2023年6月15日発売の
モーニング 29号に
掲載されている宇宙兄弟 401話の
ネタバレ＆感想になります。
第４０１話 つなぐ
内容ネタバレ
話し合いを続けるバトラーのもとに
ロスコスから連絡が入る。
それはどうにかしてテザーを
延長できないかという
問い合わせの返事だった。
ロスコスの話ではオリュール内で
荷物を固定している”ラッシングベルト”が
使えるとのことで長さは4Ｍ、
素材も宇宙空間にも耐えられるらしく・・・。
エディからの指示を受け
ラッシングベルトとテザーを
繋げる作業へと入る六太達。
ロスコスからの連絡を受け
誰よりも喜んでいたのはベティだった。
それだけあればヒビトとムッタが
つながったままソユーズに跳べる！
失敗してもムッタが引き戻せばリトライでき
逆にヒビトがソユーズに到着さえ出来れば
あとはムッタを引き寄せるだけでいい。
よかった・・・！
安心感が全然違うと。
平行して荷物も締めなおした後
六太達は20分程時間が使えることから
船内で移動の練習をすることに。
指示されるままに試す二人だが
思いのほか難しかったようで
困難なのは明らかだった。
六太は一発で真っ直ぐ跳ぶのは難しく
ダーツの矢のように遠くの的を狙って
自分自身を跳ばす・・・
ぶっつけ本番じゃ絶対無理だったと
その表情は晴れずにいた。
そして六太よりも早く
コツを掴みつつある日々人だが
問題は宇宙服を着ても
同じ動きができるのかどうかだと感じていた。
そして次は本番同様に
テザーを付けた状態で試すことになるが
六太はテザーも延長されて
日々人とつながったまま行けることで
だいぶリラックスできつつあった。
そんな六太の状態に気付いていたのは
彼らの状態をモニターしていたクジョーだった。
六太のデータを見て
彼がほとんど寝れてないのは明らかだった。
しかし代わりのクルーがいない今の状況で
六太の寝不足を指摘してどうなる・・・？
けど立場上クルーの体調を
全体に報せる義務はある・・・。
どうするべきか悩むクジョーだが
六太が栄養ドリンクを口にしている
光景を見て心を決める。
やるしかないもんな・・・
こっちももう信じるしかない——
頼むで・・・！頼むで六太君！と。
そして十二分とは言えないものの
何度も試した後
ついに噴射の時間が訪れる。
六太と日々人がシートに着き
ベルトを締めたのを確認したロスコスは
”オリュールメドヴェージ”の
高度を上げソユーズに近づけるべく
メドヴェージの正転噴射を開始。
噴射の勢いは激しく
船内がガタガタと揺れる中
マクシムは座ったついでだと
日々人と六太の旅の成功を
イメージしようと言い出す。
それはロシアの風習ともいうべきものであり
皆はその言葉に従いただ黙って
成功のイメージを思い浮かべる。
ソユーズに接近中、上昇速度を落とします。
との報告を受けロスコスは
ひとまず15Ｍ間隔で停止し
帰還船の軸回転をとめようと指示。
六太はいよいよだと感じながらも
その表情に影はなかった。
大丈夫 想像ではうまくいってると。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ！
感想
とりあえずロスコスからの連絡が
朗報で何よりでしたね。
ここまで状況が良くないと
畳み掛けるように悪いことが続く
なんて可能性もあるのかなと思ってましたし。
何にしても当初の予定よりも
遥かに良くなったのは間違いないかと。
六太があんまり寝てないのが
ちょっと気になりはしますが
クジョーの言うように事ここに至って
それを指摘しても何にもならないですからね。
あとは六太を信じて
上手く行くように祈るだけかと。
それにしても六太に比べて日々人は
本当に精神的に強いなと改めて感じます。
ちゃんと眠れているのもそうですが
この状況でも笑えるのは本当に強いなと。
当然日々人にも不安はあるでしょうけど
それを顔に出さないというだけで
大したものだと思います。
もちろんそうできるのは
兄である六太が一緒だからだと思いますが
こういう状況において
心強いのは間違いないかと。
そんな日々人に引っ張られる形で
六太もリラックスできているみたいですし
本当に互いに弱い所を補う
良い兄弟だと改めて思います。
最後のページに在りましたが
”ヒビトがひっぱり、ムッタが支える”
”今までも、今回も”
という言葉がぴったりだなと。
ともあれ後はクジョーと同様に
信じるしかないわけですし
無事に成功することを願うばかりです。
ちなみに気になる続きについては
7/13発売の33号にて掲載予定とのこと。