2023年7月13日発売の
モーニング 33号に
掲載されている宇宙兄弟 402話の
ネタバレ&感想になります。
第402話 別れの挨拶
内容ネタバレ
六太と日々人がソユーズを使い
地球に帰還することになり
JAXAもすぐさま動き出していた。
NASAとロスコス主体ではなく
JAXAの管制で帰還させるにあたり
ロシアの日本常駐チームの力を借りるべく
グレゴリーとゾーヤの二人を
JAXAに呼ぶことを決める。
いきなり連絡を受けた二人は
準備もそこそこに迎えに来た車に乗り
早速JAXAへと向かうことに。
日本語が堪能で明るく調子のいいグレゴリーと
彼曰く日本語は少ししか出来ないが
ソユーズの知識・操作に関しては天才的なゾーヤ。
対照的な二人ではあったが
雰囲気は悪くなく
JAXAでも歓迎され
早速管制室へと案内されることに。
そこでは今回のミッションで
フライトディレクターを任された
レジェンドの若多からも
期待の声をかけられていた。
デスクに案内されたゾーヤは
殺風景なデスクのアレンジすることの
許可を求め認められると
持ってきたアニメのフィギュアを飾り始める。
そのフィギュアは彼女が好きな
伝説のアニメ”クリムゾンメサイヤ”のもので
このアニメを生み出した日本で
日本初の帰還ミッションを
ロシア人の自分が関わることに
感慨深く思っていた。
メドヴェージのエンジン噴射を確認
オリュールメドヴェージ上昇中の報告を受け
若多はそろそろだとグレゴリーに声をかける。
ソユーズの軸回転を5分後に停止させます。
オリュールはソユーズの下から接近し
ソユーズ軌道モジュールのハッチが
最終的に月面を向くように
姿勢制御してくださいと。
笑みを浮かべて了承したグレゴリーは
傍らのゾーヤに声をかけ
二人の仕事が始まる。
皆が固唾を呑んで見守る中
ゾーヤ主体となって行われた操作は
誰の目にも文句の付け所なく
完璧なものだった。
一発で成功させた二人に歓声が上がり
補佐を務めたグレゴリーも
完璧に仕事をこなしたゾーヤを賞賛し
ディレクターの若多も
そんな彼女を讃えるのだった。
船内からもソユーズのハッチが
こっちを向いているのが分かり
六太達は最後の準備に取り掛かる。
日々人の準備を手伝いながら
吾妻は頭を下げる。
本当にすまない。
本来なら俺が行くべきとこなのに・・・と。
しかし日々人は吾妻に
むしろワクワクしていることを明かす。
まさか宇宙遊泳をできるなんて・・・
夢がもう一個叶いますと。
少し面食らったような表情を見せる吾妻だが
日々人から手が治ったらまた
キャッチボールやりましょうと言われ
笑みを浮かべて握手に応じるのだった。
それぞれに別れの挨拶を交わすうちに
時間となりマクシム達は
オリュールに戻り始める。
そうした中、フィリップは
六太に抱き着き涙を流す。
ずっと一緒だったのに・・・
こんな途中で・・・と。
そんなフィリップの気持ちを
誰よりも理解していた六太は
宥めるように声をかける。
月で一番長く一緒に過ごしたもんな俺たち。
俺たちの地球へ帰ろうぜフィリップと。
フィリップと最後にヤァマン!と
拳を合わせた六太はオリュールへと戻る
マクシム達から最後の激励を受けつつ
いよいよ兄弟二人きりとなる
ミッションへと臨むのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
今回はJAXA側での話から
始まったわけですが
まさに順調といったところですね。
グレゴリーとゾーヤという
新キャラ(たぶん?)が登場しましたが
どちらもクセはありそうですが
しっかりと仕事をこなしてくれましたし
言う事ない出来だったと思います。
レジェンドとして若多さんが登場しましたが
こちらも本作においては初登場?
モデルとなったのは若田光一さんかな?
前に野淵(野口)さんは登場しましたので
ここにきての登場は中々にアツイなと。
そしてついに兄弟ミッションへと
臨むことになるわけですが
六太とフィリップの別れが辛い・・・。
ジョーカーズの大半が地球に戻った後も
ずっと行動を共にしてきたわけですし
出来ることなら一緒に帰りたかったというのが
正直なところでしょうね。
最後にフィリップとヤァマン!と
拳を合わせたシーンは
色々と感慨深かったです。
そんな感じで別れの挨拶を終え
ついに次回ソユーズに向けて
宇宙遊泳を行うことになりそうですね。
テザーを延長出来たことで
多少ゆとりはできましたが
それでも最難関のミッションだと思いますので
二人がどうこなすのか楽しみです。
流石に失敗しないとは思いたいですが
最後の最後になにかしらトラブル
というのも二人ならありえそうなだけに
ちょっと心配ですが・・・。
まあ、その場合でも南波兄弟ならば
なんとかしてくれると思いますので
ハラハラしながら見守りたいと思います。
ちなみに気になる続きについては
7/27発売の35号にて掲載予定とのこと。