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【漫画版】アルスラーン戦記 最新 118話 ネタバレ&感想 ギーヴvsモンフェラート

2023年5月9日発売の

別冊少年マガジン 6月号に連載されている

アルスラーン戦記 118話

ネタバレ&感想になります。

 

第118章 今際の祈り

内容ネタバレ

 

着々とギスカール率いるルシタニア軍を

追い詰めるアルスラーン軍。

 

自軍の劣勢に兵達に檄を飛ばし

立て直しを図るモンフェラートだが

その眼前にギーヴが立ち塞がる。

 

互いの兵が戦い合う中

ギーヴはルシタニア軍に止めを刺すべく

モンフェラートの首を狙い動くも

それをルシタニア兵が許すはずもなく

一人の兵士が斬りかかり!?

斬りかかってきた兵を邪魔だと

一蹴しようとしたギーヴだが

兵は己の身を貫かれながらも

ギーヴの剣を道連れに倒れ込む。

 

思わぬ形で武器を失ったギーヴは

兵士達にこぞって斬りかかられるも

なんとか切り抜け自身の剣を取り戻すが

その一瞬の隙をモンフェラートが襲い掛かる。

 

辛うじて躱すことに成功したギーヴは

体勢を立て直すとモンフェラートとの

一騎討ちに臨む。

 

イアルダボートの神に祈りを捧げる

モンフェラートと

女神アシに祈りを捧げるギーヴ。

 

二人の剣戟は誰も入れない程激しく

互角の様相を見せていた。

 

しかしその戦いも長くは続かず

ギーヴはモンフェラートの馬の

手綱を斬ることで体勢を崩させると

その一瞬の隙を突きモンフェラートの首に

致命傷となる一撃を与えていた。

 

馬上から落ちたモンフェラートの姿に

ルシタニア兵の悲鳴が上がる中

顔を上げたモンフェラートにギーヴは告げる。

 

女神官殿なら異教徒であっても

神の元へ送り出す手向けの詞の

ひとつもかけてくれるのだろうが

俺はお前達には地獄に落ちてほしいと。

 

その言葉を受けモンフェラートは

笑みを浮かべそれでよい・・・と倒れ込む。

異教徒のなぐさめなど・・・いらぬと。

 

今際の際モンフェラートは

ボードワンと交わした言葉を思い出す。

 

神がかりの国王と聖職者のくせに

人殺しが好きな罰当たりのおかげで

かくも多くの者が異国に

屍をさらす羽目になった。

 

そんなモンフェラートの言葉に

ボードワンは笑いながら言葉を返す。

 

死んだ同胞は天国に行けるのだし

生き残った我らは

この豊かなパルスを支配できるのだと。

 

しかしそれでもモンフェラートは思う。

異教徒だからとて赤子を殺すような我らに

神は祝福をたれたもうであろうかと。

 

今際の際そんな事を思い出したモンフェラートは

ボードワンに俺も異国の荒野に

屍をさらす羽目になったと語り掛ける。

 

そして命の火が消えようとする中

イアルダボートの神に祈りを捧げ

最期に眼前に咲く小さな花を見て

笑みを浮かべながらその命を終えるのだった。

モンフェラート将軍討ち死に!

その報告を受け項垂れるギスカールの元へ

続けざまに訃報がもたらされる。

 

次々と討たれていき

立て直せない程の劣勢に陥るルシタニア軍。

 

そうした中、宝物を守っていた

ルシタニア兵の一人が財宝を奪うべく

暴走し始める。

 

周りの兵士達は男を止めようとするも

その男は剣の腕はそれなりだったようで

返り討ちにあってしまう。

 

周りの兵士達は男の言葉を受け

だったら自分もと味方しようとするが

男は背後から放たれた矢によって

その命を落としていた。

 

矢を放ったのはギーヴであり

この状況を引き起こした兵士達に

心底から軽蔑した眼を向ける。

 

そしてギーヴの合図を受け

パルス軍の部隊が姿を現し

追い立てられた兵士は

守るべき宝物を残し

その場から逃走を図るのだった。

 

一方、ほぼ形勢が決した戦場では

ダリューンが部隊を率い

追撃に入ろうとしていた。

 

それを見たパルス軍の伝達兵は

勝利の喝采を上げるが

その背後から突然矢を射かけられ!?

伝達兵からの報告がないことを

訝しんだナルシスはエラムに何名か連れて

見に行くようにと指示する。

 

しかしエラムが見たのは

背に矢を受け全滅している

伝達兵達の姿だった。

 

やられた・・・!と零しながらも

エラムはダリューンの軍勢に

別のルシタニア軍が今にも

突っ込もうとしているのに気づき

アルスラーンのいる方へと目を向けるが

そこにも敵が迫ろうとしていた。

 

すぐさま報告に戻ろうとするエラムだが

どこかから飛んできた矢が

その足を貫き・・・!?

 

ダリューンが背後から

新手のルシタニア軍が現れたとの

報告を受ける中

ギスカールは援軍なのかと

その顔に喜色を浮かべていた。

 

しかし配下の兵が矢に倒れ

さらに報告が入る。

 

お逃げ下さいギスカール公!

ルシタニア軍ですが味方ではありません!

ボダン大司教です!と。

 

突如戦場に乱入したボダンは

笑みを浮かべながら高らかに告げる。

 

ギスカールよ背信者よ。

神の代理人としてこのボダンが

汝に懲罰を与えにまいったぞ。

 

ついでに異教徒共!

地獄に叩き落とし焼き尽くしてくれよう!と。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

ギーヴとモンフェラートの戦いは

思いのほか激しかったものの

予想通りギーヴが勝ちましたね!

 

モンフェラートも将軍として

かなりの実力者なのは間違いないですが

将としてではなく武の戦いでは

一歩及ばなかったようです。

 

これでアルスラーン軍とルシタニア軍の戦いも

一段落かと思ってましたが

ここでボダンが第三勢力として乱入とか

めっちゃ盛り上がる展開が!

 

以前ボダンの就寝中に

魔道士らしき介入があったので

何かしら動きはあると思ってましたが

このタイミングとは流石に驚きました。

 

というよりも誰よりも驚いたというか

がっかりしたのはギスカールでしょうね。

 

名だたる将達が討たれて

これまでかと思ったところで

ルシタニア軍の援軍が!

 

これで立て直せる!かと思いきや

ボダン率いる聖堂騎士団とか

もう踏んだり蹴ったりだろうなと。

 

ただこれによって流れ次第ですが

ギスカールがこの戦場から

撤退する隙も出来るかもしれないので

その意味では助かったのかも。

 

何にしてもあっさり終わるかと思われた

第二次アトロパテネ会戦ですが

思いのほか先が読めない展開になってきたようです。

 

ボダン自身の軍略は大したことないですが

彼ひいては聖堂騎士団の狂信者振っぷりは

決して侮れないでしょうね。

 

まあ、でもナルサスがこの事態に際し

何も対応しないなんてことはないでしょうし

一体どんな対応をするのか楽しみです。

 

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