのはいつも他の奴で
俺は苦しまねーと一笑に付す桓騎だが
偲央はそんな桓騎を
はいはいとあしらいながら
優し気な表情を浮かべ語り掛ける。
でもそんな二人が
ずっと一緒にいれたら
少しはいいことがあるかもねと。
そんな昔の事を思い出していた
桓騎は摩論から報告を受け目を開く。
摩論は未だ懐疑的なのか
桓騎に問いかける。
準備出来ましたけど・・・
・・・本当にやるんですか?と。
そんな摩論の問いかけに対し
桓騎は不敵に笑みを浮かべながら
「ああ」と返し・・・。
あくる日、大軍勢を率いて
姿を見せた李牧軍は
すぐさま宜安城に対し攻撃を開始。
我らの城を取り戻せ!と
四方から一気に攻めかかる李牧軍だが
兵士達から城壁の上に
桓騎兵がほとんどいないとの報告が。
思わぬ報告に騒然となりながらも
袁環は居住区に人質と共に
立て籠もっているやも知れぬと判断。
警戒を強めながらも
守備がいないのならと
さっさと城門を開け
入城するようにと指示する。
しかし城内に桓騎軍の姿はなく
城内中央の大殿にて
宜安城に残していた住民全員を
確認したとの報が。
人質と共にいると考えていた
者たちは戸惑いを隠せずにいたが
李牧はある事に思い至る。
恐らく桓騎は
もう宜安城には居ないのだろうと。
その言葉を聞いた舜水樹も
その意図について理解する。
秦本土から援軍が来るまで
籠城出来ないと悟った
ということですかと。
李牧もそれに同意する。
籠城は失敗すれば
本当にもう逃げ場が無いのだと。
ならば桓騎軍は一体どこへ
行ったのかという話になり
今わかっている情報を交換し
議論を重ねた結果
恐らく東へ逃げたとの結論に。
しかし秦本土とは真逆であり
その意図が掴み切れずにいたところ
李牧はそんな彼らに語る。
桓騎の行く先は恐らく
東の森林地帯の先にある城
”肥下城”であると。
その言葉を聞いた配下の者達は
肥下城には今宜安城から
疎開した数万の民の他
赤麗の民も移り入っている事。
つまり一般市民で
溢れかえっていることに気づき
表情は蒼白となっていた。
李牧は語る。
間違いなく桓騎の狙いは
肥下の十万規模の人質だと。
それを聞いた者達は
すぐさま追うべきだと声を上げるが
そこへ城内の袁環から
急いで東壁の門内に来て
頂きたいとの伝令が入る。
それどころではないと
配下の者達は声を上げるが
李牧は向かうべきであると判断し
瞬水樹に東に向かう準備を任せ
城内へと馬を向ける。
そして東壁へと向かった
李牧達だが吐き気を催すほどに
悍ましい光景を
目の当たりにすることに。
絶句する者達をよそに
袁環は李牧に報告する。
桓騎より伝言が・・・
残されて・・・おりました。
”肥下の惨劇を史に刻む”と。
配下の者達はその言葉を受け
人質目的ではなく虐殺目的で
肥下に向かったのかと推察。
袁環はもしそうなら
ただで死ねると思うな・・・と
桓騎に対して怒りを向けるが
李牧はそれを否定する。
いや・・・ただでは死なぬと
桓騎が言っているのだと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
何とも桓騎らしい
凄惨な光景が見られましたが
結局桓騎の狙いは
何なんでしょうね?
とりあえず伝言にあったように
肥下城に向かったとするならば
民を人質にするとか?
それとも李牧が言うように
追って来るなら肥下の民も
道連れにするぞという脅迫?
そのどちらかかなと思いますが
一つ思うのは本当に桓騎は
肥下城に向かったのかについて。
正直民を人質にしたり
それを利用して脅迫したりするのは
桓騎らしいのは間違いないです。
でも肥下城に向かった場合
先がないような気が・・・。
恐らく兵力的に飛信隊と楽華隊が
中核だと思いますし
そんな行為を信達が認めるかどうかも
正直怪しいところですし。
最悪肥下城の民を犠牲にすれば
六大将軍の一人である桓騎を
ここで討てるわけですしね。
守るべき民を見捨てるというのは
正直外聞もよくないですが
それでもその犠牲によって
趙という国を守れるならば・・・と
考えてもおかしくないのかなと。
何にしても予告には
肥下城に走る李牧軍だが・・・!?
とありましたので
何か起こるのは間違いないかと。
追い込まれた桓騎が
一体どんな手を使うのかは
未だ定かではありませんが
何かしらやるのは間違いないので
どう展開していくのか楽しみです。