2023年4月19日発売の
週刊少年サンデー 21号に
掲載されている
君は008 第248話の
ネタバレ&感想になります。
第248話 窮鼠窮猫、友を想う。
内容ネタバレ
ドグラ・マグラ君のために!
そう叫びながら変貌した
”YUJIN124号”の圧倒的なパワーを前に
絶対絶命のルルス。
しかしルルスはエイト達のために
ここでは死ねないんだと
不思議な輝きを目に宿した次の瞬間
”YUJIN124号”の身体を切り裂いていた。
測定していた医局長は
その脅威的な数値を目にし叫ぶ。
我らが作った”友情システム”とは何かが違う・・・
これが本当の友情パワーなのか!?と。
倒れ込んだ”YUJIN124号”に
ルルスは語り掛ける。
君はボクを倒すことで
どうドグラ・マグラのためになるか分かってる?
今の状況をちゃんと理解して
友情のためだと言っているのかと。
何も返せず狼狽える”YUJIN124号”に
ルルスは君の友情は所詮人工の・・・と
口にしようとするが
自分も人工の存在だったと頭を下げる。
それなのに君の友情は偽物だなんて
ボクは君の友情を侮辱してしまったと。
しかしそんなルルスの言葉も
医局長には一切響かず否定されてしまう。
なぜなら”YUJIN君”の体は
新素材である流体ゼイロン製であると。
そして医局長が何か指示を送った瞬間
”YUJIN124号”の体は再生を果たし
立ち上がるや否やルルスを取り押さえていた。
流石ワシの作った”YUJIN124号”だと
機嫌よく笑う医局長に傍らにいた
医局員BR・25も嬉しそうに声をかける。
これで被験体”R”は生きて
ドグラ・マグラ様にお渡しできますねと。
しかし医局長は何故か考える仕草をして
とんでもないことを言い始める。
なんかあの被験体”R”の
”友情で燃やした魂”が
途切れる瞬間のデータが見てみたいと。
医局員BR・25は
それは最早反逆行為に値するとして
なんとか翻意させようとするも
医局長は告げる。
科学とは挑戦であり
リスクを取らぬ者に発明の女神は微笑まず
そうリスクを獲ったからこそ
わしは今の地位にあるのだと。
そう告げ”YUJIN124号”にルルスを
殺すようにと指示しようとするが
そこへフォビアとソロが襲い掛かる。
突然の襲撃に狼狽えながらも
医局長は相手が育成ドグラ用の
”モチーフ”動物であることに気づく。
どうやら医局長はそのデザインにも
携わっていたらしく
フォビアの脳の偏桃体に入り込み
恐怖を与えるという能力も知っていた。
その為にフォビアの能力も通用せず
ソロの針までもが防がれてしまい
反対に機能停止の信号を受け
動けなくされてしまうことに。
所詮単純な造りの人工生命体だと
足蹴にされるフォビア達の鳴き声を聞き
ルルスはやめろと叫ぶが
医局長は笑っていた。
これはただのおもちゃであり
現にスイッチ一つで全く動かないと。
フォビアらを無力化した医局長は
再度”YUJIN124号”に指示しようとするが
動けないはずのフォビア達が
己の足に噛みついているのを見て
動きを止めていた。
おかしい・・・ありえん。
スイッチを切ったのに動けるわけがない。
そういうふうに造ったのだから・・・。
なのになぜこいつらはまだ動けるのかと。
医局長はあり得ない光景を目にして
理解出来ず戸惑いながらも
完全に破壊してから脳を調べるとして
フォビアの頭に銃を向けるが
医局員BR・25は呟く。
もしかするとその2匹
正義の心と正義の力の間の
何かが作用しているのかもしれないと。
その言葉を聞いた医局長は興味深いと感じたのか
嬉しそうに笑みを向けるがその瞬間
変装を解いた医局員BR・25によって
蹴り飛ばされていた。
そして”YUJIN124号”に
その娘を離すように指示し
解放されたルルスに声をかける。
やあ また会ったねルルス君!
ボクは008号明石閑真!
あ、息子がお世話になっています。
君には元アポカリプトと
言ったほうが分かりやすいかな?と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ルルスの窮地にフォビアとソロが動くのは
前回の流れからわかってましたが
まさか008号がここで出てくるとは
流石に予想外でした。
以前エイトと別れてから
再びドグラ・マグラに潜入して
何かを探っていたのは
なんとなく予想してましたが
すでにドグラの船にいたとは
流石008号といったところでしょうか。
それにしてもフォビアとソロが
ただの動物ではないと思ってはいましたが
人工的に造られていたとは・・・。
まあ、人間も造れるくらいですから
どちらかというと簡単なのかもしれませんが
さらに特殊能力までも使えるとか
そのドグラの技術力の高さはとんてもないなと。
それに今回医局長の口から明らかになった
”YUJIN124号”が新素材である
流体ゼイロン製で造られている事。
この技術は恐らく現時点において
最高の技術とみてよいかと。
ドグラ・マグラの技術者たちが
遺伝子改造の恩恵を受けて知力を増し
さらに倫理観も旧人類とは違うことで
日毎新しい技術が生まれているのは
間違いないでしょうし
この技術もその一環でしょうね。
恐らくこの技術もすでに中野に渡っているか
これから渡ることになるでしょうけど
脅威となるのは間違いないかと。
それはそれとして008号こと
エイトの父である明石閑真が出て来た以上
ルルスの身については問題なさそうですね。
これから本格的に動き出すのかどうかは
なんとも言えないところですが
変装を解いて姿を見せた以上
全く動かないというわけにはいかないでしょうし
何らかの動きを見せるのではないかと。
ただ気になるのはそれが
ドグラ・マグラ側にバレているのかどうか。
バレていないことを祈りたいですが
首領もクアドロの面子も
かなり鋭いですからね。
バレていてあえて泳がされている
みたいなこともあり得るのかなと。
ともあれ何かしら動きがあるのは
恐らく間違いないと思いますので
それが良い流れに繋がることを願うばかりです。