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君は008 最新 第251話 ネタバレ&感想 首領の語る未来

2023年5月17日発売の

週刊少年サンデー 25号に

掲載されている

君は008 第251話

ネタバレ&感想になります。

 

第251話 ”凄い”未来

内容ネタバレ

 

首領を討つ絶好の機会を蹴って

その心を覗く選択をとった野原。

 

”テレパガン”を使い心を繋げた先には

笑みを浮かべた首領が待っており

野原はムカつきを露わにするが

首領はまずそこからだと語り始める。

 

人は・・・他人の中に

自分と同質なものを見つけた時に

”ムカつく奴”と感じるという・・・。

 

そうムカつくのは君がボクと

同じ人種である証拠であり

君の中にはボクと同じ”狂気”が確かにあると。

訳知り顔で語る首領に野原は

勝手に言ってろ・・・!と零すが

首領はさらに語る。

 

ボクは新人類組織ドグラ・マグラを

構想した時・・・

まず自分の”分身(クローン)”を創った。

 

ボクの中の”狂気”を増やそうと思ったものの

創られたクローンたちには

ナゼか”狂気”が宿らなかった・・・。

 

理由は分からないが”狂気”は

積み上げた経験の中に宿るのかもしれない。

 

だからボクの夢みる”凄い未来”の到来には

君のような人物が大事なのだと。

 

”凄い未来”とは何なのか訝しむ野原に

首領はこんな未来さ!と

首領が考える”凄い未来”について

野原にも分かりやすく体験させながら語る。

 

それは物語の世界でしかいない

ドラゴンや魔法と言ったファンタジー。

 

まだ作ることさえできない

巨大なロボット・・・

野原はわくわくする気持ちを

必死に耐えていた。

 

続けて首領の話は食事にも及び

今よりもさらに進化した

美味い料理を食べさせられ

これでもかという程未来を体感させられ

すでに陥落寸前という有様に。

 

そんな野原に対し首領は止めとばかりに

彼が望むハーレムについて語り始める。

 

パラメーターで好みのタイプの女子を

一国分でも創るがいい!

君だけを愛する王国を!

 

その言葉通り大勢の好みの女性に

群がられながらも野原はまだ折れず

煩悩退散とばかりに座禅を組み始める。

 

間一髪のところで精神ブロックした野原に

首領は感心しながらも

いつまでもつかな・・・?と

不敵な笑みを浮かべ・・・。

野原はそんな首領の思惑に

内心まったくその通りだ!と思っていた。

 

すでに8割方落ちている野原に

首領は語り掛ける。

 

ボクと共に来ることが

王や皇帝や独裁者と違う点が一つある・・・。

 

それはこの欲望は

永遠に続くということ。

 

山が削られ海が干上がっても

キミの生は終わらない!

 

永遠の命を恐れる者もいるが

キミはそんな凡人ではないはず!

 

今君の感じている”正義感”などは

悠久の時の流れの中では

チリ以下の概念であると。

 

首領の言葉を聞くにつれて

野原の心はそちらに傾きつつあった。

 

そして思う。

ボクは・・・諜報員失格だ・・・。

そうはじめから無理だったんだ・・・

だったら・・・だったらいっそ!

 

そう思った野原の耳に

キュルルルルという

どこか聞き覚えがある音が。

 

どこかで・・・と野原が

その音が鳴る方へと目を向けると

そこには工場で作業する父の姿があった。

 

学生の野原は作ったばかりの

ネジを投げ捨てた父に

よくできていると思うけど

なんで捨てたのかと問いかける。

 

父は削りが少し甘いと答えるが

野原はこだわりすぎだと思い

ちゃんと使えるし誰もそんなとこまで

見ないと思うと思うところを話す。

 

父もその言葉に同意しつつも語る。

でもお天道様は見ているのだと。

 

その後父の工場は差し押さえられ

体を壊して倒れ野原は涙を流す。

 

そんな彼が中野高校と出会い

入学を決めたのはある質問をし

その答えを貰った時だった。

 

Q:エージェントの仕事は

お天道様に恥じないものですか?

A:当然です。まさに正義の仕事です。

 

野原は思い出す。

自分が諜報員になったのは

両親の工場を守るためだと。

 

その事を思い出した野原は

先程までの誘惑を全て振り払っていた。

 

確かに凄い!凄い未来だけど・・・

ただ、凄いだけだ!と。

 

首領はすでに9割方落ちていたのに

自分の夢が壊れてゆくのを見て叫ぶも

崩壊は止まらず・・・。

 

心の世界から戻った首領は

目から一筋の涙を流しながら

本当に残念だと口にする。

 

そして同じように戻ってきた野原は

どこか悔し気に歯を食いしばりながらも

タイブレードを握るのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

野原を説得するために

”凄い未来”を体感させた首領ですが

正直言ってあれは羨ましい!

 

ドラゴンや魔法と言ったファンタジーや

ガ○ダムレベルの巨大ロボットとか

滅茶苦茶気になる!

 

そして食事に関しても

ちょっと抵抗はありますが

今の世界で味わえない程

美味い料理とか体験してみたいものです。

 

もちろん野原の所望する

自分の好き勝手出来るハーレムも!

 

正直自分が野原の立場だったら

即頷くだろうなと思わざるを得ないだろうなと。

 

普通だったらあんな未来なんて

どう考えてもあり得ないんですが

ドグラ・マグラの首領ですし

本当にそうなってもおかしくないですしね。

 

それを両親の工場を守りたい!と

撥ね退けた野原は大したものだと思います。

 

恐らく大丈夫だろうなとは思ってましたが

野原の心にもちゃんと芯があったんだと

正直見直しましたね。

 

そんな感じで首領の誘惑に勝ったわけですが

これからどうなるのか気になるところ。

 

普通に戦ったらどうやっても

太刀打ちできる相手じゃないのは明白なので

アララギから託されたものを

どうにかして使うしかないとは思いますが

その使い方も不明ですからね・・・。

 

というよりも世界の命運を賭けるのが

野原という点でちょっと不安ですし

主人公であるエイトの見せ場が無くなっちゃうのは

流石にない気がします。

 

どちらにしても説得に失敗した以上

首領も野原に対してちゃんと対処するでしょうし

どう考えても厳しいことになるかなと。

 

ただエイト達も乗り込んでいるので

それ次第で今後の展開も変わってくるかも。

 

それでも首領には勝てなそうですが

野原一人よりはマシだと思いますし

彼らの参戦に期待したいところです。

 

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