2023年5月10日発売の
週刊少年サンデー 24号に
掲載されている
君は008 第250話の
ネタバレ＆感想になります。
第２５０話 ラスボス問答
内容ネタバレ
今回の戦闘において
ボクが最も注目した旧人類・・・
それは君だ！
見知らぬ男（首領）に
突然そんな事を言われ困惑する野原。
一体誰なのかと訝しむ野原だが
男がドグラ・マグラであると名乗った瞬間
声にならない悲鳴を上げ！？
野原は慌てふためきながらも
なんとしてもこの場所から逃げ出そうとするが
すでに入ってきた扉は締められ
逃げ出す事すら出来なかった。
そんな野原の行動に
首領は嗤いながら告げる。
その生へのあくなき執念・・・
あくまでも絶望を拒絶する
往生際の悪さ！
そしてなにより己の欲する栄光のためになら
決して敵うはずのない強大な力にすら
自ら立ち向かっていく最高の”狂気”！
そうそれはまさに・・・
昔のボクだ・・・と。
思いもよらぬ言葉を受け
野原は激昂するが
首領はなおも言葉を続ける。
君は己が”見たい”と思った光景を見るため
ならば命すら惜しまないだろう？と。
野原はその言葉に心当たりがありすぎたのか
内心ナゼそれを知っている！と驚愕するが
首領はゆっくりと語りかける。
この世界は己の”欲望”に
命をかけられる者達によってのみ
進歩してきた。
理解の及ばない凡人達は
君を蔑み時には迫害するだろう・・・
真実、未来を作ってゆくのは
君やボクだ！
ボクの目指す”凄い未来”を迎えるために
その”狂気”が必要だ！
ともに世界を手に入れないか？と。
呆気にとられるに野原に首領は
世界の7割をあげると提案する。
真の目的は世界征服ではないからと。
野原はなにをバカなことを・・・と
呆気にとられながらも断るが
首領はさらに提案する。
それは精神コネクト装置”テレパガン”を使い
自分と野原の心を繋ぐことで
一切の隠し事のない状態で
説得したいというものだった。
動きを止める野原だが
首領の次の言葉に好奇心が湧き上がる。
君は世界を手に入れた男の
心の中を覗きこめるチャンスを
ふいにするのかな？と。
そして首領は野原の返事を待つことなく
自らに”テレパガン”を撃ちこみ
その場に意識を失い倒れ込み・・・！？
一人残された形となった野原は
意識を失った首領に
そーっと声をかける。
首領が意識を失った事を確認すると
ごくりと喉を鳴らし思う。
これってちゃんすじゃね？と。
意識を失った首領を討つのは
どう考えても簡単であり
人生最大のちゃんすに
震えながらタイブレードを向ける。
しかしその時首領の言葉が
脳裏に思い出される。
チャンスをふいにするのかね・・・と。
チラと”テレパガン”へと目を向けたものの
迷いを捨てろ！と奮起し
タイブレード突き刺そうと動く野原。
しかし野原のとった選択は
首領の命を奪う事ではなく
”テレパガン”を使い
首領と心を繋ぐことだった。
精神世界の中、首領は
そうすると分かっていたかのように
笑いながら野原に語りかける。
本当に殺せてしまう最大のチャンスだったのに
やはり君は好奇心を優先したね・・・。
ボクの見込んだ通りの男だ！
嬉しいよ野原英雄！と。
野原は見通されていた事に
悔しそうに顔を歪めながら
ムカツクおやじだなと口にするが
首領はそんな野原に嗤いかける。
素晴しい！
まずはそこからはじめよう！と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ！
感想
いきなり首領と遭遇することになって
どうなるかと思ってましたが
思いのほか野原のことを買っているみたいですね。
全く興味がないならば
自信があったとしても
ああも無防備な姿を晒さないでしょうし。
ただまあ首領が野原の事を
買っているのはわからないでもないかなと。
好奇心というか欲望にあそこまで忠実で
さらに行動力もあるわけですからね。
あれを上手いこと使えるならば
これ以上にない程力になると思いますし。
首領もおそらく本気で
野原を勧誘しようとしているみたいですし
一体どんな風に説得するのか気になるところ。
”誘惑の満漢全席フルコース”と
予告にありましたので
まあ、野原が喜びそうな事を
沢山ならべるんだろうなと。
間違いなく女関係だと思いますが
それを欲望に忠実すぎる野原が
はねのけられるのか見物ですね（笑）