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キングダム 最新 790話 ネタバレ&感想 司馬尚の檄

2023年3月14日発売の

週刊ヤングジャンプ 15号に掲載されている

キングダム 第790話

ネタバレ&感想になります。

 

第790話 青歌の血

内容ネタバレ

 

王翦を守る近衛兵団を蹴散らし

王翦へと迫る司馬尚。

 

しかし間一髪のところで

亜光・倉央の二将が駆けつけたことで

状況は一変していた。

 

司馬尚を守るべく

立ち塞がる青歌兵だが

倉央は司馬尚を孤立させるべく

周りの兵に襲い掛かる。

 

次々と兵が討たれるのを見て

司馬尚は前にカン・サロから

言われたことを思い出す。

 

李牧を受け入れるか否か話した際に言われた

”青歌の血が流れる——”という言葉を。

「反対です」

李牧の受け入れについての話に

即座に反対したのはカン・サロだった。

 

ジ・アガがお前が助けを求めてきた

人間を拒むのは珍しいと声をあげる中

カン・サロは相手が危険すぎると語る。

 

李牧は今は追われる身だが

本来趙国の命運を握る国士だ。

 

その李牧を受け入れれば

青歌はいずれ必ず

趙の大禍に巻きこまれると。

 

上和龍は邯鄲の軍が押し寄せるなら

粉砕してくれると鼻息を荒くするが

カン・サロは違うと否定した上で

自らが危惧していることを説明する。

 

俺が言っているのはもっと先・・・

青歌が趙の戦争に巻き込まれると

言っているのだと。

 

楽彰は李牧に手を差し伸べるのは

相応の覚悟が必要だと

カン・サロの危惧を理解し

カン・サロはその通りだと同意した上で

司馬尚に提言する。

 

巻きこまれれば引き返せず

他人の戦争で青歌の血が

流れることになりますぞ城主と。

 

そんなカン・サロの声もあったが

司馬尚は李牧を受け入れることを決める。

 

そして李牧は青歌の民にも受け入れられ

その檄に民達も声をあげ・・・。

次々と傷つき血を流す青歌兵に対し

司馬尚は声をあげる。

 

我らはこんな所で倒れるために

青歌の城を出たのではない。

 

こんな所で倒れるために

共に歯を食いしばって

青歌を作り上げたわけではない。

 

青歌は我らの”国”だ。

我らの手で作り上げた国だ。

 

その青歌が言わば

”他人の戦争”に加わったのは

青歌が”青歌の精神”が何かを手にするため。

そしてそれを内外に示すためだ。

 

険しい道を選択した青歌の人間を・・・

当主として誇りに思う。

 

だが ここで皆が倒れては全てが無に帰す。

我らがここで死に絶えれば

青歌も崩壊し朧と消える。

 

我らは帰らねばならぬ。

子や親の待つ青歌へ。

 

ならば武器をもう一度力強く握り直せ。

侵略する者達へ示すのだ。

青歌の刃は決して砕けぬことを。

勝って青歌に帰るぞ。

 

司馬尚の言葉を聞いた青歌兵は

戦場が震える程に呼応し

先程までの劣勢が嘘かのように

一気に盛り返していた。

 

それを見た倉央はこのままではマズイと

亜光に声をかけようとするも

亜光は駆けつけた楽彰と相対し

動けなくされていた。

 

楽彰の到着にさらに士気を上げる

青歌兵をよそに倉央は

舌打ちしながら司馬尚を狙おうとするも

その動きを阻むようにカン・サロも参戦。

 

第一将と第二将が揃ったことで

青歌兵の士気は留まることを知らず

再び王翦を討つべく攻勢の出るのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

前回のラストで亜光と倉央が

間一髪のところで間に合い

これから反撃かと思いきや

そう上手くはいかないようですね。

 

まあ、そんな簡単にはいかないだろうなとは

正直思っていたものの

こうもあっさり挽回されるとは・・・。

 

ただでさえ司馬尚の檄で

士気爆上がりした青歌兵に

さらに第一・第二将の揃い踏みとか

泣きっ面に蜂もいいところ。

 

折角ナイスタイミングで戻ってきた

亜光と倉央ですが活躍する前に

見事に食われた感じです。

 

それにしても司馬尚の回想と檄から

色々と分かってきた事もありましたが

司馬尚と王翦って結構似てるのかも。

 

二人が類まれな将なのは当然として

自らの”国”を作ろうとしているところが

共通しているのではないかと。

 

もちろんその過程というか

国に対してどう思っているのかまでは

恐らく違うとは思いますが

国を作ろうとは普通思わないですし

口にはしないと思います。

 

それだけ将として異端の二人が

この戦場で相対したこともそうですが

六将と三大天という国を代表する

大将軍であることがこの時代を

良い意味でも悪い意味でも象徴している気がします。

 

気になるのはそんな両者の戦いが

どんな結末を迎えるか。

 

どう考えても今の状況を見る限り

王翦側が滅茶苦茶不利なのは明白ですが

王翦がすんなり討たれるとも思えませんし

一体これからどうするのかなと。

 

この状況を打開する方法があるのか

それとも手詰まりなのかはわかりませんが

王翦がどんな一手が打つのか

これからの展開が楽しみです。

 

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