2023年8月17日発売の
モーニング 38号に掲載されている
宇宙兄弟 403話の
ネタバレ&感想になります。
第403話 兄弟だからこそ
内容ネタバレ
六太達の挑戦を見守るため
JAXAを訪れたせりかと北村。
管制室ではレジェンドである若多に出迎えられ
今回サポートを務めるロシアの
グレゴリーとゾーヤを紹介されることに。
デスクにクリムゾンメサイヤの
フィギュアがあることに気づいた
せりかたちは懐かしさを感じ
ゾーヤは知っている人がいたと
嬉しそうに声をかけていた。
そんな彼らを見てせりかは思う。
若多さんが”フライト”で
ロシアからの助っ人が二人もいる。
絶対・・・大丈夫・・・!だと。
着々と準備が整いつつある中
六太は日々人に
ジェットアームを手に声をかける。
日々人これ・・・月で使ったから
ほとんど推進剤残ってないけど
まあお守りくらいにはなると。
日々人はムッちゃんが着けときなよと返すが
六太は俺はお前がソユーズに
着きさえすりゃ必要ないと言い
お守りねえ・・・と
改めて自身の左手を見る。
そこには”We are space brothers”の
シンボルマークワッペンが貼ってあり
日々人はじゃあ片方ずつ分けようと言い
右手用を受け取り左手用は
六太が着けることになるのだった。
その頃NASAではケンジと新田が
状況を知るためバトラーの元へ訪れていた。
あと20分ほどで二人が船外に出るところらしく
ケンジと新田はこんなことになるなんて・・・と
表情を暗くしていた。
同じく日々人と関り深い
フレディとバディの姿もあり
日々人が先に行くと聞いたバディは
暗い表情で語る。
俺が地球軌道で初EVAをした時の・・・
”落下していく感覚”に襲われた恐怖体験を
ヒビトに自慢げに話した事があるが
あいつらがこれから体験することに比べたら
なんの自慢にもならないと。
一方その頃宇宙では
ロスコスの指示を受けたマクシムが
オリュールの移動操作を行っていた。
フランツにも協力を頼んだマクシムは
無事予定通りソユーズから6Mほどの場所に
オリュールを停止させることに成功。
これ以上彼らに出来ることはなく
言葉もなくただ六太達の成功を祈るのみだった。
NASAで仮眠をとっていたビンスが
ジョーカーズの面々に合流した頃
JAXAにいるせりかたちの元に
六太達を見守るべくシャロンが訪れる。
シャロンから不安だと明かされたせりかは
私たちもですと同意しつつも
二人の事について語る。
二人は自ら兄弟でソユーズに行くことを選び
とてつもない勇気がいることだと思うが
それは多分・・・あの二人だからこそ
兄弟だからこそ・・・だと。
関係者が見守る中、全ての準備を終え
日々人に確認を取った六太は
日々人からあと一個だけと
ある頼みごとをされることに。
それは幼い頃よくやった
”無重力版勇気のポーズ”であり
六太も・・・まじかよと口にしつつも
日々人と共にポーズをとっていた。
六太はなんとも言えない表情をしていたが
でもこれで外に出る”勇気”でたよなと
日々人から言われ
さすがオレの考えたポーズだと
笑みを浮かべていた。
そんないつもと同じような雰囲気の中
ついにメドヴェージのハッチが開かれると
六太に促された日々人が
帰還船から顔を出し二人は
前代未聞の船外EVAへと挑むのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ようやくハッチが開かれ
ミッション開始となったわけですが
正直ハラハラしっぱなしですね。
当然ながら準備万端で
あとは二人次第ではありますが
恐らくこのミッションが最後にして
最難関なのは間違いないかと。
やる事自体は単純で
帰還船から出てソユーズまで
一直線に向かうだけなんですが
実際に想定してみると
怖くて仕方がない・・・。
何もない宇宙の中を6Mとはいえ
跳ぶわけですからね。
もし跳ぶのに失敗してしまったら
その時は諦める他ないとか
恐怖でしかないなと。
私がネガティブ寄りの考え方だから
そう思うのかもしれませんが
失敗した時には死あるのみというのは
正直恐怖で足が竦みます・・・。
バディが自分の恐怖体験を
日々人に話して自慢した話もありましたが
その時でも恐らく命綱があったでしょうし
彼が言うように比じゃないでしょうね。
それに今回も色々な人達が
六太達を見守っていますが
自分がこれ以上何もできないというのも
中々にキツイ・・・。
マクシム達は出来ることならば
代わってあげたいと思っているでしょうし
地球にいる人たちはそれこそ
何もできないわけですからね。
ただ祈るだけしか出来ないというのは
彼らが仲間で大事だからこそ
心にくるものがあるんだろうなと。
なんにしても事ここに至っては
二人の成功を祈るほかないので
まずは日々人が無事ソユーズに
辿り着くことを願うばかりです。
気になる続きについてですが
9/14発売の42号で掲載予定とのこと。