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【漫画版】アルスラーン戦記 最新 117話 ネタバレ&感想 第二次アトロパテネ会戦

2023年4月7日発売の

別冊少年マガジン 5月号に連載されている

アルスラーン戦記 117話

ネタバレ&感想になります。

 

第117章 アトロパテネの再戦

内容ネタバレ

 

第二次アトロパテネ会戦の幕が上がり

早速ルシタニア軍の騎兵が動き始める。

 

数についてエラムは五千

アルフリードは三千と言い睨み合うが

ナルサスは間を取って

四千だとアルスラーンに伝える。

 

その上で当初の予定通りだと話ずと

アルスラーンは合図を送り

それを見たジャスワントは旗を大きく動かし・・・。


ルシタニアの騎兵が眼前のパルス軍に対し

正面から突撃しようとしたところ

パルス軍は戦うことなく退き始める。

 

騎兵を率いる者はこれは

いつものパルス軍のやり方だとして

速度を落とすように声を張り上げた瞬間

後方にパルスの騎兵が姿を見せる。

 

思っていた通りの動きを見せる

パルス軍に対し部隊長は

探りはここまでだとして

引き返して本隊と合流すると指示するも

その胸に矢が突き刺さっていた。

 

矢を放ったのはファランギースであり

一戦も交えず引き返すなどつれないと告げ

迫るルシタニア兵を次々と射殺す。

 

そして主将の首が所望だと剣を持ち

兵と共に切り込み前線をかき乱すことで

ルシタニア軍を混乱せしめるのだった。

 

そしてルシタニア本軍である

七万六千の軍勢が動き出すが

彼らの動きを予測していたのか

前方にある丘の上に

ダリューン率いる部隊が待ち受けていた。

 

軍を率いるモンフェラートは

相手にとって不足なしであるとして

自ら迎え撃つことを宣言し

軍の士気を上げようとするが

その瞬間丘の上から石が降り注ぐ。

 

その石は丘の上に配備された

投石車から放たれたものであり

思わぬ攻撃を前にルシタニア軍は

阿鼻叫喚の様を呈していた。

 

その光景を離れた場所から見ていた

パルス兵が痛快だと笑みを見せる中

ルシタニア人であるエトワールは一人

顔を真っ青にしていた。

 

そんな彼女に声をかけるジムサだが

ザラーヴァントから王太子の客人だと聞かされ

戦士としてここにいるわけではないと判断したのか

手柄を求めて一人馬を走らせる。

 

それを見たザラーヴァントは

勝手な行動するなと窘めながらも

あの大軍に一人で突っ込むとは

無謀な奴だ!と呆れた表情を見せていた。

 

一方その頃アルスラーンのいる本陣にも

矢が届く距離にまで敵が迫っていた。

 

ジャスワントはアルスラーンに

危ないから下がるようにと再三願い出るが

アルスラーンは頑なに留まり続ける。

 

・・・ここはアトロパテネだ。

今度は逃げぬと。

 

その戦いの事を知っていた者達は

痛まし気にアルスラーンに目を向けるが

ナルサスは諫言する。

 

殿下 勇気を無駄遣いなさいますな。

矢は甲冑と盾があれば防げるが

そのようなものが役立たぬ場合こそ

勇気が必要になりましょうと。

 

諫言を受けアルスラーンは

眼前の兵達が笑みを浮かべて頷くのを見て

ここに留まるべきではないと思いなおし

私は皆の邪魔をしないようにしようと

後方へと下がるのだった。


アルスラーンの一団が

主戦場を離れたのを見たダリューンは

全軍突撃!と声を張り上げる。

 

先頭に立ったダリューンの圧倒的な武力を

目にしたルシタニア兵が恐怖に慄く中

モンフェラートはギスカールの元へ訪れ

後方に置いてある二万の兵を動かすべきだと献策。

 

ギスカールはその二万は糧食と宝物を

守るためのものであるとして躊躇するも

モンフェラートからわが軍にとって

今必要なのは金銀ではなく鉄だと言われ

守備二万を動かすことを決断する。

 

丘の上にいるパルス軍の伝達兵は

守備二万が動き出したことに気づき

旗を振りその情報をすぐさま送る。

 

ルシタニア兵の一部は

丘の上に伝達兵がいることに気づき

兵を向かわせようとするが

何故か味方のはずのルシタニア兵から

矢を射られてしまうことに。

 

裏切り者が出たぞ!と叫び声が上がるが

矢を放ったのはルシタニア兵に扮したパルス兵であり

ルシタニア軍の中に動揺が広がり始める。

 

そしてそれを助長するかのように

変装したパルス兵は戦場へ向け

大声で叫んでいた。

 

王弟殿下が逃げたぞ!

ギスカール公が逃げた!と。

 

その声は混乱し劣勢に陥りかけていた

ルシタニア兵に瞬く間に広がり

ある兵士がもうだめだとボソっと呟く。

 

それをきっかけにしてルシタニア兵の間には

まともに戦ってパルス軍に勝てるわけがない

王弟殿下も逃げたのに俺達が逃げて何が悪いと

一気に恐怖と不満が噴出。

 

その結果ルシタニア兵は恐慌状態へと陥り

我先にと逃げ出し始める。

 

ギスカールはあの程度の流言で崩れるか!と

逃げ始めた兵達に毒づくが

それを好機としてパルス軍は一気に攻勢に。

 

モンフェラートはこの事態に際し

おぬしらの勇気と忠誠を神は試しておられると

なんとか軍を落ち着かせようとしていたが

今にも倒れそうな兵士の一人が告げる。

 

神は本当に我らをお守りくださるのでしょうか・・・。

本当に信じてよいのでしょうか・・・。

本当に何も間違いはなかったのでしょうか・・・と。

 

その言葉に何も返せず黙るモンフェラートの前に

神々はいつでも間違うとギーヴが姿を見せる。

 

そして間違った結果を人間に押しつけるものだと

不敵な笑みを浮かべ立ちふさがるのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

ついに始まった第二次アトロパテネ会戦ですが

なんというかナルサスの策が嵌りすぎて

めちゃくちゃ有利に進んでいますね・・・。

 

それだけナルサスの知が隔絶している

証拠だとは思うんですが

こうも苦戦せずに圧倒するのを見ると

ちょっと拍子抜けの部分も。

 

まあ、圧倒する姿というのも

それはそれで良いものだとは思うんですが

もうちょっとどっちが勝つか分からないみたいな

白熱した戦いも見て見たい気もします。

 

それはそれとして王弟が逃げたという

流言についてですが

第一次アトロパテネ会戦で

アンドラゴラスがやられたことの

意趣返しなんですかね?

 

あの時は確か裏切り者の

カーラーンの兵によって

戦場にもたらされた流言だったはず?

 

第一次でやられたことを

第二次でそっくりやり返すとか

ナルサスの質の悪さがよく出ているなと(苦笑)

 

どちらにしてもまさに効果は抜群で

ルシタニア兵が逃げてしまうのも

分かる気もします。

 

その前には投石車で石を浴びせられ

ダリューンの圧倒的な武力を

前にしたわけですからね・・・。

 

ともあれ現在の戦況は

アルスラーン率いるパルス軍が

優勢にあるのは間違いないかと。

 

そしてギーヴがモンフェラートを討ち取れれば

決着がついたも同然でしょうね。

 

実質的に将として軍を率いているのは

副将のモンフェラートだと思いますし。

 

ここでモンフェラートを討てるかどうかで

この戦いがすんなり終わるかかかっていると言っても

過言ではないと思いますので

ギーヴが討ち取れるかどうか楽しみです。

 

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